生物標本とは?
- kimsympathy
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結局、透明標本だけでなく我々ヒトの「命」に対する対峙の仕方が問われているのだと思う。その問いはとてつもなく難しいし、たぶん答えなどない。けれども我々は決してそこから逃げてはいけないし、直視し続ける必要がある。
2012-05-13 02:28:14色々調べたら、普通に日本語の「標本」という言葉を使うのにはラベルはいらないようだ。学術的な意味の「標本」はラベルがいりますな。日本語の「標本」はただの「例」の役目があればいいわけで、巷の透明標本はパンピーに骨格構造の例を示すには十分だろから、「標本」って使っていんじゃね?
2012-05-13 02:34:12透明標本からは「命の香り」がする。・・・死んでいるのにもかかわらず!生き物を使った工芸品でここまで生を感じさせてくれるものは無い。だから僕は透明標本を工芸品として捉えるのには違和感を覚える。
2012-05-13 02:36:27しかし、話の終着点が見えない。透明「標本」という名前を変えたら済むの?営利目的に製作販売しなきゃいいの?それともいわゆる「標本」としての目的を果たせるようなラベルをつけたらいいの?
2012-05-13 02:37:41愛玩動物として飼ってるのと、透明標本にしちゃうのって、根本は変わんないよね。生き物の命を弄ぶ人間のエゴでしかない。でもそこから知識のない人が生き物について学ぶってことも同じじゃないかな。全員そうってわけじゃないだろうけどさ…
2012-05-13 02:43:04@sakanasige 私は透明標本を収集していますが、決して意味なく集めているわけではありません。生物の骨格は千差万別ですから、それを1つ1つ観察、比較するのはとても意義深いことだと思います。
2012-05-13 03:01:33最後に一つだけ!ラベルを貼っておけば標本として成立する、とは思いません。透明にした時点で標本としての価値はないように思います。sp.だらけのヘビギンポ類を透明にしちゃうと同定なんて不可能ですしw 元の形態が極力残されているものが真の標本だと思います!
2012-05-13 03:10:34ちなみにこのボロボロ標本でもラベルがしっかりしていれば立派な「タイプ標本」です。アマチュアだからって馬鹿にせんといてください。虫取りが趣味の何が悪い!!! …生きにくい時代になったなぁ。
2012-05-13 03:16:33@sakanakunlove 自分も一連の呟きとRTの中で今の多くの透明標本は標本の価値は無く教材に近い、標本と付けるならそれに相応しい働き掛けを購入者にすべきなのでは…という意見を述べたつもりです。言葉が足りず申し訳ありません…。こんなぶつくさ言っていますが透明標本は好きです。
2012-05-13 03:29:07こんな深夜に標本についての話題で盛り上がるとは思わんかったw それぞれの意見があって結構なんじゃないですかね? この話題に突っ込んできた方は皆さん生き物がお好きなんでしょう?生き物好きが意見を出し合ったってだけで意義があったと思いますよ。おもしろい意見をありがとうございました!
2012-05-13 03:34:56@oryza818 では、君は現在市販されている透明標本をどのように捉えているの?正直今の私にはその答えが出せない・・・ただ、本来の意味での『標本』とは呼べないことは確か。骨格を観察する上で役立つもの。生物についての興味を与えてくれるものというのは言える。
2012-05-13 03:38:26@sakanakunlove もちろん。それを聞いてくる、と言うことは、私の「作品」について何かしら思うことがあると思いますし。ちなみに、昆虫の世界では標本の即売会なんていうのがあってこういう議論すら生まれなかったんです。透明標本はここ数年で急激に伸びました。
2012-05-13 04:07:22@sakanakunlove だから、というのもあるでしょう。 正直虫屋はこういうの慣れてますよ。昆虫標本こそ、殺さなくては出来ないのですから。文化の浅さ。それだけです。
2012-05-13 04:10:40最も、透明標本は既にタイプ標本の体を成していないのでラベルを付ける意味が全くないし、実際に自分たちの「作品」を大洗水族館で展示してもらった際も特に何も記載されてなかった。博物館でもそういう展示の仕方なんだから、まぁそういうことなんだろうよ。
2012-05-13 04:52:26久々に早寝したらTLが熱い話題で盛り上がってた。透明標本の話と食育の話。教育活動として解剖することの多い自分にもいろいろ思うところがあるなあ
2012-05-13 07:45:49@sakanakunlove そうですね。標本生物の生活史や分類などのバックグラウンドを含めて透明標本を発信していくことが大切だと思います。僕も微力ながら、大学の科学イベントでの展示に協力させてもらったことがありますが、こうした活動は今後も続けていきたいと思います。
2012-05-13 08:31:52おはようゴザイマス!現地へ向かう道中 昨夜沸き起こっていた透明標本をめぐる議論TLをリアルタイムできなかったことをとても悔やんでいる
2012-05-13 08:54:19透明標本を好きで持つ人も扱う人も、嫌いだという人の意見を受け止めなきゃいけないのかなと思う。学術的な意義とかを全て抜きにしたら生き物の死体である事実は揺るぎないことだものね
2012-05-13 09:02:56透明標本かぁ…実際に標本として扱っている科学者さんたちには申し訳ないけど、私はアレをカタコンベなんだと思っていたわ。かなり価値の高い芸術品。体を可視から放すなんて、実に哲学的でいいと思う。しかもきれいときた。
2012-05-13 09:04:23自分にも勿論鑑賞の目的やアイテム心があるのは確か。だけどそれで終わらせることはない。子供ができたら生き物の骨格構造の美しさとかを透明標本片手に熱く語ってやるんだ!友人とかにもたまにやってるけど!
2012-05-13 09:05:52私も横から・・(お魚の)透明標本について思いをつぶやいてみよう。博物館に収蔵されてる「液浸標本」は、見るに堪える展鰭された標本以外の、その時にその場所にいた、って記録だけの単にホルマリン漬けされ色の抜けたのは、価値あるものだとは思うけど、私にとって見たいとは思えないお姿なのです。
2012-05-13 09:11:23「美しい」には価値がある。動物においてもそうなんじゃないかしら。孔雀とか。強いが美しいと形容される文学を見ても、たぶんそうだと思う。それに、データのかたまりである標本を透明にしちゃう本末転倒具合、好きだなぁ。意味と意義と理由と存在を考えるよ。
2012-05-13 09:11:43