対抗文化についてのまとめ

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LSDの酩酊を役立てることが可能である。自分にとらわれた問題の多い世界の中で行き詰まりを感じている患者は、緊張の緩和と境界の除去によって固着して孤立した状態から解放され、医者とのより良い関係を見出だし、心理療法の影響によってよりいっそう自己を開くことが可能となる。

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要するに、われわれが今後さらに発展させなければならないことは、幻想の中で、自己を超えて宇宙と融合し、一体化となって得た体験の中で理解したものを、愛と知性によって、次々に伝えていく術なのである。

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唯物論的な世界像の中では人間と環境が切り離されており、すべてを包み隠し、しかも現実世界に生きている自我をも包み込んでいる。その中で、生き生きとした自然や創造全体と自分が一体になっているとわかるような現実があることを意識し、(続く

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続き)さらにそうした世界像を補完することによって、西欧産業社会のあらゆる生活領域にみられる精神の危機を克服することができるであろう。私と同じ時代に生きる多くの人びとと共に、私もこのような信念を持ち続けているのである。

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LSDを主とした一連の幻覚剤から得られたところのサイキデリック体験の価値は語りつがれ、研究されて人類に大いなる遺産として遺っている。〜中略〜現代人のマインドを活性化し、より柔軟な創造的世界観への展開の可能性を啓示してあますところがない。(表４より)

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以上、引用でした。もう一ヶ所、引用したいもの(LSDとヒッピーの関係について)があったが、少々長く、まとまらないので個人的にメモする。

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より高く、より深い現実の神秘的な体験に達するための瞑想を、物質的(薬学的)な面から助けることができるのだということに、私はLSDの本質的な意義を見る。そのような目的で利用されることこそが、宗教儀式上の薬としての特徴と効能を備えたLSDにはまさにふさわしいのである。

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以上の言葉で本書は締め括られている。ハクスレーが「島」で示した主張と同じですね。この本には、ハクスレーの章もあります。遠い将来、アルバート・ホフマン博士が残した業績の真価が、より多くの人々に認められる日が来ることを願います。

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フリッチョフ・カプラの「新ターニング・ポイント」の中でスタニスラフ・グロフの興味深い言葉が引用されていた。『精神医学と心理学にとってそれら(LSD)の持つ意義は、医学にとっての顕微鏡、天文学にとっての望遠鏡に匹敵するといっても決して過言とは思えない』

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LSDが、あなたの世界を揺らし、高次の可能性に眼を開かせ、抑圧されていた過去を統合するかもしれない。しかし、それはあなたのモラルの発達の順序をとばすことはできない　ケン・ウィルバー「統合心理学への道」より

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「アシッド・ドリームズ」読み終えました。レスター・グリンスプーンの「サイケデリック・ドラッグ」が医学的な視点からとすると、こちらは社会的な視点からLSDを捉えています。こういう本を読むと今の社会の現状を踏まえてどのようにこれらの物質と付き合っていくか考えさせられますね〜。

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ついに、オルダス・ハクスレーの「島」読み終えました。いや〜、やっぱすごい想像力ですね。冒頭に「理想をかたちづくるときに、われわれが、願望するものを想定することはかまわないが、不可能なことは避けるべきである」アリストテレス　と書いてあるのが気合入ってる！って思った。

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なぜ「島」にこんなに注目していたかというと、作品の中で通過儀礼としてモクシャ薬というサイケデリクスを取り入れてるからなんです。抽象的に描かれているのかと想像してたら普通にキノコって出てきて意外だった。LSDやキノコのグットトリップ経験者はもっと多くの人がやればいいのに思ったはず。

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オルダス・ハクスレーについては@maboroshin さんのここで！ http://t.co/HfIANOxB ハクスリーは、LSDを合成したアルバート・ホフマンに『島』を贈呈するとき、「モクシャ剤の発見者ホフマン博士へ」とサインをしています

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あとがきにも書いてあるんだけど、オルダス・ハクスレーのトリップ中の描写がすごい。もちろん、非言語感覚なので未経験者はやはり、文章だけではわからないだろうけど、経験者なら共感するはず。このパラ島の世界、システム、教育が実現すれば世の中はもっと良くなると思ってしまう。

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通過儀礼時のセット＆セッティングがすごい。何人かのグループでロッククライミングをし、山上の儀式場へと向かう。そこでモクシャ薬を飲み、おまじないを唱える。その後は自然豊富な道の中を下山する。日頃からトリップに適応しやすそうな教育を受けてるし、これならグッドトリップ間違いなしですね

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読んで感じたこと。現代社会の弊害的な部分が抑えきれなくなって、社会が病んでいるので価値観を変えていかなきゃならないけど相変わらず支配者型の社会は強大(作中のラストにもそれが現れてる？)でなかなか変わらない。けどやっぱり日本では原発問題以降少しずつ変わっていってるような気もする。

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「島」はテレンス・マッケナがいうアルカイック・リバイバルの世界ですね。希望者はみんなキノコ食べてるし、社会体制も(パラ島では)強い支配者はいない。子育ても核家族的ではなく集団的に行っている。おや？と思ったのが人工受精を積極的に取り入れてたとこ。理由を読んでなるほどなぁとも思った

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小林司『新版 心にはたらく薬たち 精神世界を拡げるために』を読み終える。久しぶりに薬物関係の本を読んだけども、これは当たりでした。コカイン、マリウァナ、サイケデリクスのことについて章ごとに、どれも歴史と文化と共に書かれており、読み応えがあった。良い本だったので引用しようと思う。