【ほうかご百物語】妖怪についてつらつらと(あんこーる)
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筆者もこの『天狗の研究』以外で板遠山頓鈍坊の詳述を試みようとしている書籍を発見できずに今日に至っている。これは困った(汗)。
2012-07-16 17:11:10※作中との比較
『ほうかご百物語』あんこーるでは手先が器用で色々不思議な道具を作っている、とされているが、おそらく創作なのではないかなー、と思っている。
2012-07-16 17:11:18ただ一点、「露店を構えながらあちこち回っている」というのは、上述のような山も不明、出自となる地方すら分からないような天狗だからこそ各地を転々とできるのではないかなー、と思う。ということで以上。経島先輩、この天狗どう思いますか?(投げ
2012-07-16 17:11:20※尺取虫について
※文献を基にした概説メモ
参考文献は『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、「蓼科山紀行」(高橋 宏一著)(「旅と伝説 通巻四十三号」(『<完全復刻>旅と伝説 第八巻(通巻第四十三号~第四十八号)』(岩崎美術社、1978)収録))。
2012-05-28 17:47:06尺取虫(『蓼科山紀行』では「尺獲虫」)は蓼科山に伝わる妖怪。その正体は古木の霊気が凝衆したもので、姿は苔蒸した古木のようだという。基本的に人を害することはしない(『蓼科山紀行』)。
2012-05-28 17:47:11宝永15年4月の八重原の堰ざらい普請があったときのこと。山際に大きな古木が曲がり屈まって苔蒸したものがある(『蓼科山紀行』)。
2012-05-28 17:47:15その木に子供が1人、続けて他の2、3人が登ると、その木は山の中へ走っていったため、子供達は振り落とされた(『妖怪事典』、『蓼科山紀行』)。
2012-05-28 17:47:20少々端折ったけど、大体こんな感じ。ということで、登ろうとしたら一目散に走り去っていったという木の妖怪のようだ。振り落とされた子供達が怪我をしなかったかどうかが少々心配ではある。
2012-05-28 17:47:42※作中との比較
本編では箸を立てたらあっという間にこの尺取虫になり、一応は使役される形で登場していた。…のだけど、箸から云々という伝説は今のことろ見付かっていない。
2012-05-28 17:47:53それと、暴走してしまったゆえにかなり凶暴的に暴れていたけど、本来は上記の通り人に害はなさないらしい。子供が登り始めたら逃げるくらいだし。
2012-05-28 17:48:03その辺りも含めて、色々これからも調査を続行しなければならない対象ではあると思っています。あと、妖怪が登場する記事なのに年号がちゃんと記されているというのが興味深いと思いました。ということで今回は以上。
2012-05-28 17:48:41※影鰐について
※文献を基にした概説メモ
参考文献は[1]『妖怪事典』(村上 健司著、毎日新聞社、2000)、[2]『改訂 綜合日本民俗語彙 第一巻』(民俗學研究所編、株式会社平凡社、1970)、[3]「全国妖怪語辞典」『日本民俗文化資料集成 8 妖怪』(谷川 健一編纂、三一書房、1988)、
2012-07-09 22:28:38[4]『怪異・妖怪伝承データベース』(http://t.co/KYMdJqb6 国際日本文化研究センター | 怪異・妖怪伝承データベース、2012/7/9閲覧)。
2012-07-09 22:28:55