渡邊芳之先生ynabe39の「医療や福祉の仕事を目指す若者の「動機」が「他者から期待され感謝されることを通じてアイデンティティを確立したい」であることはかまわないが，その期待は医学教育や福祉教育を通じて必ず打ち砕かれるし，そうでなければいけない。」

渡邊芳之 @ynabe39

名医とは自分の病気を治した医者，ヤブとは自分の病気を治せなかった医者のことである。

渡邊芳之 @ynabe39

自分の名医も他人からみればヤブ。あるいはその反対。

渡邊芳之 @ynabe39

じっさい歯医者は頭より手先。前の大学の教え子でも学業成績は悪くても手先が器用な奴のほうがよい歯医者になった。

渡邊芳之 @ynabe39

そのせいで上手な歯医者ほど頭は悪いと思い込むという偏見ができたw。

渡邊芳之 @ynabe39

ただし医学部には学業成績が悪いと入れないというハードルがある。 RT @TanTanKyuKyu: 外科も QT @ynabe39: じっさい歯医者は頭より手先。前の大学の教え子でも学業成績は悪くても手先が器用な奴のほうがよい歯医者になった。

渡邊芳之 @ynabe39

医療や福祉に関しては「本業の範囲」が不明確なわけです。「対人関係職」といわれるものはおしなべてそう。 RT @Mihoko_Nojiri: つうか本業以外のサービスを期待するなという。。。。。

渡邊芳之 @ynabe39

かなり大昔から世界的に医師の社会的地位は高くて学業成績がそれなりに良くないと医師にはなれないわけだが，このことは医師の「本業」の質を上げるのに貢献しているのかいないのか。

渡邊芳之 @ynabe39

それは当然の前提なんですが，そのことが「その仕事のパフォーマンスを高めている」のかどうか。 RT @okesn: 多くの人がやりたがる仕事というのは、なんらかのかたちで必然的にハードルがあがるということなのでしょうか。

渡邊芳之 @ynabe39

昔つき合ってた女の子が「車椅子の女性と結婚した男性」について「そういう人を好きになる男性の感性が気持ち悪い」というようなことを言うので絶句したことがあるなあ。ただしそこには一概に「差別発言」というのではすまないことがあるようには思った。

渡邊芳之 @ynabe39

そういうこともよく言われますが，どうしてでしょうね。また，医者以外の仕事には色々な人生経験は必要ないんでしょうか。 RT @osiro1: あと、色々な人生経験ってお医者さんには必要だと思います。

渡邊芳之 @ynabe39

けっきょく「医者に対してはみんながあれこれなんでも期待するからできるだけ多くの人のいろんな期待に応えられるような人材を配置するようになっている」のかもしれない。

渡邊芳之 @ynabe39

養成課程に進むのに高い学力が必要な仕事っていうのはお客さんからむやみやたらにいろんなことを期待される仕事で，それを処理するにはそれなりの能力や持続力や忍耐力が必要だからとりあえず学力でそれを測るということなんだろうな。

渡邊芳之 @ynabe39

いっぽうで「お客さんからむやみやたらにいろんなことを期待される仕事」というのはみんなが憧れる仕事になるわけだ。人類の本質はマゾかね。

渡邊芳之 @ynabe39

医療や福祉の仕事を目指す若者の「動機」が「他者から期待され感謝されることを通じてアイデンティティを確立したい」であることはかまわないが，その期待は医学教育や福祉教育を通じて必ず打ち砕かれるし，そうでなければいけない。

渡邊芳之 @ynabe39

お金をもらって他人にサービスするということは「サービスができて当たり前」と思われることだし，ちゃんとサービスできなければ批判され軽蔑されるということである。

渡邊芳之 @ynabe39

「期待されたい感謝されたい」で医療や福祉の仕事を目指すことと（自分に期待したり感謝したりしない）患者や利用者を軽蔑したり虐待したりすることとはすごく距離の近いことである。