佐々木俊尚が語る、出版業界のゼロ年代からのフェーズ切り替え
勝間和代に激怒!! 女同士のガチバトルは「経済効果」狙いの演出? - livedoor ニュース http://news.livedoor.com/article/detail/4531267/ 熟女バトルもののバラエティ番組を思い出した。
2010-01-04 13:27:16勝間和代や香山リカのように『苫米地英人』にも検証の手を! - 夏のサマー http://d.hatena.ne.jp/enjokosai/20100104/p1 2000年以降のサバイブ主義が、自己啓発本をメインストリームに押し上げた。
2010-01-05 11:56:01この酷い時代をサバイブするためには、ルールを学んで自分を高めなければならない。そういう至上命令が人々を覆っていて、それが勝間本や苫米地本のブームの素地となった
2010-01-05 11:57:22でもそれに疲れてきた人たちが、香山本に走っているという状況。だから勝間本と香山本は読者層がほとんどおなじという分析もあって、だから二人でプロレス的ドラマを演出することにはビジネス的意味があるということなんだろうな。
2010-01-05 11:58:12でもゼロ年代は終わって、そろそろ次のフェーズに進むべきではないか。ルールに従ってサバイブするのではなく、ルールを変えることが可能なのかどうか。変えるためには何をすればいいのかを考えなきゃいけない時期に来ている気がする。
2010-01-05 11:58:56サバイブのための自己啓発だけではなく、赤木智弘氏や城繁幸氏のようなシステム批判に留まるのでもなく、さらに一歩ここから先へ進めるべきではないか。
2010-01-05 12:01:10振り返ってみると、自己啓発本(個人的にはそういう本は嫌いじゃないが)が出版界の主流に躍り出るなんていう状況は戦後の出版史にはなかった
2010-01-05 12:02:59ベストセラーであっても、自己啓発本はしょせんは「本流」からみれば辺境でしかなかった。でもゼロ年代に入って「本流」といえるようなものがそもそも姿を消してしまい、それにサバイブ主義の台頭が重なって、自己啓発本がメインストリームとなる状況を生み出したのではないかと思う。
2010-01-05 12:04:10だから個人的には、東浩紀氏とその周辺で語られている新しい政治システムについての議論には、実はものすごく期待している。
2010-01-05 12:07:04H-Yamaguchi.net: 内なる「カツマー」と「カヤマー」について http://bit.ly/5XJe2c カツマーとカヤマーの振り幅を大きくしておけば、その振り幅が生み出す収益も大きくなるというマネタイズ構図、かな。
2010-01-05 12:15:07僕が自己啓発本をたくさん読んでわかったこと。1)金持ちになるためには、自己啓発本を書くべき 2)自己啓発本→講演が人生最強のライフハック 3)ヒットはコネクションを呼ぶ
2010-01-05 12:19:11いまのシステムを変えない限り、勝間本的生き方も香山本的生き方も、しょせんはまき散らされている幻想にすぎない。だったらシステムを変えなければならない。つまりは政治に接続し、そこで意思表示を行うことこそが10年代の最大のテーマになるんじゃないかとおもっています。
2010-01-05 12:23:20知性も教養もある老舗出版社の中堅女性編集者が「勝間さんの新しい本が出たんですよ〜」と喜色満面で話していたから、「本当に好きなの?」と問い返してみた。彼女は虚を突かれたように一瞬無言になって、その後うつむきながらぽつりとこう答えました。「……仕事だから読んでるんです」
2010-01-05 12:26:33やばい、今日の佐々木さんは面白い! RT @sasakitoshinao: 知性も教養もある老舗出版社の中堅女性編集者が「勝間さんの新しい本が出たんですよ〜」と喜色満面で話していたから、「本当に好きなの?」と問い返してみた。彼女は虚を突かれたように一瞬無言になって、その後うつむき
2010-01-05 12:28:18何を言いたいかというと、出版業界は落日しつつあって、精神的余裕も失われた。何を社会に訴えていけばいいのかということに激しく悩み、構造不況に溺れながら自己啓発本にすがりついているという状況ということ。経済的にも、そして精神的にも。
2010-01-05 12:29:24まず出版社の社員が勝間本読んでそうだもんねRT @sasakitoshinao: 何を言いたいかというと、出版業界は落日しつつあって、精神的余裕も失われた。何を社会に訴えていけばいいのかということに激しく悩み、構造不況に溺れながら自己啓発本にすがりついているという状況ということ。
2010-01-05 12:30:31@sasakitoshinao 新しい出版ルートも必要だと思うんですよね。当たり前ですが、元気のいい本は元気のいい担当次第。
2010-01-05 12:33:33なんだかなあRT @sasakitoshinao: 知性も教養もある老舗出版社の中堅女性編集者が「勝間さんの新しい本が出たんですよ〜」と喜色満面で話していたから、「本当に好きなの?」と問い返してみた。彼女は虚を突かれたように一瞬無言になって、その後うつむきながらぽつりとこう答えま
2010-01-05 12:34:31メディアは幻想という側面もあるが、幻想を消費するだけでいいのかと言う問題もありそうだRT @sasakitoshinao: いまのシステムを変えない限り、勝間本的生き方も香山本的生き方も、しょせんはまき散らされている幻想にすぎない。だったらシステムを変えなければならない
2010-01-05 12:35:48Kindleのようなシステムによって読者と書籍のマッチングモデルが変われば、店頭のベストセラーだけではないオータナティブな読書空間が生まれてくると期待してます。RT @masakiishitani:新しい出版ルートも必要だと思うんですよね。元気のいい本は元気のいい担当次第。
2010-01-05 12:36:16システムに目をむけ、変える、創るは同意できますが、それが政治システムだけなのだろうかという気も。確かに政治は重要だが、東さんの議論を見ていると、どうも青年将校っぽい危うさを感じる。自分としてはもっと知に足がついたもので考えたい @sasakitoshinao
2010-01-05 12:38:21@sasakitoshinao エンジニア系ではもう始まってるんですよね。あれはコミュニティ依存モデル。コミュニティではないルート、現在だとブログ→アマゾンではない書店ルート的なものには確かにシステムが必要ですねえ。
2010-01-05 12:38:30あ、地に足ねRT @fujisiro: システムに目をむけ、変える、創るは同意できますが、それが政治システムだけなのだろうかという気も。確かに政治は重要だが、東さんの議論を見ていると、どうも青年将校っぽい危うさを感じる。自分としてはもっと知に足がついたもので考えたい
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