フランク・ザッパ入門&生半可ガイド(1960年代編)
- terry_rice88
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22 The Little House I Used To Live In http://t.co/1rtVho8R (part1) http://t.co/hPcxuSGf (part2)
2012-05-19 23:53:49長尺インストロックナンバー。ここぞとばかりにザッパのギターが縦横無尽に暴れ周り、さらにはバンドメンバーの暴走も入り、ローファイながらもが、17分があっという間に聞けてしまう。たぶん、メロディがいいんでしょうね。奇妙奇天烈、複雑怪奇なのにポップに響くのがロックたる所以かと。
2012-05-19 23:57:05WEASELS RIPPED MY FLESH(1970) マザース最終作。ファンの間ではこれをザッパの最高作にあげる人も少なくない。極めてアヴァンギャルドなロック。フリージャズならぬ、フリーロックという境地に達してしまった感のある一枚。美醜のコントラストが素晴らしくもある。
2012-05-20 00:00:5223 Didja Get Any Onya? http://t.co/VTZvbnoK アルバム冒頭の曲。のっけからのフィニッシュブローでKO必死な曲。生半可に聞いていたら置いてけぼりを食らう。ガチンコな一曲。
2012-05-20 00:04:0924 The Eric Delphy Memorial Barbecue http://t.co/LYHKxlKM スタジオ版が見つからずライヴ版で失敬。まず人を食った名前におののき、次に何もかもをぶち込んだ闇鍋的暗黒サウンドに舌を巻く。人の醜さを目の当たりにしたような感じ。
2012-05-20 00:06:1425 Oh No http://t.co/rqMs2phw 騒音じみた前衛曲を抜けると響いてくる美メロ曲。何か全てを洗い流されたような白さを感じつつ、メドレーではいる時局に震える。
2012-05-20 00:08:3126 The Orange County Lumber Truck http://t.co/3QfREpns ただメロディが美しいギターソロ曲。ちなみにライブ音源で構成されており、儚くも紡ぎ出される旋律が今作のハイライト。しかし、されにこの後、冷や水をぶっ掛けた展開になるが割愛。
2012-05-20 00:11:09ちなみにWEASELS RIPPED MY FLESHというタイトルは直訳すると「俺の肉を引き裂くイタチ」。「いたち野郎」と邦題をつけた方のセンスは素晴らしいですねえ。
2012-05-20 00:13:57以上、60年代のザッパを駆け足で追ってみました。この年代の作品は非常に癖がありながらも、惹きつけてやまない何かがある作品群となっていますね。未完成の美といいますか。制限のある中でザッパの頭の中で鳴り響く音楽を再現してるDIYな感じが魅力につながっている感じですね。
2012-05-20 00:17:21もちろん演奏技術の拙さがあっての魅力なんですが、それ以上にザッパの演奏への欲求は非常に高くなっており、バンドキャリアをいったんリセットします。70年代以降も怒涛のリリースを続けますが、それ以上にバカテクミュージシャンに色んな意味でバカな曲を演奏させるという紙一重な事を繰り広げます
2012-05-20 00:21:13そこら辺については次回以降にお預けですかね。今回はアルバム紹介の抜けはなかったですが、次回からは少しずつ発生するかと思います。
2012-05-20 00:23:08ザッパ自身の奏でる音楽がどのように変遷していくのかを眺めながら、初めての人にも参考になるようにしたいですねえ。次回の70年代編はもっとキャッチーかつテクニカルな傾向になりますのでお楽しみに。
2012-05-20 00:25:11以下補足。
ちなみに1960年代ザッパの個人的な聞きやすさ順はホットラッツ>ウィーニー>アブソリュートリー>ルーベン&ジェッツ>バーント>イタチ>フリーク>アンクルミート>ランピーの順番かなあ。
2012-05-20 01:26:35で、曲単体じゃなくアルバムとして聞いて欲しいのはウィーニーとアブソリュートリー。楽曲のよさだったらホットラッツ。過激なのが聞きたければアンクルミート、イタチ、ランピーかなと。ただアンクルミートは強引に二枚組になってるので注意が必要です。無理やり映画のモノローグ集入れてるからなあ。
2012-05-20 01:29:26ほんとだったら、一枚で纏まるのに。<アンクルミート。しかもモノローグ集、無駄に30分近いのが2バースもあるというスキップ必至のキツイもの。
2012-05-20 01:31:23あとホットラッツのころから、後にリトル・フィートのフロントマン&ギタリストとして名を馳せるローウェル・ジョージが参戦して、マザースの晩年に花を添えているのも明記しておきましょう
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