【シューニャリアーナ】アイドル業界のメタボリズムとコンプガチャ
- L_O_Nihilum
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「ゴーストの~」に出てくる「固有名」「メタゲーム」と僕が言う「キャラの更新、長続きするゲームシリーズ」っていうのは同じになるだろうか?
2012-05-12 17:56:58アイドルの成長というダイナミズム、脱退目前の拮抗(卒業とか選挙とか)というメタボリズム。キャラクター成長・更新という更新のダイナミズム、そして脱退が(享受者の前では不在の)メタボリズム不在のゲームキャラクター。
2012-05-12 17:58:36そう考えるとなぁ。やっぱしAKBは以前神尾そらさんが言ってた「キャラに頼るがキャラが立ってはいない」という系になるのでは。ていうか、そもそも卒業とかスキャンダルとかそういうのを脱構築って言えるのか。
2012-05-12 17:59:35比較材料は、東方のキャラ投票とか最萌トナメ。消費で淘汰されるのではなく知ってる人が減るだけでの変動…ってのを除けば、作品の存在があらんかぎりいくらメタボリズム的に選挙されても一人のキャラも”死な”ないような。
2012-05-12 18:00:46つんくさんは自分でメタボとダイナを切り盛りしていたが、それがテンポうまく行かなくなってメタゲ崩壊→小さな物語(ハロプロのこと)が散在する今に。対して秋本さんは、そこでメタボリズムをファン経由で自生させるというかたちでメタゲーを維持。
2012-05-12 18:01:57メタゲ維持要素であるメタボリズム、つまり選挙やじゃんけんによってリーダー位置がダイナミックに変化する。成長物語とは別の、サヴァイヴ的物語の導入。そして人気が左右し左右され、卒業したり降りたりスキャンダラスになったり。
2012-05-12 18:03:14はて前田敦子が抜けたとか言ってたが企業がああこう五月蠅いだの言ってたな。数人最近連続で抜けたけど、彼女らにはAKBというメタゲと肩書をぶっ放して自由にがんばってもらうとして、そのさい享受者はAKBというメタゲ無き前田を愛せるか?
2012-05-12 18:04:31どうもやっぱしあれなんだけど享受者視点抜けてるよなー…あずまんもデリダやってるくせに、排除してた関係だよなぁー。CGMが云々云う割にはCGM以前消費者とは単純に消費しつつも享受にとどまる「純粋な享受者」だったのに。
2012-05-12 18:05:28AKBというメタゲの維持のためには卒業も平然な顔での叩き落としも辞さない戦略、秋本のAKB保持戦略はZUNというか、そもそもそういう統治すらしない東方とは大違い。東方人気トーナメントで最下位になったって忘れられるわけではないし、ましてや作品から消えるという事もない。
2012-05-12 18:06:54旧作キャラや蓬莱人形レーベル子といったかなり隠しキャラ的存在も多い中、作品があらん限りはつねに彼女らを視ている享受者がいる。キャラにおいてこうした「卒業」的なメタボリズムが成立するには作品ごと忘れ去られる、という事が必要。
2012-05-12 18:08:12しかしそれは無理。紅世のともがらに存在の力を奪ってもらわないと、マジ無理。痕跡があるかぎり、それを見出した人がそれを発見してはまたひそかに愛していることもある。そもそも、そういう「忘れられた」モノをも、好きであれば痕跡として残したがるが御宅だった。
2012-05-12 18:09:28作品、というかその中にある「物語」のおかげで、そこに世界が在りえ、ただアイドル(かつキャラクター)ではなくなってる場所があって、作中での人生はスティグマとして残る…消費される以前にも以後にもそうだよね。そこにメタボリズムは(消費が前提でなければ)起らない。
2012-05-12 18:11:07だいいちあのメタボリズムっていうのは、そういう消費のなかで消費対象である「AKB」がずっと変化し続けること、というか、商品として毎日新しくなることを狙ってできたシステムなわけじゃないか。売れない子がやっぱし他者になる。脱構築でもなんでもなし。
2012-05-12 18:12:05ところが作品世界のキャラクターとなるとこれがチョイ違って、結局それへの愛が作品全体への愛みたいに転化してるところもあるし、コミュや人がその作品を支える限りメタボリズムにすらキャラクターは呑まれない。
2012-05-12 18:13:01寧ろもっと思うことには、メタボリズムで負けた子がAVデビューとかするけど、二次創作のエロ本というか薄い本って、人気じゃなくなれば書かれもしなくなるよね。
2012-05-12 18:13:44ではどこでメタボリズムが起きているのか(自己批判開始)。それはまさに「市場」に於いてだと思う。市場に於いては物語(てか作品)もそのキャラも(個別になったとはいえ)、消費対象であって、売り出せる。キャラ単体売るも、作品うるも、同じくメタゲームにある。
2012-05-12 18:15:31固有名=メタゲー(ダイナ&メタボ)実装した共同体 であるなら、作品もその中の単体キャラもほぼ等価に並ぶ。どちらもそういうかたちで消費され、淘汰される(弁証法∧脱構築、ダイナ∧メタボ)。ただ、そこにキャラ愛とか言った要素は度外視されている。
2012-05-12 18:17:45市場では毎回新しく作られるアニメ等コンテンツが出てきて、そのコンテンツがオリコンとかに載ってメタボを興す。で、人気になればそこにニコ動やMADなどの享受者の働きも絡んで、ダイナミズムが起る。ダイナミズムは成長の物語だけど、ここではメディアミックスがそうだろう。
2012-05-12 18:19:40「ゆかり王国」の戦略というのもあるけどコレも問題がある、それはだって、「サンホラ」という浮遊王国にはおそらく当てはまらない。当てはまるとすれば、強引だが、(了解のうえで覚悟のうえで言うけど)あらまりさんの話がそう。でもその程度。でもあらまりさんを好きな人はまだいる。
2012-05-12 18:21:44その意識において、メタボリズムもダイナミズムも起きずにとどまる。想う彼彼女のファンとしての感情は日々変化し更新し続けるが、それは淘汰されることは無く奥底にある。
2012-05-12 18:22:28素もそういうファンであるもの、そも「消費者」ではなく「享受者としてサンホラの音楽に携わる者」を招き入れて国民、としつつそこにあるのが、「Sound Horizon」と言う幻想浮遊王国ではなかったか。
2012-05-12 18:23:20そしてSound Horizon というメタゲー?というか場所、があることで、ひいてはすべてのキャラクターがSound Horizonのキャラとして愛され、集合している様を説明するのに、AKBの成功例なんざ比較にならぬ。
2012-05-12 18:24:20寧ろAKBの成功例の話は、僕はコナミについていつも話してたやり方に近いように感じる。
2012-05-12 18:24:44コナミはキャラ商売が苦手だ、と僕が言う場合、それはキャラクターを売り込むのが苦手、というよりかは、売り込むキャラクターを長く育てて愛されるようにすることが、苦手、と言う意味。キャラクターが世界を以て「生きて」いることが苦手なのである。
2012-05-12 18:25:36