多重一致と手話/はじめよう手話言語学

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動腦工作室 Yamada Akinob @yaaaam

@Mitchara ありがとうございます。日本語だってたとえば、「夫の兄を恋する」をひとつの語ってことにしちゃえば抱合語ってことになっちゃわないの?というのがずっと疑問だったので。今回の講義でちょっとだけわかったような気がします。ありがとうございました。

2010-06-06 07:52:10
Mitchara @Mitchara

@yaaaam ありがとうございます。おっしゃるとおり、自由度や生産性の違いこそあれ、いわゆる「抱合語」以外の言語でも抱合らしき現象は見られます。日本語にもおそらくあるでしょう。古典ナワトル語タイプの言語を特徴づけるのは、抱合や複総合性よりむしろ包括的な一致現象かもしれません。

2010-06-06 10:05:56
@SatowNaoto

安易に似ているというのは危険ですが、第一印象はjapanese sign languageに似ているな、というものでした。RT @Mitchara: @yaaaam ...古典ナワトル語タイプの言語を特徴づけるのは、抱合や複総合性よりむしろ包括的な一致現象かもしれません。

2010-06-06 10:29:09
動腦工作室 Yamada Akinob @yaaaam

わたしも安易に印象だけで言うと、手話は孤立語に空間的要素を加味したという感じです。 RT @SatowNaoto 安易に似ているというのは危険ですが、第一印象はJSLに似ているな… RT @Mitchara: @yaaaam ...古典ナワトル語タイプの言語を特徴づけるのは…

2010-06-06 10:47:35
Mitchara @Mitchara

@SatowNaoto @yaaaam そういえば、日本手話には空間と対応した一致のような現象が見られるのでしたね。勉強したい、勉強したいぞ日本手話!

2010-06-06 10:55:31
動腦工作室 Yamada Akinob @yaaaam

.@Mitchara @SatowNaoto 人称代名詞と動詞の方向の一致などのことですよね。音声言語と異なり解剖学的に可能な範囲内でという制約があるように思うんですが、どうなんでしょう?>詳しい方。

2010-06-06 15:59:32
@SatowNaoto

やはりこれは@SL_at_IDE先生にお願いいたします。RT @yaaaam: .@Mitchara 人称代名詞と動詞の方向の一致などのことですよね。音声言語と異なり解剖学的に可能な範囲内でという制約があるように思うんですが、どうなんでしょう?>詳しい方。

2010-06-06 16:01:46
Soya Mori @SL_at_IDE

手話における動詞の一致でしょうか?RT @SatowNaoto: やはりこれは@SL_at_IDE先生にお願いいたします。RT @yaaaam: .@Mitchara 音声言語と異なり解剖学的に可能な範囲内でという制約があるように思うんですが

2010-06-06 20:40:59
Soya Mori @SL_at_IDE

「音声言語と異なり解剖学的に可能な範囲内でという制約」というのは、半分は正しいですが、半分は違うように思います。@SatowNaoto @yaaaam @Mitchara SatowNaoto @yaaaam @Mitchara

2010-06-06 20:43:37
Soya Mori @SL_at_IDE

音声言語と異なっていますが、解剖学的な制約は音声言語にもあって、手話なら可能な空間上での無数の一致の形成が音声ではそうはいかないでしょうし、前後左右での一致などの芸当も音声ではできません。@SatowNaoto @yaaaam @Mitchara

2010-06-06 20:44:47
Mitchara @Mitchara

@SL_at_IDE はい。表面的には、一部の複総合的でhead-markingな音声言語にみられる多重一致に似ているような気がする、という話です。 @yaaam @SatowNaoto

2010-06-06 20:45:23
Soya Mori @SL_at_IDE

いっぽう、おっしゃるように関節の動きなどに制約されるものはありますが、これはいわば、音声言語なら同時に二つの音を発声することができないような解剖学的制約と同じレベルのものでは?@SatowNaoto @yaaaam @Mitchara

2010-06-06 20:46:17
Soya Mori @SL_at_IDE

ありがとうございます。多重一致というのはどのような現象でしょうか?RT @Mitchara: @SL_at_IDE はい。表面的には、一部の複総合的でhead-markingな音声言語にみられる多重一致に似ているような気がする、という話です。 @yaaam @SatowNaoto

2010-06-06 20:47:18
Mitchara @Mitchara

@SL_at_IDE ありがとうございます。空間上での無数の一致があるということは、一つの談話の中で人称を いくつでも立てられるということでしょうか。 #gengo

2010-06-06 20:47:24
@SatowNaoto

はい。ナワトル語の主語接辞、目的語接辞の話を聴き、JSLの主語、目的語との一致を思いだしました。また、語順は確かSVOだったかと。リプライありがとうございます。RT @SL_at_IDE: 手話における動詞の一致でしょうか?RT @yaaaam: .@Mitchara

2010-06-06 20:47:44
Soya Mori @SL_at_IDE

理論的にはそうです。ただし、実際の談話上は記憶容量などで制約がかかりますが。RT @Mitchara: @SL_at_IDE ありがとうございます。空間上での無数の一致があるということは、一つの談話の中で人称を いくつでも立てられるということでしょうか。 #gengo

2010-06-06 20:48:44
Soya Mori @SL_at_IDE

ASLはSVOですが、日本手話はSOVです。ケニア手話もSOVでした。RT @SatowNaoto: また、語順は確かSVOだったかと。リプライありがとうございます。RT @SL_at_IDE: 手話における動詞の一致でしょうか?RT @yaaaam: .@Mitchara

2010-06-06 20:50:14
Soya Mori @SL_at_IDE

ナワトル語と多重一致をキーワードにちょっとググっています。RT @SatowNaoto: はい。ナワトル語の主語接辞、目的語接辞の話を聴き、JSLの主語、目的語との一致を思いだしました。RT @yaaaam: .@Mitchara

2010-06-06 20:52:48
Mitchara @Mitchara

ありがとうございます。不勉強ながら日本手話やASLの一致システムも音声言語のものと同じようなものだと思っていましたが、これはおそらくどんな音声言語にもない特徴ですね。 RT @SL_at_IDE

2010-06-06 20:54:17
Soya Mori @SL_at_IDE

多重一致=主語への一致と目的語への一致の共起ですか?ならば手話の一致動詞では、よく起きています。主語への一致は省略されることがありますが、目的語への一致は省略されません。@SatowNaoto @yaaaam @Mitchara

2010-06-06 20:55:36
Mitchara @Mitchara

@SL_at_IDE 簡単にいうと、ナワトル語では全ての名詞が主語と所有者に、全ての動詞が主語と目的語にそれぞれ一致します。「1sgS-3sgO-食べる」のように。

2010-06-06 20:55:43
@SatowNaoto

多分英語力不足でJSLに関する講演を誤解していたようです。ありがとうございます。RT @SL_at_IDE: ASLはSVOですが、日本手話はSOVです。ケニア手話もSOVでした。RT また、語順は確かSVOだったかとRT @yaaaam: .@Mitchara

2010-06-06 20:56:35
Mitchara @Mitchara

ますます日本手話を勉強したくなってきた。手話と音声言語のタイポロジー、永遠の夢!

2010-06-06 20:57:28
Soya Mori @SL_at_IDE

http://bit.ly/d3pkWZ →でアイヌ語の議論がされていますね。この論文が載っている本の(筆者でなく)編者の井筒さんには、米国LIで有志を募って日本手話を教えたことがあります。@yaaaam @Mitchara

2010-06-06 20:57:34
Soya Mori @SL_at_IDE

手話ですと、言語によって分布が異なりますが、一致する動詞としない動詞との両方があります。RT @Mitchara: @SL_at_IDE 簡単にいうと、ナワトル語では全ての名詞が主語と所有者に、全ての動詞が主語と目的語にそれぞれ一致します。「1sgS-3sgO-食べる」のように。

2010-06-06 20:59:31