はい、日本手話の/好き/という動詞がその一例ですが、この動詞の場合は補助動詞(Aux)を直後に取って、それが一致を示します。RT @Mitchara: @SL_at_IDE 論文情報ありがとうございます。一致しない動詞では、目的語一致も起こらないのでしょうか。
2010-06-06 21:07:55ちなみに一致動詞における解剖学的制約がもたらす興味深い一致動詞の変形については、Rathman &Christianが4つくらいの手話を題材に面白い論文を書いています。@SatowNaoto @yaaaam @Mitchara
2010-06-06 21:06:07すみません。ちょっと訂正、Christian and Rathmannではなく、Rathmann and Mathur(2002)でした。 @Mitchara @SatowNaoto @yaaaam @Mitchara
2010-06-06 21:11:15Sandler & Lillo-Martin (2006) Sign Language and Language Universals http://amzn.to/c46R34 という本が気になっている #gengo
2010-06-06 21:10:32僕が持ってるのは市田・木村両先生のはじめての手話 RT @Mitchara: @SL_at_IDE ありがとうございます。日本手話を学ぶための教材はありますか?
2010-06-06 21:16:06言語学者も読める文法についての本ということでしょうか?書きたいと思っていますが、なかなかうんと言ってくれる出版社が現れません。RT @Mitchara: @SL_at_IDE ありがとうございます。日本手話を学ぶための教材はありますか?
2010-06-06 21:12:41@SL_at_IDE なるほど、Auxのレベルで一致をマークする動詞もあるのですね。多重一致は手話では通言語的によく見られる現象なのでしょうか。
2010-06-06 21:12:48一部の初学者用の本には、少し文法についての記述があります。木村・市田『はじめての手話』、日本文芸社、1995年 RT @Mitchara: @SL_at_IDE ありがとうございます。日本手話を学ぶための教材はありますか?
2010-06-06 21:13:59多重一致現象自体は、通言語的に見られます。どの語が一致するかは言語によって異なります。RT @Mitchara: @SL_at_IDE なるほど、Auxのレベルで一致をマークする動詞もあるのですね。多重一致は手話では通言語的によく見られる現象なのでしょうか。
2010-06-06 21:14:43基礎からの本の方は全員が聴者か手話通訳者等で、ろう者の言語感覚、生活感覚からはかなり遠い本と言われています。RT @Mitchara: ありがとうございます。『基礎から学ぶ手話学』と一緒に早速ぽちりました。 RT @SatowNaoto 市田・木村両先生のはじめての手話
2010-06-06 21:24:00(訂正)基礎…の本の特にろう文化に関する記述は、手話母語話者たちへの敬意を欠いたものとなっていることなどが指摘されています。RT @Mitchara: ありがとうございます。『基礎から学ぶ手話学』と一緒に早速ぽちりました。 @SatowNaoto
2010-06-06 21:30:07@SL_at_IDE なるほど、言語学徒向けの文法書はまだ適当なものが出ていないのですね…。ありがとうございます。『はじめての』読んでみます!
2010-06-06 21:30:18木村・市田の本はいい本と思います。基礎からの本は上から目線の本なので私は勧めていません。RT @SatowNaoto: 僕が持ってるのは市田・木村両先生のはじめての手話 RT @Mitchara: @SL_at_IDE ありがとうございます。日本手話を学ぶための教材はありますか?
2010-06-06 21:32:39@SL_at_IDE ありがとうございます。では『はじめての』の方で勉強してみます。何度も質問してしまって恐縮ですが、Sandler & Lillo-MartinのSign Language and Language Universals はいかがでしょうか。
2010-06-06 21:35:33書名まちがえた! 正しくはSandler & Lillo-Martin (2006) Sign Language and Linguistic Universals. Cambridge UP.
2010-06-06 21:44:44生成文法の知識をお持ちの方には良い手話言語学の本です。RT @Mitchara: @SL_at_IDE Sandler & Lillo-MartinのSign Language and Language Universals はいかがでしょうか。
2010-06-06 21:38:39主として著者たちが研究しているASLとISL(イスラエル手話)の事例が取り上げられています。RT @Mitchara: @SL_at_IDE Sandler & Lillo-MartinのSign Language and Language Universals
2010-06-06 21:39:57そうですね。二つの音を同時に出せないことと同様全く問題(支障)にならないと思いますが、この二つの「(こっち側に)来る」の違いは、解剖学的な制約によるものではないかと思ったもので。 RT @SL_at_IDE @yaaaam @SatowNaoto @Mitchara
2010-06-06 23:08:40この二つは、手話では空間動詞になり、主語や目的語の一致とは別の問題かとRT @yaaaam: 一方「飛行機で来る」と「自転車で来る」の違いも純粋に解剖学的な制約によるものかなと思ったのですが、どうでしょうか。 RT @SL_at_IDE @SatowNaoto @Mitchara
2010-06-06 22:49:59ただ、解剖学的な制約は後者が自分の方への空間移動を許さないという意味でしょうね。RT @yaaaam: 一方「飛行機で来る」と「自転車で来る」の違いも純粋に解剖学的な制約によるものかなと思ったのですが RT @SL_at_IDE @SatowNaoto @Mitchara
2010-06-06 22:52:36もっというと移動手段という意味だと、後者は名詞化するので実質的な使用では解剖学的な制約はまったく問題になりません。@yaaaam @SatowNaoto @Mitchara
2010-06-06 22:55:30自転車の手話は空間動詞としては機能しないのに対し、飛行機の手話は空間動詞として機能するものですから、手話の分析ではこうした動詞の分類が肝要かと存じます。 @yaaaam @SatowNaoto @Mitchara
2010-06-06 23:21:51ともあれ、関心を持って頂いていること、大変にうれしく思います。市川には全国的に有名なネィティブの良い講師の方もおられるので、そうした方に学ばれる機会もあるといいかもしれませんね。RT @Mitchara: ほむむ手話の話に入れない…。まずは知識を…
2010-06-06 23:27:27