旭丘大戦第二巻最終章〜旭丘決戦、ブラックシャドウ〜

第二次旭丘大戦が佳境に入る!最後の、旭丘決戦!VS物同連合、ついに完結!
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情熱の赤色 @passion_red_sky

「フィジ大佐、前方で空戦が起こってますがいかがいたしますか?」「かまわん、全速前進、エアバーナーを噴かせ。あと、歩兵全員に降下体勢に入れと伝えろ。」「承知いたしました。」そういうとフィジは立ち上がり、マントを羽織って司令部から出ようとした。

2012-03-10 22:46:57
情熱の赤色 @passion_red_sky

「どちらへ向かうのですか?」そう聞いたのは、黒いフード付きのコートを着た、金髪の女性。「俺も降りる。ここでけりをつける。」「真っ正面から行ってもやられるだけです。私にいい考えがあります。」「なんだ?それは?」

2012-03-10 22:48:03
情熱の赤色 @passion_red_sky

「それはあとで教えます。ですが大佐、戦争においての勝利条件は、相手のトップを倒すことですよ。」そう彼女は語った。

2012-03-10 22:48:59
情熱の赤色 @passion_red_sky

「天空鳥!着陸態勢に入りました!」空軍の努力虚しく、天空鳥は校庭の上空に移動した。「陸軍出撃用意!」ニワレン大将が叫ぶ。 『よし!行くぞ!』

2012-03-10 22:50:02
情熱の赤色 @passion_red_sky

「るるぶ落とし!」「メタルボールズ!」にろ中将、岡田大尉率いる遠距離部隊が攻撃を始める。その合間を縫って、ふぁみ少将率いる近距離部隊が切り込んだ。

2012-03-10 22:52:03
情熱の赤色 @passion_red_sky

「風の構え・・・霧胴!」たった一瞬、ふぁみ少将が握っていた刀の刃が消え、そして、斬り込んだ。「・・・斬!」そう言うと、刃は再び現れ、そして、彼の周りにいた物同連合兵士は、倒れ込んだ。

2012-03-10 22:52:16
情熱の赤色 @passion_red_sky

「うらうらうらーー!いのっし様のお通りじゃああああ!」相変わらずの、いのっしの暴走っぷりである。「・・・やりすぎだって・・・さて、この大軍。かにちゃん!よろしくー」「了解よ!」

2012-03-10 22:52:52
情熱の赤色 @passion_red_sky

そう言って、かに大尉はテニスラケットを取り出した。「弾丸フラット!」そして、そのラケットから放たれたボールは、弾丸のように、物同連合兵士を突き抜け、一本の道を作った。

2012-03-10 22:53:15
情熱の赤色 @passion_red_sky

「しらりん先輩、あとよろしくお願いします!」「はい!任せていて!」彼は、両端に赤い火が灯った棒を持ち、できた道へ走り込んでいく。そして、3メートルほどの円を描いた。

2012-03-10 22:53:43
情熱の赤色 @passion_red_sky

「・・・鯱火の舞!」その円に、赤い火が灯り、そして、人の大きさぐらいの鯱を作り上げた。その鯱は、次々と物同連合兵士を襲って行く。「先輩すごい・・・私を頑張らないと!」先輩の姿を見ていたなぎ大尉も奮闘する・・・が明らかに彼女は劣勢状態だった。

2012-03-10 22:54:00
情熱の赤色 @passion_red_sky

「うっ・・・ヤバい!」そうつぶやいた瞬間、彼女の後ろから物同連合兵士が切り掛かった。「———!」もうダメか、そうなぎ大尉が思ったとき、彼女の前に誰かが現れ、そして赤く染まる刀で物同連合兵士を斬った。

2012-03-10 22:55:46
情熱の赤色 @passion_red_sky

「・・・!熱血君?!」「大丈夫か?」彼女の前に現れたのは、熱血少将だった。「早く体勢直して、すぐ来る!」「う・・・うん。」「・・・あまり戦えてないみたいだね。」「えっ?なんで・・・」

2012-03-10 22:56:49
情熱の赤色 @passion_red_sky

「なんとなくだよ、多分それって、自分を信じきれてないからじゃないかな。」敵の攻撃をかわしながら、彼は続ける。「信じれば、何かが変わるはず・・・多分。」「うん・・・やってみる。」そういって、なぎ大尉は目を閉じた。すると、彼女が握っていた鉄の棒が、ゆっくりと凍って行った。

2012-03-10 22:57:28
情熱の赤色 @passion_red_sky

「・・・もう大丈夫だよ。戦えるはず!」なぎ大尉は再び目を開け、そして、物同連合に向かった。

2012-03-10 22:58:00
情熱の赤色 @passion_red_sky

「・・・氷の舞!」彼女は持っていた氷の棒を地面に叩き付けた。そしてその部分から、地面が一気に凍って行き、物同連合兵士の足を凍らせた。「よし、攻め込めー!」

2012-03-10 22:58:17
情熱の赤色 @passion_red_sky

防衛機残り40!」「くそっ・・・なかなかとらえさせてはくれないな。」予想以上に、現役連合軍は苦戦していた。「・・・あいつが部隊長っぽいな。レッドアップル1よりプリンス1へ、援護をお願いできますか、先輩。」「任せとけ!」

2012-03-10 22:59:12
情熱の赤色 @passion_red_sky

部隊長を思われる機体を、きゃんど中将とおーじ少将がとらえる。「・・・追尾ミサイル、発射!」そして、大破させた。「なんとかこちらが優勢・・・か?」そうきゃんど中将が言ったときだった。「!所属不明機、急速接近中!」「何!」

2012-03-10 22:59:30
情熱の赤色 @passion_red_sky

そう言った瞬間、きゃんど中将の後ろについていた味方機が、消えた。「———!これができるのは・・・」ゆっくり、きゃんど中将は後ろを向いた。「ストらバーー!」「今回は負けないよ、きゃんど君。」

2012-03-10 22:59:54
情熱の赤色 @passion_red_sky

「陸軍、A、B大隊共に順調に進軍中。空軍はほぼ互角、防衛機残り30です。」「よし・・・みんな頑張ってくれ。」ニワレン大将はそう願っていた。とともに、何もできない自分にいらだちを覚えていた。「みんなが戦っているのに・・・俺は・・・!」

2012-03-10 23:01:06
情熱の赤色 @passion_red_sky

そうつぶやいたとき、1羽の鳥が、AGH本部中庭へ降り立った。「・・・?大戦中になぜ鳥が・・・」ニワレン大将がそうつぶやいた瞬間だった。1羽の鳥が、突然消えた。

2012-03-10 23:01:38
情熱の赤色 @passion_red_sky

そして、消えた後にいたのは・・・「————!お前は・・・フィジ!」マントをたなびかせ、光る刃を手にした、物同連合大佐、フィジであった。

2012-03-10 23:02:08