犠牲になった南三陸町職員の方が、道徳の教材にされることへの反応。

2012年1月26日、宮城県南三陸町の防災対策庁舎から防災無線で町民に避難を呼び掛け続け、津波の犠牲になった町職員遠藤未希さんが埼玉県の公立学校で4月から使われる道徳の教材に載ることのニュースが流れました。(詳細は新聞記事の引用参照) そのニュースに対して、様々な反応がありました。 津波の犠牲になった職員の方々には、ただ残念としか言えなく、防災対策などに課題を残しました。その課題は、解決に向けて生き残った我々が考えるべきことです。 続きを読む
46
前へ 1 ・・ 7 8

そして、時事通信の速報を、牛山教授に見付けて頂きました。

牛山素行 @disaster_i

時事の記事 http://t.co/pa0R8HED によれば,埼玉県教委「決して自己犠牲を肯定する趣旨ではない」,「教え方などは各校の教諭に任せるという」とのこと.災害に関わる事実の一つであることは間違いなく,それを伝える人,聞いた人がどう考えるかは,いろいろでよいでしょう.

2012-01-28 23:28:58

時事通信の記事

南三陸の「天使の声」教材に=無線で津波避難呼び掛け-埼玉(時事通信配信)

記事全文

 東日本大震災の大津波で、宮城県南三陸町の防災対策庁舎から無線で避難を呼び掛け続けた同町職員遠藤未希さん=当時(24)=を紹介する道徳用教材を埼玉県が作成する。県内の公立小中高約1230校に配布、4月から使用されるという。
 遠藤さんは危機管理課の職員として町役場に勤務。震災発生時には、同庁舎の放送室から防災無線で町民に避難を呼び掛けていたが、庁舎ごと大津波にのまれ、39人の職員とともに犠牲になった。
 新たに道徳用教材として作成されるのは約10ページの冊子。「天使の声」というタイトルで、そのうち2ページを割いて、「早く高台に逃げてください」と必死に町民に避難を呼び掛けた遠藤さんの放送内容や、防災無線のおかげで助かった町民の声などを紹介する。
 震災後、町民らが遠藤さんの放送を「天使の声」とたたえていると聞き、タイトルにしたという。
 県教育局生徒指導課の佐藤直樹主幹は「震災で人のために尽くした姿は外国からも改めて称賛されている。他人を思いやる心を育成したい」とコメント。一方で「決して自己犠牲を肯定する趣旨ではない。思いやりや責任感について考えてもらえれば」と話し、教え方などは各校の教諭に任せるという。(2012/01/28-14:58)

前へ 1 ・・ 7 8