電子書籍『共感覚の地平』発行記念まとめ
- Cristoforou
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↓を「発行」したのは、昨日開店した「電子書肆 さえ房」。ISBNも取得済で、今後も学術書籍を発行していくということなので大いに期待したい。
2012-04-13 18:22:28ちなみに↓の『共感覚の地平』で引用されているナボコフ『ロリータ』の一節の原文(対訳付き)を、「Mという字がピンク色に見える」というナボコフ自身の見え方を知ってから見直して見たら面白かった。
2012-04-13 18:24:53「本が好き! BOOKニュース」が共感覚についての出版物に関連して、「個人的に「共感覚」については不信感があった」と言い置いている。この言い置きがすきだ。なぜって、正直だと思うから。@honzuki_news
2012-04-13 18:36:37「個人的に「共感覚」については不信感があった」というのはどのあたりに原因があるのでしょうか?今回発行した書籍は共感覚を知らない方ばかりではなく、あやしいものだと思っている方をターゲットにしているので興味がありまして… #kyokankaku @honzuki_news
2012-04-13 18:36:43@Cristoforou #kyokankaku 今回の『共感覚の地平』、興味深くDLさせていただきました。「あやしいものだと思っている方をターゲットにしている」というのは、読みながらも感じました。どのあたりが原因なのか、実は自分でもよくわかっていません。続
2012-04-13 18:39:49共感覚書籍の本文はゆっくり読むことにしよう。電子書籍だと、画像の色彩がきれいに表現出来るからいいねぇ。何せ、色が命の共感覚が多いし。http://t.co/boJq7Zbk
2012-04-13 18:40:54@Cristoforou #kyokankaku 続 なんというか、僕も共感覚者かも知れないのですが、共感覚と呼ばれる現象は本当は当たり前に存在していて、単にそれが言語とうまく共存できていないだけなのではないかと思うんです。なので、まさに表象文化論で扱って欲しいテーマです。
2012-04-13 18:41:44@178773 ePubだとこのあたりの画像処理がうまくいかないことが多そうなので、この手のテーマの書籍はpdfで配布したほうが効果的な気がします。
2012-04-13 18:43:42@Cristoforou #kyokankaku 全英共感覚学会!ぜひ最新の研究を教えてください。/やはりそういうものなんですかね。断言は難しいものだとは思いますが>誰にでもある/共感覚者が神秘化されがちなことも不信感の原因かも、と思い当たりました。追記です。
2012-04-13 18:48:11昨日出た『共感覚の地平』ですが、12本記事が入っています。冒頭の長田典子先生の記事と巻末の@twinkleikoさんの研究動向・年表は共感覚に関する一般的な事項を導入的に書いて頂いたものです。バラエティを出すため若手とベテランに同テーマで書いて頂きました #kyokankaku
2012-04-13 20:27:41主力のコンテンツは2009年に表象文化論学会大会でやった共感覚パネルの文字化です。私、湯澤優美さん、@oritakoさん、@ks91020、@kanbayaさんの論考が収録されています。 #kyokankaku
2012-04-13 20:33:41収録は発表順ですが、初めは@ks91020さんの論考から読んだほうがいいかもしれないと思います。共感覚についての一般的なことがらを含めて仮説の検証などが行われています。 #kyokankaku
2012-04-13 20:35:20私の論考はアレなので書き出しだけ貼っておくと「ハンバート・ハンバートにとってロリータがいつもロリータであったのと同様、共感覚者であるウラジーミル・ナボコフにとって Mはいつもピンク色に見えた。」#kyokankaku
2012-04-13 20:36:50「“my life”も“my loins”も“My sin”も“my soul”もすべてピンク色の文字で始まり、『ロリータ』の有名な冒頭の一節はピンク色の乱舞であったはずだ。」 #kyokankaku
2012-04-13 20:37:15「この一節をナボコフになったつもりで体験したければ、上顎と舌の間で注意深く“Lo-lee-ta”の音を作りながら、上唇と下唇があわさって鼻から息が抜けるmの音の時にはピンク色を思い描けばよいのかもしれない」まあそんな感じの論文ですわ。 #kyokankaku
2012-04-13 20:37:36湯澤さんの論文は一人の共感覚者の共感覚を丁寧に記載した事例研究です。強い共感覚を持っている人の感じ方とはどういうものなのか、漠然とでもわかるのではないかと思います。 #kyokankaku
2012-04-13 20:38:32当日司会をして下さった@kanbayaさんには荒川修作論を書き下ろして頂きました。これは当日のパネルには入っていなかったのですが、追悼論考としても大変充実していると思います。ほんとはもうちょっと早く出せばよかったのですが…すいません。 #kyokankaku
2012-04-13 20:40:04これに@oritakoさんのパネル総括と、表象文化論のニューズレターRepreから転載した横山太郎さんの報告とパネル要旨が入っています。これでパネル関係のコンテンツは終わりです。 #kyokankaku
2012-04-13 20:40:51この他、ディスアビリティ研究との連携を深めたかったので@sourdさんに聾についての論考を書いて頂きました。これは経験に基づいて感覚のいろいろな側面を考察するものでとても読み応えがあります。子供の頃のめんこいsourdさん写真も特別に公開しております。 #kyokankaku
2012-04-13 20:42:58それからまた新コンテンツとして@sankaku_queerさんの『キョウカンカク』書評を収録しました。これはミステリファン必読ですぞ! #kyokankaku
2012-04-13 20:44:07こんな感じで、涼宮ハルヒから脳科学まであらゆるものに共感覚という側面からアプローチする書籍となっております。皆様是非是非ご一読下さい!タダですぞ! #kyokankaku
2012-04-13 20:45:39それで「電子書肆 さえ房」の今後ですが、せっかくISBNを取得したので、かなりのスローペースで学術論考にISBNをつけて無料配布したいと思っています。ISBNをつけたのはゆくゆくはグーグルブックスにのせたいからです。
2012-04-13 20:47:28軽い読み物を出してもいいのですが、今のところ「電子書肆 さえ房」として出したいなと思っているのは皆様のHDに眠っている学位論文、学会パネルなどの記録集、一次資料(手稿とか会計簿とか古い刊本とか)を文字起こししたものです。 #rekisinews
2012-04-13 20:49:25