『地球に残された時間』読中メモ(作成中)

随時メモって追加していく予定
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TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

私の森.jp編集長に『地球に残された時間 80億人を希望に導く最終処方箋』(レスター・R・ブラウン/ダイヤモンド社)をプレゼントされた!ちょっとずつ読み進めるのだ! http://t.co/zwKSY8XN

2012-03-05 21:30:13
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『地球に残された時間』メモ1「日本は、エネルギー効率の分野では世界のペースセッター役を果たして来たが、再生可能エネルギー源の開発と言う分野ではひどく後塵を拝している」日本語版の序文を読むだけで、日本にできること、やれてないことが見えて来る。

2012-03-05 22:39:24
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『地球に残された時間』メモ2「太陽光発電は日本が最も強い分野で、世界第三位である。しかし、その設置容量を見ると、世界トップのドイツのわずか四分の一だ。」地熱発電で8位、風力は10位にも入れず、人口600万人のデンマーク以下。そして石炭と天然ガスの輸入量第1位、石油第3位。

2012-03-05 22:44:30
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『地球に残された時間』メモ3:日本は、太陽電池の製造で世界のリーダーで、風力では三菱重工が米国の風力タービンの重要な供給者であること、地熱タービンは日本の三社が世界の2/3を供給している。にもかかわらず、日本は再生可能エネルギーで遅れをとっている。なぜか?

2012-03-05 22:49:33
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『地球に残された時間』メモ4:「日本の地熱エネルギー分野が政府から貰っている研究開発資金はゼロである。風力は年に1000万ドルもらっている。他方、原子力は年に23億ドル得ている」つまりこれは政策が決めていること。政策は議員に誰を選ぶかで変えられる。今の議員を動かしてもいい。

2012-03-05 22:53:38
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『地球に残された時間』メモ5:「市場は価格を設定するが、私たちに真実を伝えていない」ガソリン1リットルを原油採掘、精製しスタンドまで運ぶ直接コストを0.79ドルとすると、気候変動、呼吸器疾患治療、油の流出、米軍の配備などの間接コストは3.17ドル。このコストが帳簿に入っていない。

2012-03-06 23:46:32
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『地球に残された時間』メモ6:「私たちは、自分たちの会計システムで自らを惑わしているのだ。それほどの巨額のコストを帳簿に入れずにおけば、間違いなく破産に至る」経済学者は1950年から世界経済は10倍に拡大しているという。現実は人間の要求は地球の再生能力を50%上回っている。

2012-03-06 23:52:28
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『地球に残された時間』メモ7:「地球の森林を減少させ、土壌を浸食し、帯水層を枯渇させ、漁場を崩壊させ、気温を上昇させ、氷床を融かしている経済システムが、将来も単純かつ長期的に成長していくだろうなどと、どうして考えることができるのだろうか?」どうして考えることができるのだろうか?

2012-03-06 23:55:19
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『地球に残された時間』メモ8:「古代文明では、非常に多くの場合、崩壊に先立って飢餓が広がっていた。この地球文明の社会的な崩壊の前触れとなる衰退の指標として“飢餓の広がり”を用いるとしたら、それは10年以上前に始まっている」食料不足が文明の衰退と崩壊を加速するという話。

2012-03-08 00:33:04
TAKASHINA,Tsunehiro @J_for_Joker

『地球に残された時間』メモ9:「2007年はじめに、世界の穀物需要が急増し供給が逼迫するにつれて、小麦、米、トウモロコシ、大豆の価格が上昇し始め、2008年には史上最高値の3倍にも達した」その後いったん下がったもののいまはまた上昇中らしい。そして飢餓が広がっている?

2012-03-08 00:03:44
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『地球に残された時間』メモ10:「20世紀の最後の数十年間、慢性的な飢餓と栄養不良を抱えた人々の数は世界中で減りつつあり、1996年には7億8800万人まで減った。それが2008年には9億人を突破。2009年には10億人を越えている」いわば、8人に1人から、7人に1人へ。

2012-03-08 00:07:03
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『地球に残された時間』メモ11:「今日の夜、昨夜は存在していなかった21万9000人が夕食の席につくことになる。しかし、その多くの人の前に置かれているのは、空っぽの皿だ」その背景には、穀物がバイオマスエタノールとして燃料の生産に使われるようになったことがあるわけだ。

2012-03-08 00:12:54
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『地球に残された時間』メモ12:通称「プランB」の構成要素は次の4つ。「2020年までに世界のCO2排出量の80%を削減すること」「2040年までに世界人口を80億人以下で安定させること」「貧困を根絶すること」「森林、土壌、帯水層、漁場を回復させること」さもなくば……。

2012-03-08 00:22:36
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『地球に残された時間』メモ13:第1章まで読了。このあと第Ⅰ部「悪化しつつある基盤」、第Ⅱ部「その結果」、第Ⅲ部「解決策はプランB」、第Ⅳ部「残された時間」と続く。つまり、しばらく(第Ⅰ部、第Ⅱ部)は暗い展望を書き抜くことになる。やめとこうか(笑)。

2012-03-08 00:30:43
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『地球に残された時間』メモ14:1970年代のアラブ。原油禁輸をやって対抗策で穀物禁輸をやられて「ヤヴァイ」というので砂漠の遥か下にある帯水層まで掘り抜き灌漑用水とする。数年のうちにサウジアラビアは主食の小麦を自給自足!→帯水層枯渇→2008年1月小麦生産を段階的にやめると発表。

2012-03-09 23:10:18
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『地球に残された時間』メモ15:2007年〜2010年の間に300万トン近くあった小麦の収穫量が100万トン未満に。2012年には小麦の収穫が終了?! サウジアラビアは他国の土地・水資源を買ったり借りたりして自国民の食料を生産使用としている。隣国イエメンも深刻。

2012-03-09 23:15:47
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『地球に残された時間』メモ16:「水不足」「水赤字」の国は多数。世界人口の半分に当たる人々が、帯水層の枯渇に伴って地下水位が低下している国々に住んでいる。世界の水利用の70%は灌漑用。水不足は食料不足に直結する。

2012-03-09 23:18:24
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『地球に残された時間』メモ17:中国、インド、米国(この3カ国で世界の穀物生産量の半分)をはじめ20の国々で地下水位が低下し井戸が涸れつつある。米国では穀物生産量の約1/5が灌漑地でつくられている。インドでは3/5、中国に至っては4/5。水資源の確保が急務ということだ。

2012-03-09 23:29:28
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『地球に残された時間』メモ18:そんなこと今まで考えたこともなかったが、帯水層から無理矢理汲み上げ水で灌漑するというモデルは「持続可能でない水利用」なわけで、遠くない将来に必ず破綻する。ということは現状の穀物生産量は間違いなく確保できなくなるということだ。

2012-03-09 23:34:13
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『地球に残された時間』メモ19:世界銀行による中国の水事情に関するレポート「水野使用量と需要のバランスをただちに元に戻すことができなければ、『将来世代にとって破滅的結末』が待っているだろう」。おいおい。

2012-03-09 23:37:48
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『地球に残された時間』メモ20:シリア、イラク、ヨルダン、イスラエル、イラン、アフガニスタン、パキスタン、メキシコ。水の需要が供給を上回り帯水層からの過剰な汲み上げで発生していた食料バブルははじける運命にある。

2012-03-09 23:46:11
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『地球に残された時間』メモ21:コロラド州やカリフォルニア州では都市や町が、農家や牧場主から灌漑水の利権を購入している。急成長する都市が世界の農家から水を吸い取っている。穀物の生産に使われる水はますます少なくなっていく。

2012-03-09 23:55:36
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『地球に残された時間』メモ22:今まで通り水の汲み上げ過ぎを続けて、その結果に苦しむか、水の生産性を高めて帯水層を安定させる世界的な取り組みを始めるか、その選択に迫られている。

2012-03-09 23:57:47