去年あたりから加わった政治学者が僕だけの某プロジェクト(というのかな)では、皆さん、季節の変わり目ごとに、今度は何とか学会で報告しようとか、何とか学会でセッションを組もうとか、当たり前のようにおっしゃるので、すごいなよくできるなと思ってします。
2010-05-30 09:56:18学会の時期に締め切りが重なっていたり、逆にその時期が締め切りの合間で、執筆に集中できそうと思う時期だったりするわけですが、どっちにしても、「プラス学会報告」のハードルはよっぽどもともと予定に入れていないと、あえて取り組もうという風になっていないのが現状。
2010-05-30 09:57:29あと査読論文も、僕としては同じようなものと思っているというか、つまり本に書くサイクルと予定を査読論文に移せれば、基本的に査読論文中心で回っていくのではないかと、思わないではない。
2010-05-30 09:58:58もちろん、査読では修正に多大の労苦がかかることは承知しているし、そこでめげそうになることも承知している。でも、別に本の章を書く時に手抜きをしているとか、「わかりやく」書くからといって資料(と言っても僕の場合は文献になりますが)を読みこまないとかは、ないようにしているつもり。
2010-05-30 10:00:40そして、新しいものを打ち出そうとする努力も、ね。いや、もちろんこれらができていない共著本があることも認めなければいけませんが。
2010-05-30 10:01:27それでも、本に書くときは、基本情報・説明を入れなければ、とか、補足的な情報・記述は煩雑だから省略とかになってしまうので、学問的には、突っ走りきれない感じにならないわけではない。だから、やっぱりガチンコで書こうとすると(査読)論文なのかな。
2010-05-30 10:04:18これは今では普通だし、そんなに難しいことではないと思います。学会も増えたしセッションも増えてるし。要はスケジューリングの問題。QT @ttya70:季節の変わり目ごとに、今度は何とか学会で報告しようとか、何とか学会でセッションを組もうとか、当たり前のようにおっしゃる
2010-05-30 10:05:27ただ、読者というか自分が参考になるかどうかという観点でいうと、日本語のものについては、実は、「査読論文だから優れている」というような見方では、まだ読む/利用するという感じではない。
2010-05-30 10:07:37公刊されることが前もって決まっているものとそうでないものを比べたら、前者が優先されがちになるのは自然ですね。QT @ttya70:本に書くサイクルと予定を査読論文に移せれば、基本的に査読論文中心で回っていくのではないかと、思わないではない。
2010-05-30 10:07:37査読/査読なし、本の章/雑誌論文を問わず、参考になるものはなるし、ならないものはならない、という感じで、要するに読んでみないと分からない、というところ。
2010-05-30 10:08:37年報政治学でも、基本的には(まだ?)公募の査読論文よりも、特集の方が気になる傾向がある。そして、自分は特集には2回書いたけれど、そっちの方が公募よりも価値が低いと見なされると、正直言うとちょっと悲しい(><)
2010-05-30 10:10:07え~、そうなの~、なんで~・・・という感じ。いや、客観的にはというか、システム的にそうであるのはわかっています(^^;
2010-05-30 10:10:49もう一つ言うと、きっと自分の中では、「他のよき執筆者たちに囲まれて本に書く」ことのほうが、独りだけで論文を書くよりも、モティベーションも上がるし、よいものが書けそうな気がする、ということもあるかもしれない。
2010-05-30 10:13:49しかし、「よき執筆者たち」と共著論文を書くようになれば、この状況も変化するだろうなとも思う。政治理論系も、もっと共著論文を書いていいのかも。現在、某書の(長大な)イントロ部分を3人で書いている(というか、そこは書き終わった)のだけれど、やってみると、結構面白かった。
2010-05-30 10:15:22もちろんそうですね。ただ査読の有無は有用な情報を探す側のコストを下げる、といった意味なんだと思います。 RT @ttya70 査読/査読なし、本の章/雑誌論文を問わず、参考になるものはなるし、ならないものはならない、という感じで、要するに読んでみないと分からない、というところ。
2010-05-30 10:15:33まあ、オチは仕事は手を抜かず、その時その時の全力で取り組むべし、ということ。そして、テーマだけでなく、発表や研究の手法で、新しいことにも常に取り組むということ。こういうことかな。ありきたりだけれど。
2010-05-30 10:16:52それはわかります。昔某所で、業績一覧の雑誌名だけ見て、その研究者の優秀度合いを(確信を持って)判断する別分野の先生たちを見て、へえ~、そういうものなんだと驚いたことがありますが、今はわかります。RT @sunaneko 査読の有無は有用な情報を探す側のコストを下げる
2010-05-30 10:21:19僕の場合は、少なくとも日本語の論文では、まだ掲載媒体だけではかなり緩くしか判断できないかなあ。でも、紀要をチェックする度合いは確実に下がってきたと思う。しかし、紀要はデポジトリで割と簡単に見れるので、ありがたいし、長文の面白いものに出会うこともあるけれど。
2010-05-30 10:23:00もちろん、英語ジャーナルだと、APSR, AJPSほか、政治理論・思想系だとPolitical Theory, Philosphy of Public Affairs, Ethicsなどは敬意を持って読むべくとは思っている。が、最後に二つは実は僕はあんまり読まない。。
2010-05-30 10:24:28どれくらいのランクか知らないけど、Journal of Political Philosophyの方がしっくりくるなあ。
2010-05-30 10:25:25いやぁ、ディスカッションこそ、英語でしょう。だってそこが最大の「見せ場」ですから。極端な話、報告はペーパーだけで英語でも良い。RT @ttya70: 学会で例えば報告だけは英語で、ディスカッションは日本語でOKというセッションを三分の一くらいにする、といった仕掛けはよい
2010-05-30 12:22:23売っ子は違うねぇ。私何か絶対に回ってきませんよ。政治学会のトレンドから外れている、ということには自信がある。尤も、水準が追いついていいないというだけだけど。RT @ttya70: 年報政治学//自分は特集には2回書いた
2010-05-30 12:43:35@ttya70:@myamadakg さすがにベストワークは本の1章では出しませんね。個人的には、書籍>査読論文>その他論文>本の1章、です。但し、英語で執筆したものは、国内の査読雑誌や「その他」で出すのは意味がないので、査読論文か、本の1章になってしまいます。
2010-05-30 13:10:12いやそこは、"I can not get your point"って、正直に言って、向こうに論点を整理して貰うんですよ。英語の試験してるんじゃないんですから、大丈夫。RT @ttya70: だってディスカッションはdisableなんですもん(^^;
2010-05-30 13:15:14@ttya70: 実際の読者は多様なので、細かい書き分けが必要。べたな専門(極端な話英語)、周辺分野の人も読んでくれる著作、一定の知的訓練を積んだ一般の人も読んでくれる著作、読書好きなの読んでくれる著作、立ち読みでも読める著作等々。人文社会学は、読者層が自然科学より広いからね。
2010-05-30 14:10:28