2012年2月。安東さんロシャールさんとお話して。

メモ用にそっとしまって置いたまとめを、往復書簡の公開を見て、ご本人、皆さんの参考になるかなと思い公開致します。
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安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

ロシャールさんとの話で、オルマニー近隣の林業について聞いたら、30km圏外では、山林は、ほとんど放棄されていない。林業は続けられている。但し、職業被曝が最も大きくなるので、必ず個人線量計を持ち、マスクをするなど、被曝対策はきちんと行っているとのこと。

2012-02-28 02:41:31
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

オルマニーのあたりでも、山林と親しみながら暮らすのは、日本と同じ。人々は、森でピクニックをするのが大好き。木材は、汚染が外縁部に大きいので、周縁のみを除外して、汚染がないか、低いレベルのものだけ、使っているとのこと。これも、食料などと同じ。適切に管理しながら、使っているようだ。

2012-02-28 02:46:38
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

ロシャールさんに、ベラルーシの写真を沢山見せてもらった。30kmの境界のすぐ側で、楽しそうに暮らしている人がいる。川で遊ぶ子供がいる。森でピクニックする人がいる。きっと、もし、あなたが故郷を愛して、そこで暮らし続けたいと思うなら、あきらめるな、と、写真の笑顔は言っていた気がする。

2012-02-28 09:49:43
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

我々を救えるのは、我々自身しかいないのだと、しかし、それに力を貸してくれる人は、たくさんいるのだと、現実に対処する戦略は、現実の中からこそ見出すことが可能なのであると。きっと、そんなはなし。

2012-02-28 12:41:14
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

気持ちの話をするのは、最後のところは、気持ちひとつなのだと知っているから。どのようなシステムも技術を知識を駆使したとしても、届かない場所がある。そこで、つなぐことを可能とするものは、気持ちだけ。そうして、繋がれている、あるいは途切れてしまう、いのちの在り方を、知っているから。

2012-02-28 12:46:55
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

ロシャールさんに聞いた、エートス初期の出だしは、本当に手づくりだった。最初は、ただ、住民と会話していた。「だけど、あなた達、どうせ戻ってこないんでしょ?」また来ると言うのを信じない住民に対して、家を借りることにした。田舎だったので、借りられる家を探すのにとても苦労した。

2012-02-28 20:29:13
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

ある時、住民が「あなた達も、家族を連れてきて、ここで暮らしてみろ」と言った。それに対して、ロシャールさん達のグループは、1人ずつ答えた。それぞれの家庭の事情、仕事の都合を説明して、ここでずっと暮らすのは無理、と答えた。住民は、納得して、満足した。

2012-02-28 20:33:14
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

そして、もし、あなた達が、ここで暮らす、と答えたら、逆に信用しなかったろう、と言った。

2012-02-28 20:34:59
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

住民が、数値を信用できない、と言ったときに、彼らが、信用していないのは、数値ではない。それを測っている人間のことを信用できない、と言っているのだ。

2012-02-28 20:37:41
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

住民に対して、口にしたことは、必ず、実行しなくてはならない。もし、実行できないのなら、絶対に、口にしてはならない。never、と強い口調だった。

2012-02-28 20:40:09
安東量子【告知専用】 @ando_ryoko

映像で見た、若いお母さんのその後の写真を見た。映像の中で、子供の内部被曝がとても大きくて、不安そうな顔をしていた母親。少し年をとった彼女は、大きくなった子供と一緒に、写真の中で、笑っていた。お子さんは、もちろん、とても元気。

2012-02-28 20:44:54