～水俣病に学ぶ海洋汚染～

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【水俣病に学ぶ海洋汚染】たんぽほ舎にきてます。代表の方？の挨拶。大飯町に抗議テントがある。それに1泊2日のツアーを組んでること。先日の仙谷氏の集団自殺発言。徳島に電話したそうです。抗議がとても多いとのこと。市民が声を届けましょう。ハガキで再稼働を止めるアクションのこと。

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【水俣病に学ぶ海洋汚染】たんぽぽ舎代表挨拶：安全神話など、この事故で吹っ飛んだ。もう一つ、原発事故が起きたら関西もだめになる。日本も本当にダメになる。運動がもりあがり、声を上げ続ければそれだけ再稼働を引き伸ばせる。がんばりましょう。

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【水俣病に学ぶ海洋汚染】実川悠太氏：はじまります。概要、汚染拡散とその原因など…。

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実川悠太氏：資料から概略というか年表を見てる。昭和28年から現在に至る。なんて長い闘い。水俣病。英語でminamata deseazeで通じる。fukushimaと同じ。

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実川悠太氏：何と水俣病の専門家にも山下教授のような人がいる。滝沢氏。最初の新潟水俣病のときはいい仕事をしていたがいつの頃からか方向性を変えたらしい。いつの時代もどこにでもとは驚いた。

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実川悠太氏：70年代の原発運動の話。そのころはTMもチェルノブイリもなかった。水俣病、原発、両方に関わってた人達がたくさんいた。

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実川悠太氏：被害発生、南部不知火海、全域。琵琶湖に等しい面積。30km圏内、20〜30万人。1932年に汚染開始。

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実川悠太氏：水俣病、誤解や間違った認識が多い。九州水俣病(正式には不知火海水俣病)、新潟の水俣病(正式名称は違う)がある。チッソの廃液が原因。海によって人間への影響が違う。不知火海は生活の海。断崖絶壁や直線の海岸線だと人が近づけない場合は影響はすくない。

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実川悠太氏：不知火海はそうではなく潮の満ち引きなど、生活上、海へのアクセスが良い環境。ガソリンなどがない時代から船などが盛んにつかわれる。海と密接なため生活への影響が大きい地域。

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実川悠太氏：水俣病の発見、昭和31年とされるがあくまでも公式発見というだけ。チッソのが水銀を流し始めたのが昭和7年。厳密にいつから？と言われてもわからない。それ以前に患者がいたのかもしれない。当時、医者に通うのもなかなか難しい時代。祈祷や鍼きゅうなどがあった時代。

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実川悠太氏：チッソの排水の終了イコール汚染の収束というのが政府の見解。そんなバカなことがあるはずがない。今の福島で放射能排出が終われば問題がおわり？そんなはずはない。

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実川悠太氏：メチル水銀、25mgで水俣病になれる。(なれるといういいかたは変だが…)メチル水銀、金属の水銀、まったく毒性が違う。当時、通常普及してる金属水銀をひきあいに「問題ない」とした人達もいた。おいおい放射能と同じじゃないか…

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実川悠太氏：水銀の説明。水銀には化合物と金属水銀がある。化合物にも有機、無機とあり、メチル水銀は有機水銀にカテゴライズされる。これは生態に吸収される。皮膚からも食べることでも吸収される。金属水銀とはまったく違う。←これ、放射能も何十年もさき、同じ事を言われるんだろう…。

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実川悠太氏：金属水銀でも被害、症状はある。チッソ水俣工場は有機、無機、金属、あらゆる水銀を流した。農業の話。農薬は古川がつくり、肥料はチッソが作った。(逆か？)古川は足尾銅山の古川。農家が有機に走るのは当然のなりゆきなのかもしれない…と。鳥肌がたつ…。恐ろしい話。

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実川悠太氏：チッソ、日本でもたくさんの会社、工場があり、アジアにも進出。たいへんな企業。アメリカテネシー川の開発より朝鮮でチッソがやった開発のほうが規模が大きく技術のある企業。

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実川悠太氏：戦後、GHQの資金により急復興。化学工業界のリーダー。石油化学転換に遅れ転落。チッソは水銀を流した。アセトアルデヒド製造が原因。石油エネでなく電気エネ時代、アセトアルデヒド工程でビニールが作られた。これが急普及。だがこういうものを手にすればするほど水銀が垂れ流される。

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実川悠太氏：こうして垂れ流された有機水銀が元で水俣病が発症。では水俣病とは？急性劇症型、胎児性、慢性とある。劇症型は悲惨な最後。ケモノになって死ぬ…。胎児性は生まれた時、すでに持って生まれる。臍の緒で水俣病と関連を証明した。それまでは胎児性は ありえないと言われた。

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実川悠太氏：その根拠は「胎盤は毒を通さない」といわれた。これは確かなこと。しかし有機水銀は入ってしまう。胎盤を調べたらでてきた。有機水銀が…。ではどういうものが通されるのか？つまり人間がつくったもの。高濃度のものは通してしまう。←これも放射能と似てる…

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実川悠太氏：水俣病、四肢末端の感覚障害＝有機水銀を疑ってもいいという研究結果もある。敏感な場所ほど影響を受ける。手先、足先、舌など。また酷い頭痛、吐き気、しびれ、つる。足がつる状態がずっと続く。有機水銀は感覚細胞に一番影響を与える。

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実川悠太氏：猫も水俣病でたくさん死んだ。しかし人間のほうが少ない量で影響を受ける。もし、猫や魚が影響をうけるのならすぐにわかるので人間は影響を受けなかっただろう。発病がわかるわけだから。

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実川悠太氏：水俣病患者、なにが一番辛かったのか？みな、差別をいう。

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実川悠太氏：水俣病の責任。アセトアルデヒド工程での有機水銀が原因としてわかった。しかし国は知っていながら止めなかった。国も加害者。対応が遅れたせいで被害は倍とも言われてる。←放射能問題のこれからをみるよう…。

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実川悠太氏：水俣病の患者補償。公的健康被害補償法により認定患者に73年、協定書を適用。協定書には金額などが記される。認定患者は2271人。1996年、和解。等々…。

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実川悠太氏：水俣病、拡散の原因。・水溶性ということ。当時の学者はヘドロだけを研究していた。・海流の干満が多い。・生体濃縮。・食物連鎖。喜田村正次「1段階で3000倍、6〜8段階。」・魚の回遊、水揚げ。

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実川悠太氏：有機水銀、少しは代謝される。髪の毛、爪に少量でる。しかし魚は代謝できない。有機水銀はたまり続ける…。