双極性障害をめぐる最近の動向

ツイートが少ない割に、出てきそうな話題が網羅されてる。自分は参加してないけど、まとめてしまいました。
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ほつま @hotsuma

@Piologue 小児期発症の双極性障害は精神病リスク状態と似た概念だと思います 典型的な双極I型障害に移行することもあれば いわゆる治癒や発症頓挫もあり もちろん全く異なる病因と経過をもつ病態も混在しているのではないかと

2010-06-19 14:40:33
ほつま @hotsuma

この辺りはだいぶ前の加藤忠史先生と中安信夫先生の論争と同じで(最後の反論は加藤先生のウェブサイトでなされた) カテゴリカルな診断基準に何を求めるかという話だと思う

2010-06-19 14:52:14
なが・まき @naga_maki

@Piologue 横やりすみません。個人的にはII型の主張の意義はやっぱり薬剤性躁転/rapid cylclerを増やさないというところにあったと思っています。ずっとSSRI処方で遷延化し躁転、ぐちゃぐちゃした病態になり家族虐待へ…という事例もあります

2010-06-19 15:02:22
ほつま @hotsuma

neurotic depression 復権を主張するGhaemiの論文。melancholia 復権ってのはよくあるけど neurotic depression ってのは渋い。 B! http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19594510

2010-06-19 16:54:14
psykoma @psykoma

@guriko_ うー、このあたり説明が難しいんですよね。どうしよう… 昔は大まかに「躁うつ病」と呼んでいた疾患群(MDIは、このあたりのことを指す場合が多いのかな)について、少し前から再評価をしています。その中で、「バイポーラ」という考えが出てきたんですが…140字では無理だw

2010-06-19 17:02:21
ぐりこさん @guriko_

@psykoma 1型、2型ってあるでしよ?それがイメージ出来ないんだよねー。結局DSMは一つの指針にしかなり得ないんだよね。

2010-06-19 17:04:44
psykoma @psykoma

「躁うつ病」、「双極性感情障害」、「bipolar affective disorder」あたりの言葉を使うときには、お互いの認識を確認しながら話をしないと、認識のズレから、話がおかしくなると気があるので注意が必要。

2010-06-19 17:05:31
psykoma @psykoma

@guriko_ DSMは、あくまでも研究を前提とした時の「約束事」という一面がありますからね。神田橋先生の言う「専門家の間の、コミュニケーションの道具としての診断類型」という共通言語ですから。

2010-06-19 17:09:16
psykoma @psykoma

すごく大雑把な説明をしたと思う… もっと説明が出来る人が訂正してくれる、twitterの底力に期待しよう。(すごい他人任せww)

2010-06-19 17:11:27
ぐりこさん @guriko_

@psykoma 双極性〜とバイポーラは違う概念なのねっ!?知らんかった…

2010-06-19 17:12:00
ぐりこさん @guriko_

だよねーRT @psykoma: @guriko_ DSMは、あくまでも研究を前提とした時の「約束事」という一面がありますからね。神田橋先生の言う「専門家の間の、コミュニケーションの道具としての診断類型」という共通言語ですから。

2010-06-19 17:12:42
ぐりこさん @guriko_

おほほーRT @psykoma: すごく大雑把な説明をしたと思う… もっと説明が出来る人が訂正してくれる、twitterの底力に期待しよう。(すごい他人任せww)

2010-06-19 17:13:31
psykoma @psykoma

「違う概念」といわれると、それは違います。私の説明、一旦リセットして忘れた方がいいかも…orz RT @guriko_: @psykoma 双極性〜とバイポーラは違う概念なのねっ!?知らんかった…

2010-06-19 17:13:59
ぐりこさん @guriko_

ぬ。DSM読んでも病態をイメージ出来ないんだおRT @psykoma: 「違う概念」といわれると、それは違います。私の説明、一旦リセットして忘れた方がいいかも…orz RT @guriko_: @psykoma 双極性〜とバイポーラは違う概念なのねっ!?知らんかった…

2010-06-19 17:14:49
ぐりこさん @guriko_

なんらかの疾患名を聞いた時、DSMのリストが頭にでてくる人と、その病態イメージがてでくる人ではだいぶ違うだろうなと思う。

2010-06-19 17:16:32
ほつま @hotsuma

Royal Edinburgh Hospital の若年成人に関する報告。DSM-IVの双極性障害と、独自に定義された双極スペクトラム障害は、大うつ病性障害よりも境界性の特徴が多く、BPD症状の自殺性、怒り、衝動的行動が両者を区別。 B! http://bit.ly/aOSbCH

2010-06-19 17:23:23
ほつま @hotsuma

Royal Edinburgh Hospital の研究で使われている双極スペクトラム障害の定義はGhaemiのそれ http://bit.ly/deFHNO をやや修正したもの。元論文は2002年。 B! http://bit.ly/c5f8oP

2010-06-19 17:34:41
Shin Luke Nakaji/中島 振一郎 @Luke_629

@naga_maki いえ、仰る通りです。1と2が症状的に往復することは少ない印象ですし、生物学的に共有するものが少ないのに並列した項目となっていることが、ちょっと気になるなと思いました。診断名って意味ないですね。

2010-06-19 17:44:23
なが・まき @naga_maki

RT @hotsuma: RT @kikuchikazuya: 単極性うつと双極性うつを分けなければならなくなったのは、単に薬での治療を主体に考えているから。薬を使わないで治療するときには、分類することに大きな意味はない。

2010-06-19 23:14:44
ほつま @hotsuma

躁うつ病を無投薬で治療する世界最速の治療者まで議論に参加しておられたとは さすがTwitter... ( ´ Д `; RT @kikuchikazuya ましてや、双極性うつを1型2型などと分類する意味合いはさらに薬で治療しない場合には意味がない。

2010-06-19 23:24:00
p_shirokuma(熊代亨) @twit_shirokuma

@hotsuma 畜生どころの騒ぎでない怪物に遭遇して、びっくり仰天しました。恐るべしtwitter。

2010-06-19 23:27:28
ほつま @hotsuma

@naga_maki あ そこはたぶん別次元ですから ステージが違うというか

2010-06-19 23:29:45
@MS14F

@naga_maki 私自身は単極型うつで、実の弟は双極Ⅰ型ですが、投薬治療の方向性以外にも、かなり根本的に違いがある気がしますよ。神田橋條治先生が「精神科養生のコツ」に書かれていた、両者の病前性格の違いなど、とても納得できます。双極スペクトラム論は、いまひとつ実感に合いません。

2010-06-20 07:00:29
ほつま @hotsuma

@guriko_ @psykoma 双極II型は縦断的な経過と家族性を根拠としてMDDと区別されたKraepelin的な概念なので 力動的な治療者は病態をイメージしにくいですね http://bit.ly/c6vOeN B! http://bit.ly/bh3IkM

2010-06-20 07:36:15
なが・まき @naga_maki

@MS14F もともと単極性と双極性とは別、という話も根強いですね。医療現場にいらっしゃる方のご意見でもほんとうにまちまちで、医療現場とは離れている身ではますますややこしいです。うつが主訴でも躁的要素を見落としちゃだめ、というのは本当に大事な視点だとは思いますが…

2010-06-20 09:35:03