芝村裕吏(@siva_yuri)さんへの素朴な疑問「もし芝村さんが教育分野を重視するなら? 他」

芝村さん 「さて、私が教育を重視するなら何をやるかと言えば、初等教育においては国語と数学ですね。 数学は20歳までの限定的な開花能力、超能力なので、開発着手は急がないといけません。また、国語能力は他の全ての教育効果を決定します。そういう意味で最重要ですね。……」 (2012年2月2日)
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真夕 @mayu_mituyama

@siva_yuri ありがとうございました。最近急に聞くようになり、スイス(だったかな?)の憲法を例にする場合が多かったので、気になって居ました。日本では特に気にする必要はないという事ですね。

2012-02-02 10:22:20
芝村裕吏 @siva_yuri

もし芝村さんが教育分野に携わるとしたら、教養として何を重視しますか?西洋ならリベラルアーツやキリスト教教育、日本なら読み書き算盤、四書五経などが有名所のイメージですが、芝村さんが教養ということを考えた場合、なにが大事と考え、どう教えたいか興味があります ですか。

2012-02-02 09:14:58
芝村裕吏 @siva_yuri

教養とは教え育てることで、教育と同義語ですね。本来は。出典は後漢書です。 一応その後、意味が拡大解釈されて学問、知識などによって養われた品位という定義になっています。こちらは本質的には誤用だと思います。

2012-02-02 09:17:53
芝村裕吏 @siva_yuri

後者の意味で一番古い出典をあたると1914年の小説にあたります。この頃から誤用されていたのが伺えますね。

2012-02-02 09:18:08
芝村裕吏 @siva_yuri

さて、私が教育を重視するなら何をやるかと言えば、初等教育においては国語と数学ですね。 数学は20歳までの限定的な開花能力、超能力なので、開発着手は急がないといけません。また、国語能力は他の全ての教育効果を決定します。そういう意味で最重要ですね。

2012-02-02 09:21:15
芝村裕吏 @siva_yuri

国語教育の本質は記憶です。 そこに理屈とかはいらないのでたくさん読ませるのが基礎になると思います。 その上で中等教育では勉強の応用利用を厚めに教えないと意味がない気がしています。 勉強が何の役に立つかを受験や就職以外で明示的に教えることが今できていません。

2012-02-02 09:24:37
芝村裕吏 @siva_yuri

これは明治時代と比較して教育が閉鎖的になったせいもあります。この問題に教育界では外から学長、校長をもってきたり、大学レベルで産学協同などの試みをすすめておりまして、大学ではそこそこ解決している気もします。が。中等教育ではまだまだと思っています。

2012-02-02 09:26:31
芝村裕吏 @siva_yuri

勉強の意味や意義を見いだせないと勉強するのは難しいと思います。 ですから思春期では、思春期でこそ、きちんとこれらを教えてやれればと思います。

2012-02-02 09:27:18
芝村裕吏 @siva_yuri

高等教育ではもう少し細分化して、誰かに従う(企業、役所)で優秀な人材と、自分で餌をとってくる人材にわけて育てたがいいと思います。 日本で今不足しているのは圧倒的に後者です。それらをもっと育てないと、日本の先は暗いでしょう。

2012-02-02 09:30:02
芝村裕吏 @siva_yuri

さて。もう一つの教養。知識などによって養われた品位という定義でお話しすると、品位とは品格と地位のことであり、品格とは質の高さを言います。質の高さも地位も、知識で得られるのかといえば、私はそう思いません。 それをいうなら私には品格があるというおかしな話になります。

2012-02-02 09:34:30
芝村裕吏 @siva_yuri

知識は品格を決めません。少なくとも現代では。 朝まで生テレビにでてくる教授などに品格はあるかといえば、ないですよね。喋ってる内容をよくきいてみてください。 品格を決めるのは思いやりだと思います。 これは学校教育ではなく、家庭教育の話だと思います。

2012-02-02 09:36:28
芝村裕吏 @siva_yuri

今、学校に全てをまかせるような歪な教育がまかり通っています。 親は生みっぱなしです。 もちろん、それでは子をなすことの意味がありません。 子供をなすことは次代へ家風の継承を行う事です。 家風は学校では育てられません。

2012-02-02 09:40:01
芝村裕吏 @siva_yuri

親と子は独立したものである。親の過度の押しつけを戒める言葉ですが、今度はそれが一人歩きして親と子は無関係になってるのが今の問題です。 過ぎたるは、なお及ばざるが如し。ですね。

2012-02-02 09:42:37
芝村裕吏 @siva_yuri

現代に対応するだけの遊びはとっとかないといけませんが。死んだら記憶がリセットされる人間の仕様において、世代を越える、生死を超えるというのは語り継ぐことによってのみ可能になります。 両方あってはじめての教育、教養と思います。

2012-02-02 09:44:29
芝村裕吏 @siva_yuri

これはネイティブアメリカンの言葉ですが、自分が死んだ後のことを思って、子に話してやれといいます。 最近の日本人は自分が死んだ後のことを軽く見過ぎていると思います。今日明日、死ぬものと思って大切だと思う物を継いでもらうよう教えるのは大切なことかと思います。

2012-02-02 09:46:56
芝村裕吏 @siva_yuri

まあ、俺が死んでも俺の言葉はのこるんで、せいぜい俺の家風が残るのに期待してます(笑) 明日、俺が死んでも後悔はない。そういう生き方をしたいですね。私はそれが品格だと思います。 以上、説明終わり。

2012-02-02 09:50:08
@senri_katsuragi

芝村さん(@siva_yuri )の教育・品格についてのツイートがものすごくよく理解できるし頷ける。この人の言葉の選び方・使い方が好き。とても論理的。あんな風に書けたらいいなあと日々ツイート眺めながら勉強…

2012-02-02 11:17:32
@kusatatsu

@siva_yuri こんにちはー。重圧に震えながら勉強しています。武者震いだといいのですが。

2012-02-02 11:31:27
もぶろっくま @moblust

@siva_yuri 回答ありがとうございました。頭の回転と知識量と品格は、世間を見ていると必ずしも一致していないので前々から疑問に思っていました。参考になりました。

2012-02-02 11:50:05
碼椙 柊 @holly_taka

@siva_yuri そうですか。日本のじゃないのと時期が分かっただけでも十分収穫でした。ありがとうございます。類似の最新の研究を探してみることにします。

2012-02-02 13:53:36
pitapoko @pitapoko

@siva_yuri こういう裏話とか聞けると嬉しいです♪

2012-02-02 15:46:26