電力は足りるかの続き

なんだかブログのアクセスが多いと思っていたらTogetterでまとめられていた。 これがなかなかスゴイまとめ(http://togetter.com/li/252739)なのだけれど、そこから派生したgtkさんとの話は残しておいた方が良いだろうと、まとめ
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@gtk

@harada_hirofumi http://t.co/S3RPjrZi に対する http://t.co/ulChVop4 でまとめられているやりとりを指します

2012-02-07 00:01:28
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 難しいところですが、gtkさんが最初に来ていたらまた違った展開になったと思います。

2012-02-07 00:11:32
@gtk

@harada_hirofumi どう違った展開になるのでしょうか。私からは「緊急設置電源の定格出力と機数」「なぜ火力の稼働率は高くないのか」「なぜ2003年は原発全機止めても大丈夫だったか」を提示させていただき、要は原田さんの主張の主要部分はほぼブチ折らせていただきました。

2012-02-07 00:24:39
@gtk

@harada_hirofumi 今度は原田さんの番です。本当に電力は足りているのか、原発は本当に再稼働させないといけないのか、電源はどこにあるのか等々、もうちょっとしっかりとしたお話をお聞かせいただけないでしょうか。

2012-02-07 00:25:46
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 緊急設置の総量に関するgtkさんの指摘に私は礼を書きました。そういう違いですね。

2012-02-07 00:26:22
@gtk

@harada_hirofumi えっと、「これ以上(既設の)火力の稼働率を当てにすることは出来ない」「50%台は”設備が充分に遊んでいる”ということを直ちに意味しない」「緊急設置電源は出せるものはだいたい出し尽くしたし、設置場所に制限がある」という点は既に指摘済みですー

2012-02-07 00:30:48
@gtk

@harada_hirofumi そもそも、blog冒頭の「縦棒が発電方式毎の設備容量を足し合わせたもので、原発が無くても、予備率考えてもまぁ、大丈夫そう。」自体が誤りなのです。”発電方式毎の設備容量”、つまりこの時点で”稼働率100%”を直接意味する数字ですよ。

2012-02-07 00:33:14
@gtk

@harada_hirofumi 発電方式毎に平均的な稼働率はわりと大きく異なります。それをすべて同じ軸にぶち込むという乱暴なことをしてしまった時点で、原田さんも「数字の罠」にはまっていませんか?

2012-02-07 00:34:48
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

ですから稼働率100%で見てません。8割くらいピーク時には動かせませんか? RT @gtk: @harada_hirofumi そもそも、blog冒頭の「縦棒が発電方式毎の設備容量を足し合わせたもので、原発が無くても、予備率考えてもまぁ、大丈夫そう。」

2012-02-07 00:36:46
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 「多分、このころだと、原発が全部止まると発電所が足りなかった。」と一応書いてありますが。稼働率100%を仮定しているなら、1995年でも原発を止めても電気は足りた。という結論になるでしょう。

2012-02-07 00:39:12
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk まぁ、乱暴は乱暴ですが、乱暴な話が最初に出て、その後精度が上がっていくのが世の常ではないでしょうか。私が乱暴にも大雑把な話をする役で、gtkさんが精度を上げる役でいかがでしょうか。本来なら詳細な話は行政が予算をしっかりとってやる仕事ですが、今行政に信頼感が無いですね。

2012-02-07 00:43:23
@gtk

@harada_hirofumi 同時同量を堅守した上で行けるか、となるとかなり懐疑的にならざるを得ません。特に朝方の需給曲線に追随できる能力(負荷追随能力)をもった電源が足りません。本来はそのために使う火力を、原発の抜けた穴を埋めるのに使ってしまっているので。

2012-02-07 00:44:43
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 原発を止めると火力と水力ですから、負荷追従能力に関しては心配していませんでした。そこダメですか?原子力よりも負荷追従能力が無い火力や水力は知らないので原子力の穴埋めに火力を使っても大丈夫かと。

2012-02-07 00:47:59
@gtk

@harada_hirofumi 火力と一口に言ってもその内訳は様々なんです。たとえば石炭火力なんかは負荷追従能力は非常に低いです。水力も揚水式は負荷追従としては抜群ですが、水が尽きればそれまで。逆に流入式水力は渇水でない限りは発電できますが、出力変動が前提ではありません。

2012-02-07 00:54:00
@gtk

@harada_hirofumi 要はベース供給力としての原発を一気に失った結果、電源構成のバランスが大きく崩れてしまっているのが現状であり、これが問題となっているわけです。特に原発への依存度が妙に高かった西日本では深刻化しています。

2012-02-07 00:55:42
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 火力の中でも負荷追従能力が低い石炭火力でも原子力よりは負荷追従能力が良いと聞いています。ボイラーのサイズが原子力の方が大きいですからそれに納得していたのですが。

2012-02-07 00:58:29
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk では負荷追従能力の問題では無いですね?電源構成のバランスが以前と変わったとして、新しいバランスで運用ができるか、という問題です。負荷追従能力は全体として向上するので問題はピーク時にどの程度の発電ができるかの点に絞られると思うのですが、いかがでしょうか。

2012-02-07 01:02:42
@gtk

@harada_hirofumi ピーク対応力不足だけなら「負荷追従能力に優れた発電機の不足」の一言になりますが、今回はまずベース対応力が一抜けし、その穴埋めにミドル対応力や一部のピーク対応力が持ち出され、じいさまクラスの老朽機に鞭打ってピークに駆り出される…という状態です

2012-02-07 07:39:31
@gtk

@harada_hirofumi ピーク対応力不足は要は瞬発力不足。ところが、ベース対応力が足りないのは「すぐ息切れしてしまう」別の問題になります。要はこの問題が毎日かわりばんこに来てしまっているんです。なので、「じゃあ原発動かしましょう!」って…そうはいかんわけですが。

2012-02-07 07:41:16
@gtk

ちょっと見えてきた。 まず、 @harada_hirofumi 氏の「(国内の発電設備)8割くらいピーク時には動かせませんか?」という疑問はこれ実のところすごく重要な疑問であり、エンジニアは「なぜそれが”実は無茶ブリ”なのか」ということを丁寧に説明する必要があると思う。

2012-02-07 07:47:20
@gtk

普通の人から見れば「8割だったらなんとかなりそうじゃないんですか!?」って確かに思うかもなあ。実際のところは無茶ブリどころか「年に一度のフィーバータイムとしてならやっていいが二度はごめんだ」レベルなんだけど。

2012-02-07 07:48:40
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 現在の機材をピーク対応に最適化して足りるか。またはどんな問題点があるか。というのが課題だと思います。 ちなみに1994年の最大需要は原発まで含んだ全発電設備の76%です。この時の経験が生きるはずです。

2012-02-07 10:15:24
@gtk

@harada_hirofumi 長期短期の需給計画立てて「その時」に臨めば乗り越えられるものと、長期計画が一度崩れてからの需給計画は難易度が相当違うんです。東電管内では94年の最大需要は5460万kwですね。ここから稼働中の原発差し引いて、となるとやはり厳しいんじゃないですか?

2012-02-07 10:31:55
原田 裕史 🥚 🧷 @harada_hirofumi

.@gtk 難易度が違うのは当たり前です。再稼働は無しの前提で、頑張ればどの程度のピーク需要に耐えられるか、というのが問題です。長期計画が壊れたのも前提ですね。1994年も長期計画からは外れているでしょう。

2012-02-07 10:49:09
@gtk

@harada_hirofumi 94年がどういう位置付けだったのかは確認しますが、個人的にはそんなに枠外の話ではなかったと思います。

2012-02-07 12:20:05