@momokanazawa 組積(組石)文化を持つ民族の粘り強さを感じざるを得ません。と思う反面、もう一度1から造り直すのが面倒と思っているのかもせれません。何しろイタリア人ですから。組石造の教会の下に空間を造るなんて信じられません。またその下にもなんて人間を超越しています。
2012-05-21 11:40:16@momokanazawa おっしゃる通りです。上部空間を支えるのに、地下部分に大きな構造物が必要な事も。その一部の空間を埋葬施設等として利用している事も。上部のアーチ構造は美術的にも工学的にも綺麗ですよね。しかし、床・屋根は木造が使われた複合構造が多いですね。
2012-05-21 12:32:39建物の様式(内陣周辺?)の変化は典礼様式の変化とも連動している可能性を考えます。“@momokanazawa: イタリアの教会は、地震による破損によって大きく作り替えられ、「様式」が変わっている。拙著『イタリア古寺巡礼』には直接は書いていないけれども(略)”
2012-05-21 13:34:30昨晩の地震と様式のツイートが一人歩きしているようです。当然ながら、建築のある様式は、地震によって生まれるわけではありません。広まる契機として地震があっただけのこと。
2012-05-21 14:01:27この例えはちょっと違和感。分かりますが、人の選択ではないですか? RT @momokanazawa: 自然選択(自然淘汰)の考え方に近い
2012-05-21 14:11:20@tsukitacus ご無沙汰しています。私は中世の教会建築を念頭においていましたが、確かにプロテスタントの典礼改革以降、いくらか内陣は変わりました。カトリックでも内陣を隠していた祭壇障壁の撤廃が進みました。でも、聖職者しか立ち入れない内陣は古い芸術が最も残りやすい場所です。
2012-05-21 14:24:05@TakuNgn あ、また誤解を受けやすい言い方をしてしまいました。もちろん、この場合、選ぶのはひと。私が言いたかったのは、多様性が先にあって、災害や政治や時代の好みなど要因で、ある形が広まったりしうる。という事です。
2012-05-21 14:29:28@momokanazawa それはよく分かりましたが、ちょっと突っ込んでみました。^^ でも、「人の意思」によって選び取られたという事実が私には重要に思えるので。
2012-05-21 14:35:27@TakuNgn もしかしたら、そこは私と無意識に違っていたかもしれません。ひとが選び取っているのではない、選ばざるを得ない必然に惹かれます。
2012-05-21 20:45:10@momokanazawa なるほど、意味が分かるような気がしました。私が人が選ぶというという意味は、状況において、人が理性的に表現や対応を選んで建て上げていったという事でです。クリスチャンに偶然という概念はないですから、神が作られたその状況に対してという事で(^^)
2012-05-21 21:19:19@ABcruasan 「ロマネスク美術」の再評価の歴史は、カタルーニャに限らず比較的遅く、19世紀末から20世紀初頭のことでした。イタリアでもフランスでも、「発見」が相次ぎました。逆に言うとかなり荒廃していたのだと思います。ラヴェンナのサンヴィターレでさえ廃墟でした。
2012-05-21 21:19:40@TakuNgn なるほど、クリスチャンに「偶然」はないのですか。ふむむ。そういう意味では私はより生物学者的な考え方をしているのかもしれません。(cf. モノー『偶然と必然』)
2012-05-21 21:23:06@momokanazawa 実は最初にそれを感じてたんです。信仰ある立場から読むと違和感を感じるという事でした(^^)。でも一般的な日本人の読み方からすればそうではないかもしれませんので。いらぬ事を投げかけて失礼いたしましたー^^;
2012-05-21 21:28:32@TakuNgn ありがとうございます。そうでしたか。「違和感」すみません。言葉の使い方が間違っていたかもしれません。けれど、生物も造物主なくしてはありえませんから。進化論を信じているクリスチャンも多いと思います。少なくとも、私が育った英国ではそういう風土でしたww
2012-05-21 21:32:17@momokanazawa あ、進化論を指示する立場でも、それは偶然という解釈ではないのじゃないかなと思っていたのですが。神がその道筋を引かれたと(詳細、未検証です)。ま、蛇足ですので返信は不要です、です。ありがとうございました
2012-05-21 21:37:32偶然が積み重なってはじめて、奇蹟や必然になるというのが実感。すべてに神意が働いていると考えるクリスチャン率は世界的にいいってもどれほどだろう。
2012-05-21 21:44:15(建築の様式はどうあれ、自然美も人工美もある種の賛美だと思っている。ということはおそらく私が書いたものを読んで下さればわかるだろう。)
2012-05-21 21:47:24再投【地震と様式】。『イタリア古寺巡礼ミラノ→ヴェネツィア』『イタリア古寺巡礼フィレンツェ→アッシジ』ではそれぞれで、10から12の聖堂を調査しました。一見、ガイドブック風の体裁ですが、各聖堂の来歴はもちろんのこと、調査は万全です。3作目の今回、ずいぶんデータがたまりました。
2012-05-22 22:16:31