2012.1.20　大島教授と池田信夫サンの会話

池田信夫 @ikedanob

これから大事なのは、反原発派が現実を直視すること。大島堅一氏などは「福島で健康被害は出ない」と認めたので、目が覚めるのはあと一歩だろう。自分のやってきた「運動」が無駄だったと認めるのはつらいだろうが。 http://t.co/I3XSWUdN

大島堅一 @kenichioshima

どこをどのように読んだら「「福島で健康被害は出ない」と認めている」のか、著者である当方には理解できません。→RT @HitoshiOfficial: RT @ikedanob: これから大島堅一氏などは「福島で健康被害は出ない」と認めた http://t.co/cTGMesp4

池田信夫 @ikedanob

記事に引用したんですけど。ページ数つきで。 RT @kenichioshima: どこをどのように読んだら「「福島で健康被害は出ない」と認めている」のか、著者である当方には理解できません。

池田信夫 @ikedanob

@kenichioshima 反論があれば、GEPRへの投稿をお願いします。編集しないで、そのまま掲載します。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob ええ。多忙なもので、すぐにとはいきませんが。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob さしあたって、P.17のご指摘は、その直後にただしがきがあります。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob P.22は、急性放射線障害の話です。確定的影響は生じていないとみてよいと思います。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob 「確率的影響はどの程度のものであるかわかりにくい」(P.22)のは、長期にわたる疫学調査や経過観察を行わなければならないと書いております。健康被害がないとは言っておりません。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob 寄稿に関してはメールで依頼を受けておりますが、大学業務も含めて仕事が山積していますので、すぐにはとりかかれないという状況です。書けそうな状況になれば、お引き受けします。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob GEPRに、「編集しないで、そのまま掲載」してくださるというのは、ありがたいことなので、前向きに検討いたします。

池田信夫 @ikedanob

話を単純化しすぎたかもしれませんが、いずれにしてもツイッターでは十分な議論はできないので、反論をお待ちしています。健康被害を慎重に見積もるのは結構ですが、安全率が大きすぎると二次災害を拡大するリスクにも配慮してください。 @kenichioshima

池田信夫 @ikedanob

東大医学部の放射線科の責任者と世界中の放射線被害を調査した専門家が一致して「福島で癌は増えない」と断定しているのだから、それに異論を唱えるなら、彼らの認めるような反証を出さないと話にならない。「わからないが遠い将来に…かもしれない」という類の「安冨話法」はお断り。

池田信夫 @ikedanob

科学でもメディアでも、断定は勇気のいること。よほどしっかりした事実の裏づけと勇気がなければできない。「わからないから慎重に」というのは誰でもいえる。中川さんも「私だって責任がなければ、まだわからないといいたいが、それでは二次災害が拡大する」と言っていた。

池田信夫 @ikedanob

フランク・ナイトの分類でいうと、原発事故は未知の「不確実性」だが、放射線の健康被害はサンプルが多く計算可能な「リスク」。両方を混同するからわからなくなる。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob 単純化とは思えません。当方は「福島で健康被害は出ない」とは書いておりません。池田先生は影響力のある方です。誤解が生じてはいけませんので、この点、ご了承ください。「健康被害を慎重に・・してください」は、よくわかりませんでした。どのような意味かあらかじめご教示くだ

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob さい。いずれにしましても、まとめて時間をとれた段階で寄稿させていただきます。被害論については、共同研究者の除本理史氏と『原発事故の被害と補償』という書籍を2月に上梓します。

池田信夫 @ikedanob

@kenichioshima 放射線の被害を過小評価することも過大評価することもよくないという意味です。

大島堅一 @kenichioshima

@ikedanob そのとおりですね。