ステマと展覧会レビュー、「食べログ」と「現代美術史」

最近話題になっているステルスマーケティング、自分が長年抱き続けてきた展覧会評を中心とする「美術批評」に対する不信感と重なるところが多い。そもそも限られた人間しか目にしていない展示や作品で作られた「現代美術史」など、その拠って立つところは「食べログ」と大差はないのだ。

2012-01-16 20:58:45

ステマと展覧会レビュー、「食べログ」と「現代美術史」、両者ともに最終解決策が読み手のリテラシーにかかっているところもよく似ている。個人的に書き手の人間関係（影響関係）と性根が顕わになりやすいTwitterは、その鍛錬の場として有効に活用している。

2012-01-16 21:02:27

自分の場合、「この人ならばこの展覧会についてはこんなふうに誉める（貶す）だろう」という予想があらかたハズレなくなったら、そのレビュアーのことは信用しなくなる。職業評論家でも、評論対象よりも自分の評論家としての「スタンス」を優先するものは、たいていこの轍を踏む。

2012-01-16 21:04:32

逆に、意外な人が意外な展覧会を誉めている（あるいは、誉めていない）場合は、経験値的にも「当たる」確率が高い。まぁその場合も「裏の裏」まで読もうとする習慣は、知らないうちに身に付いてるんだけどｗ

2012-01-16 21:05:30

その他「美術批評（展覧会評）とリテラシー」にまつわる過去の書き込みはここらへんに→ http://t.co/gWvOxpxC http://t.co/3gvqoo5x

2012-01-16 21:07:32