踏み絵を踏み抜く──ディスクールさんとEMさん

「いつか刺されるのではないか」と思いつつも。 プロデューサという役回り上、踏み絵を 気軽に踏み抜いてみました。 かっちりとしたお話はその筋の方にお任せいたします。 #wbook 続きを読む
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縮限 @contractio

.@moriteppei 何かが「無い」というのは、「期待されたものがない(~それとは別のものがある)」とか、「期待されることがない」とか言ったことでありえますが、それを言うためには、まずは「何が期待されているのか」が的確に把握できないといけない、という意味で。

2010-06-01 09:30:46
縮限 @contractio

.@moriteppei おそらく通常は、この、「1:在ることを描くこと」と「2:無いことを描くこと」が、的確に関係付けて理解されていないのだと思います。 そして、やはり通常は、エスノメソドロジーは 1 の線で、ディスクール研究は 2 の線で理解されているでしょう。 すると、

2010-06-01 09:33:32
縮限 @contractio

.@moriteppei 両者は「いかにも関係なさそうな」議論に見えることでしょう。

2010-06-01 09:33:43
@moriteppei@mastodon.social @moriteppei

@contractio うわあ、すみません(笑)。こんなところ(twitter)で踏み絵ふまなくていいですから~(笑)。

2010-06-01 09:32:08
縮限 @contractio

.@moriteppei まぁそれが「役回り」ですので。

2010-06-01 09:34:05
縮限 @contractio

いいこと言っていただきました(^_^; RT @moriteppei: * 個人的にはディスクールなんて、理解しにくい概念よりは、ループ効果とか、そっちのがよっぽどわかりやすい(笑)。

2010-06-01 09:35:21
縮限 @contractio

.@moriteppei もしも、対象に対して外在的な・無関係な基準を持ってきていいのであれば、「そこにはXが無い」というのは簡単なわけです。 だから・逆にいうと、「ある場所C-に-何かX-が-無い」と わざわざ述べることに意義があるのは、CとXとの関連性が言えるときでしょう。

2010-06-01 09:43:53
縮限 @contractio

.@moriteppei それを勘案すれば、「1:在ることを描く」と「2:無いことを描く」という課題は別のものではない、と言えるのではないかと考えるのでした。

2010-06-01 09:44:04
縮限 @contractio

.@moriteppei とりあえずのお答えとしては こんなところでひとつ。

2010-06-01 09:44:30
縮限 @contractio

.@moriteppei あ、いまの場合は──私が何にこだわってこういうことを述べているか、というのは──「ディスクール研究」に対する不満を述べたほうがわかりやすいかもしれません。

2010-06-01 09:57:43
縮限 @contractio

.@moriteppei つまり、森さんのおっしゃる通り、ディスクールさんたちは しばしば、「ある言説が語られ、他の言説は語られない」ことを云々し、また自分たちの目標として掲げもするわけですが。

2010-06-01 09:57:57
縮限 @contractio

.@moriteppei しかし、分析の中で「_こ_の_言説が語られていない」という指示・指定が、どのような手続きで行われているのか、明示されないままに行われているように見えるのです(簡単にいうと、しばしば単に分析者の直観に基づいて行われているように見える)。

2010-06-01 09:58:10
縮限 @contractio

.@moriteppei 上に述べたように、対象に対して外在的な・無関係な基準を持ってきてよいのであれば このような作業は とても簡単にできてしまうわけですから、ということは、これは非常に危険な(=恣意性を呼び込みやすい)作法であるように思われるわけです。

2010-06-01 09:58:21
縮限 @contractio

.@moriteppei ・・・というようなことを踏まえつつ、直前のついーとを書いたのでした。

2010-06-01 09:58:33
縮限 @contractio

「ある言説が語られ、他の言説は語られない」と分析者が述べるとき、そこではしばしば、「【それ】が語られていない」という分析者の直観は(当の分析において 主題化されることなしに)分析のための資源となってしまっている。・・・というこの話題は、

2010-06-01 10:04:10
縮限 @contractio

以前に、『概念分析の社会学』のための出版準備研究会をやっていたときに、共著者が指摘していたことでした。 cf. http://bit.ly/cRsphh (←コメント欄)

2010-06-01 10:05:11
縮限 @contractio

正確にはもう1ステップ議論を噛ませないといけないのか: 「語られていない」ことの、〈分析者にとって-と-成員たち自身にとって〉の違い。RT contractio: * cf. http://bit.ly/cRsphh (←コメント欄)

2010-06-01 14:01:42
@moriteppei@mastodon.social @moriteppei

@contractio ディスクールさん(笑)。すごくよくわかりました。エスノメソドロジーより、ディスクール研究が人気ある(失礼)理由が(笑)。直感的にいろいろ言えた方が「楽しい」もんね。でも、それでは学問的に有意義な成果は出てこない。

2010-06-01 19:03:12