フランク・ザッパ入門&生半可ガイド(1960年代編)

ロックミュージック最大の奇人、フランク・ザッパ。 彼の膨大な作品群をどれから聞いたらいいのか、お困りの方のためのガイド。 お気に入りの曲を紹介しつつ、参考にしていただければ幸いです。 今回は1960年代編です。 再生リスト→http://www.youtube.com/playlist?list=PLBE2CDF9EBA6E6C59&feature=edit_ok
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テリー・ライス @terry_rice88

長尺インストロックナンバー。ここぞとばかりにザッパのギターが縦横無尽に暴れ周り、さらにはバンドメンバーの暴走も入り、ローファイながらもが、17分があっという間に聞けてしまう。たぶん、メロディがいいんでしょうね。奇妙奇天烈、複雑怪奇なのにポップに響くのがロックたる所以かと。

2012-05-19 23:57:05
テリー・ライス @terry_rice88

WEASELS RIPPED MY FLESH(1970) マザース最終作。ファンの間ではこれをザッパの最高作にあげる人も少なくない。極めてアヴァンギャルドなロック。フリージャズならぬ、フリーロックという境地に達してしまった感のある一枚。美醜のコントラストが素晴らしくもある。

2012-05-20 00:00:52
テリー・ライス @terry_rice88

23 Didja Get Any Onya? http://t.co/VTZvbnoK アルバム冒頭の曲。のっけからのフィニッシュブローでKO必死な曲。生半可に聞いていたら置いてけぼりを食らう。ガチンコな一曲。

2012-05-20 00:04:09
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テリー・ライス @terry_rice88

24 The Eric Delphy Memorial Barbecue http://t.co/LYHKxlKM スタジオ版が見つからずライヴ版で失敬。まず人を食った名前におののき、次に何もかもをぶち込んだ闇鍋的暗黒サウンドに舌を巻く。人の醜さを目の当たりにしたような感じ。

2012-05-20 00:06:14
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テリー・ライス @terry_rice88

25 Oh No http://t.co/rqMs2phw 騒音じみた前衛曲を抜けると響いてくる美メロ曲。何か全てを洗い流されたような白さを感じつつ、メドレーではいる時局に震える。

2012-05-20 00:08:31
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テリー・ライス @terry_rice88

26 The Orange County Lumber Truck http://t.co/3QfREpns ただメロディが美しいギターソロ曲。ちなみにライブ音源で構成されており、儚くも紡ぎ出される旋律が今作のハイライト。しかし、されにこの後、冷や水をぶっ掛けた展開になるが割愛。

2012-05-20 00:11:09
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テリー・ライス @terry_rice88

気になる方はアルバムを聞いてみてください。

2012-05-20 00:12:09
テリー・ライス @terry_rice88

ちなみにWEASELS RIPPED MY FLESHというタイトルは直訳すると「俺の肉を引き裂くイタチ」「いたち野郎」と邦題をつけた方のセンスは素晴らしいですねえ。

2012-05-20 00:13:57
テリー・ライス @terry_rice88

以上、60年代のザッパを駆け足で追ってみました。この年代の作品は非常に癖がありながらも、惹きつけてやまない何かがある作品群となっていますね。未完成の美といいますか。制限のある中でザッパの頭の中で鳴り響く音楽を再現してるDIYな感じが魅力につながっている感じですね。

2012-05-20 00:17:21
テリー・ライス @terry_rice88

もちろん演奏技術の拙さがあっての魅力なんですが、それ以上にザッパの演奏への欲求は非常に高くなっており、バンドキャリアをいったんリセットします。70年代以降も怒涛のリリースを続けますが、それ以上にバカテクミュージシャンに色んな意味でバカな曲を演奏させるという紙一重な事を繰り広げます

2012-05-20 00:21:13
テリー・ライス @terry_rice88

そこら辺については次回以降にお預けですかね。今回はアルバム紹介の抜けはなかったですが、次回からは少しずつ発生するかと思います。

2012-05-20 00:23:08
テリー・ライス @terry_rice88

ザッパ自身の奏でる音楽がどのように変遷していくのかを眺めながら、初めての人にも参考になるようにしたいですねえ。次回の70年代編はもっとキャッチーかつテクニカルな傾向になりますのでお楽しみに。

2012-05-20 00:25:11
テリー・ライス @terry_rice88

今回はザッパ生半可ガイド1960年代編とさせていただきます。それではまた次の夜にでも。

2012-05-20 00:26:52

以下補足。

テリー・ライス @terry_rice88

ちなみに1960年代ザッパの個人的な聞きやすさ順はホットラッツ>ウィーニー>アブソリュートリー>ルーベン&ジェッツ>バーント>イタチ>フリーク>アンクルミート>ランピーの順番かなあ。

2012-05-20 01:26:35
テリー・ライス @terry_rice88

で、曲単体じゃなくアルバムとして聞いて欲しいのはウィーニーとアブソリュートリー。楽曲のよさだったらホットラッツ。過激なのが聞きたければアンクルミート、イタチ、ランピーかなと。ただアンクルミートは強引に二枚組になってるので注意が必要です。無理やり映画のモノローグ集入れてるからなあ。

2012-05-20 01:29:26
テリー・ライス @terry_rice88

ほんとだったら、一枚で纏まるのに。<アンクルミート。しかもモノローグ集、無駄に30分近いのが2バースもあるというスキップ必至のキツイもの。

2012-05-20 01:31:23
テリー・ライス @terry_rice88

あとホットラッツのころから、後にリトル・フィートのフロントマン&ギタリストとして名を馳せるローウェル・ジョージが参戦して、マザースの晩年に花を添えているのも明記しておきましょう

2012-05-20 01:56:27

次回

まとめ フランク・ザッパ入門&生半可ガイド(1970年代編) ロック界の奇人フランク・ザッパ入門ガイド第二回です。 今回は1970年代編。 一般にザッパの絶頂期とされる10年間です。 どれから聞いても驚きに満ちた楽曲だらけで舌を巻きます。 この機会にぜひ聞いていただければ幸いです。 再生リストも更新。http://www.youtube.com/playlist?list=PLBE2CDF9EBA6E6C59&feature=edit_ok 17885 pv 51 4 users 1