第3話 「 あした 」

光野 水栄（Yukue_Hikarino） @Hika_Rarala

自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の76】　「大丈夫でしょうか？」ささのみことは、宙に浮いて廊下をあるいていましたが、生徒たちの頭とすれ違い、パッと身を隠しました。（気づかれずに済みましたか‥）見ると、未咲の教室も、戸が開いています。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の77】　ささのみことが そっとのぞいてみますと、先生が2人の生徒の質問に答えていました。授業で、わからないところがあったようです。ほかの生徒たちは帰り始めていて、未咲、大助、秋本くんは残っていました。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の78】　「では、そろそろ帰りましょう」「え？」（ラファエルさんの声？）未咲は、ずっと前にも こんなことが――と思いました。皆には、聞こえていません。未咲は、鞄を閉じて、席から立ちました。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の79】　（未咲ちゃん？）「じゃあ、そろそろ、」秋本くんが言いかけた瞬間です――ゴト‥と廊下に何か、落下したのを見ました。駆けつける秋本くんと、先生。未咲の背後で雑談していたグループの、ざわめき――。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の80】　（な‥だから、何で？？）未咲は、いつかマンガで読んだ≪背筋が凍る≫という表現を理解できました。（こんな、みんなの前でされたら、変身できないじゃないッ！）――「それです。気をつけて！」（え？） #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の81】　「ラ‥」（ラファエルさん。‥心の声？）ふいに、ピンクとバラ色が混じったような空間に、未咲とラファエルだけが立っていました。「システムが、変わったのです」「しす？ え？」「今度、説明します」 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の82】　金の髪の青年が、微笑みながらそう言うと、‥未咲は、秋本くんと先生の間に立っておりました。――「あれれ？ もとの‥廊下だー」「どうかしましたか？」（しまった！）「先生、これ‥」「さっきのですね」 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の83】　見ると、秋本くんは、両手に円いものを持っています。その表面の光沢に、皆の注目が集まりました。「秋本くん、これ――さっき、ゴトって降ってきたヤツ？」 「うん。だれにもぶつからなくて、よかったよね」#HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の84】　未咲と秋本くんは、気配を殺して宙に浮かび、こちらを凝視している ささのみことに気づきました。ひどくおびえた表情です。未咲は驚いて、その瞳を見上げました。そこへ、麗央奈（れおな）と彩花が、 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の85】　「マジだ」「でしょでしょー？」と元気な声で話しながら、その≪円いもの≫を見ながらスタスタ歩いてきて、今朝のUFOの正体だったと話し合いながら、後ろ姿が小さくなるのも、スピーディーでした。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の86】　「おーい。一応、先生にあいさつしとけー」そう叫んだのは、大助でした。せーのっ「先生さよーならー！」2人の少女は同時に手を振り、先生が会釈を返すと、照れたような笑みで、階段を駆け下りました。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の87】　‥16:03。いったん帰宅し、私服になった一同は、秋本くんの部屋におりました。未咲、大助、琴子、ラファエルと、萌（もえ）と、少年と少女。7人は宿題を終え、ノートやプリントをを片づけ始めました。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の88】　「おまたせ♪」「お、来たか」大助がドアを開けると、銀のお盆を手にした秋本くんが、淹れたてのコーヒーの香りとともに入ってきました。「おいしそう‥」「濃そうね♪」「きゃー///」‥そして、数分後。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の89】　「えっと、‥何ちゃんと、何くんだっけ？」未咲は、萌の右の少女と、その右の少年に尋ねました。「『物部さっちゃん』と呼ばれているわ♪」「もののべ？」「実は、物部氏の子孫なの」―「うそ！」「本当よ」 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の90】　少年は「そのうち名乗る」と答えました。突然、「このメンバーなら大丈夫だよね？」秋本くんが言い、頷く一同。「そういや、円盤は？」大助に訊かれ、秋本くんは、ベッドの下から取り出しながら言いました。 #HQ_hikarino_youko

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自作冒険小説『ﾊｰﾄ･ｸｴｽﾄ』【第3話の91】　「未来の家電だと思うんだ」「UFOじゃ‥」混乱する、未咲。作戦会議が始まりました。‥「え？」未咲は、自室のベッドで目が覚めました。「円盤もある！」未咲は、階下へカレンダーを見に行きました。 #HQ_hikarino_youko