PKAnzugさん、Todaidon氏の疑問に答える

まぁ、いつもながらお疲れ様です。 でも、なんでコメ欄閉じてまとめを作るのでしょうかね・・・ ちょっと時間順では読みにくいかも・・・ かぶってたので、こちらの方へ誘導 続きを読む
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森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzugさん と@minadukiG さんの議論を拝見しましたが、放射線科医は診断でアイソトープを使っていて、その放射線量になまじ慣れているから原発事故で問題とされている内部被曝線量は『大したことない』と考える傾向があるようですね。原発公害が病院での検査と違う点は、

2012-05-04 22:40:21
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzug @minadukiG (承前1)①@minadukiGさんが指摘したようなプルトニウムを含む核種の多様性、②摂取量が不明、③摂取経路が複合的、④摂取した対象が当該地域住民すべてです。このうち、④が公害の特徴であり、放射線感受性の個人差が関与が大きいと思います。

2012-05-04 22:47:02
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzug @minadukiG (承前2)いわゆる原発公害の場合、事故前は稀(数万~数十万に1人)だった小児甲状腺癌が1000人に数名単位で増えるわけだから、そのレベルだと高齢者が多い臨床で有意差を持って検出することは難しいのだと思います。つまり90%以上の人は被曝しても

2012-05-04 22:52:14
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzug @minadukiG (承前3)甲状腺癌になることからは逃れられるといえるでしょう。しかし原発公害によって甲状腺癌が増えることはUNSCEAR( 原子放射線の影響に関する国連科学委員会)も認めていることなのですよね。ここでヨウ素131放出量が10分の1だから、

2012-05-04 22:55:23
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzug @minadukiG (承前4)福島はOKという考えは楽観的すぎます。事故報道での『専門家』のコメントで、利益相反による発言のみならず、なまじ経験があることによる誤謬やミスリードの可能性は気を付けた方がよいと思っています。

2012-05-04 23:04:56
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@minadukiG 御意。大きな問題として今だに日本の専門家の解釈が科学性に欠け恣意的→『放射線と甲状腺の病気の関連性について』:日本人はヨウ素をたくさん食べているから福島原発事故の甲状腺の内部被曝はチェルノブイリより少ないはず(?)http://t.co/wTXgcTOu 

2012-05-05 01:16:34
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@minadukiG (承前)専門家には利益相反や、なまじ知識や少しの経験があることからとんちんかんな考察をする人まで、いろんな意見の方がいますので、政治家や行政、市民一人ひとりが基本的なサイエンスのリテラシーを身につけて、賛否両論を検討して妥当な結論を導くことが大切と思います

2012-05-05 01:21:44
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

「放射線の専門家が陥りやすい誤謬とミスリード」をトゥギャりました。 http://t.co/KEFFYq4X

2012-05-05 05:23:46
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

① このような考察が日本の原発事故の対応を鈍らせたのかもしれない⇒PKAnzugさんのTw:「うちの業界じゃメガベクレルが基本単位です。キロベクレルすら滅多に使わないのですよ。ギガベクレルは結構使います。(2012 年2月2日)https://t.co/r1CbwzYM

2012-05-06 01:40:50
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

②PKAnzugさんの「メガベクレル」に関する一連のTwはこちら→http://t.co/mfNZnfqg via @jun_makino

2012-05-06 01:41:53
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

③PKAnzugさんは、超短半減期のFDG(110分),短半減期のヨウ素131(8日)、長半減期のセシウム137(30年)を同じ土俵で考察して、『総量1メガベクレル以下の放射性セシウム摂取であれば、特に心配する必要はないだろうと思います。(2月5日)』と書いているがセシウムで

2012-05-06 01:46:30
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

④そんなエビデンスは存在しない。さらに、『放射性ヨードだとセシウムより少し注意が必要ですが、1メガベクレル以下の摂取が実際的な影響を及ぼすとは考えにくいです。』と書いている点については、ヨウ素131が甲状腺機能亢進症の診断や治療に50年前から使われてきたデータがあるのだが、

2012-05-06 01:48:14
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

⑤長期フォローで発がんに関する有意差はたいていの報告で認められていないが、一部に甲状腺癌のリスクが高まる報告がある。これは、治療や診断した患者の多くの対象は成人~高齢者であることが考えられる。現在はより放射線障害の少ないヨウ素123 の使用がポピュラーになりつつある。

2012-05-06 01:53:10
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

⑥PKAnzugさんのTw内容の8割は妥当と思うが結論は常に『原発事故の影響はほとんどない』という点に集約されるようだ。この傾向は、PKAnzugさんに限らずアイソトープを扱うことのある医療者などの専門家に少なくない意見と思われる。その背景は①のような思いこみではないだろうか。

2012-05-06 02:00:26
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

ふむ、何やら「放射線科医は日常的に放射線を使ってるから慣れてしまっていて、危険性を軽視する傾向がある」的なことを書いてる人がいるようですね。核医学の治療をやる医者は油断すると被曝しまくるから、むしろ常に放射線防護を意識しないと仕事できないということは知らない様子。

2012-05-07 00:08:07
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon 多様な核種があろうと、放射性核種から出るのはγ線やβ線といった限られた種類の放射線ですよ。あなたを含め、放射性セシウムからの被曝を「未知の事態」にしたがる人がいますが、被曝の本質的には既知の事態であり、また核実験由来のセシウムによる実例すらあるわけです。

2012-05-07 11:02:03
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon そして例のツイートに関しては、「責任を持って明言しろ」的な発言に対して示したもので、「多数の固いエビデンスと既知の情報から合理的に導かれる推論」です。実際に投与して確認した実例以外を「個人の感想」とするのは、ゼロかイチかのデジタル思考と大差ないですよ。

2012-05-07 11:02:25
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon 過去に行われた様々な検討から現象の本質を見出して、そこから未知の出来事を推定するというのは、専門家に求められる役割の1つです。そして放射線の生体影響はもう何十年も調べられていて、現象の本質は概ね分かっているんですよ。

2012-05-07 11:02:33
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon よく「低線量の影響は分かってない」と言われるのは、影響が小さすぎて見えないからプラスなのかマイナスなのかゼロなのか分からないというだけで、どのみち影響が確認できないほど小さいことに変わりはありません。

2012-05-07 11:02:48
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon そして1MBqのセシウム(Cs-137とCs-134は同比率と仮定)からの内部被曝は16mSv弱。「マイクロ」に慣れてると大きく見えるでしょうが、これは余裕の低線量であって、被曝の影響は見えないレベルです。

2012-05-07 11:03:04
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon それから、「放射性セシウムは半減期30年だ」という指摘もありましたが、生体からの減衰を意味する生物学的半減期は、成人だと70-100日程度、小児だと20-30日程度。物理的半減期が長いと排泄の影響が大きくなるので、物理的半減期で考えるのは不適切です。

2012-05-07 11:03:27
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon あと、あなたは基準値を安全圏ギリギリに置いていると考えているのかもしれませんが、実際には相当に余裕を持たせるものです。「医学的に考えて1MBqくらい摂取してもまず何も起こらない」と「基準値を1MBqに置くのが適切」は全く意味が違います。

2012-05-07 11:03:59
𝑷𝑲𝑨 @PKAnzug

. @Todaidon ということで、あなたは細かい部分を気にするわりに、重要な部分をまるっきり誤解しているんですよ。意図的に誤解している振りをしているのでないなら、コメント不可のまとめを作る時間を使って、まずはその誤解を正してください。

2012-05-07 11:04:12
森本卓哉 Takuya MORIMOTO @Todaidon

@PKAnzug コメント有難うございます。生体半減期のことは存じ上げております。臨床で50年にわたって使用されたヨウ素131の影響については、大抵の報告では有意差は出ていませんが、中には発癌が有意に増加しているCancer論文もあるのはご存知でしょうか?

2012-05-07 11:09:40
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