広河隆一さん「週刊文春 甲状腺異常」の記事についてのツイート

0
広河隆一 @RyuichiHirokawa

週刊文春でおしどり・マコさんが、札幌で避難民の超音波診断をした医師の報告。1人の子から小児甲状腺がんの前兆である8ミリもの大きな「結節」(しかも石灰化を伴う)が、もう一人からも発見されたという。こんなに早く!!。絶句です。

2012-02-23 11:19:37
広河隆一 @RyuichiHirokawa

結節は甲状腺異常のひとつで、ここかがんに進化する確率があり、結節でなくても、縮小や橋本病など様々なガンとともに恐ろしい病気があります。私は甲状腺がんのこどもの救援を長くしていたため、ベラルーシの高濃度汚染地の町で結節が急増した報告をしたことがあります。ここは後にガン多発地帯に。

2012-02-24 14:30:55
広河隆一 @RyuichiHirokawa

今回は文春が「甲状腺異常の多発」と書くべきところ「甲状腺がん」の疑い!と書いたことが問題。しかしそれよりもこの記事を「不安をあおる」として、結節の多発という重要な事実をも、握りつぶそうとする方が問題でしょう。「安全」を喧伝したい人間たちは、医師にも圧力をかけているように見えます。

2012-02-24 14:37:30
広河隆一 @RyuichiHirokawa

2年ごとの検診でいいのかもっと頻繁に機会を与えられるべきか、その点で、権威を持つ医師にとって、彼らの方針にさからう今回の結果は都合が悪かったのでしょう。1、何が事実か、2、その報告に対しての配慮、をていねいに考えるべき。1、について結節が見つかったこと自体は、医師も否定せず。

2012-02-24 14:42:39
広河隆一 @RyuichiHirokawa

結節の多くはやがて良性腫瘍と診断されますが、チェルノブイリではその大きさが急激に進化する場合は、手術していました。悪性に移行する場合も見つかっているとのことでした。現地の専門医から聞いています。チェルノブイリの場合そうであったように、IAEAや日本の疫学者が多発の兆候を無視。

2012-02-24 14:49:03
広河隆一 @RyuichiHirokawa

その結果甲状腺がんが肺や脳に転移した例を見てきました。この記事の警告は、日本の学者たちの経験からすべてを測るのではなく(チェルノブイリの当初は広島や長崎の経験から、早期発症するわけがないと否定した学者たちの誤りはすぐ

2012-02-24 14:54:51
広河隆一 @RyuichiHirokawa

明らかになりました)、もっと危機感を持って患者救済が必要で、それこそ事故発生当初から、医学者たちが無視してきたこと。甲状腺がんのすべてのデータは、最近亡くなった重松氏(広島放射線影響研究所初代理事長)2代目長滝氏、そしてその弟子筋の山下氏が管理下におこうとしています。

2012-02-24 15:09:13
広河隆一 @RyuichiHirokawa

ツイッターでは十分こたえられませんが、岩波ジュニア新書「チェルノブイリから広島へ」講談社「原発被曝」をご覧いただければと思います。なぜ今回の記事を叩き潰そうとしているのか、背景を分かってください。そのうえで2の発表についての配慮について考えてください。

2012-02-24 15:12:02
広河隆一 @RyuichiHirokawa

@takeshi_kine 現地とはチェルノブイリですか、福島ですか。 重松氏が母集団を明らかにするようにと言う言葉で、患者の訴えを無視してきました。彼らが甲状腺ガン多発を認めたのは、現地の医師たちが多くの患者のケースを伝えた何年も後。誤魔化せなくなってからです。

2012-02-24 15:18:22
広河隆一 @RyuichiHirokawa

母集団はチェルノブイリではベラルーシの子どもの人口で十分です。それさえも認めなかったのです。申し訳ありませんがこれで私は本来の仕事に戻ります。しばらくはツイッターで回答はできません。あしからず。

2012-02-24 15:19:38