- mizunotori
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それでは本日最後「夜空に地球は煌めかない」。ノストラダムスの予言だとか、マヤのカレンダーによる終末だとか、そんなオカルトな近未来に分岐した世界の話。2000年くらいから出生率は急激に下がり続け、2012年には子どもが生まれなくなる。
2012-05-23 20:52:33世界は得体のしれない黒い化け物に脅かされ、国家は滅びて人間は集落を作って密やかに生きている。そんな世界で、主人公は元妻と再婚相手の間の娘とキャラバンをしながら集落を訪ね、子供や世界の変異について調べていく。
2012-05-23 20:55:41終末の不気味で殺伐とした世界感と、そこで生きる人間の変なリアルさ、けれど変わらず輝く夜空の星、といったコントラストが実に美しい。
2012-05-23 20:58:09セカイ系をちょうどリアルタイムでこじらせた、おっさんになりつつある30手前くらいの人には、ストライクどんぴしゃで嵌るような、そんなノスタルジーも感じるいい作品です。
2012-05-23 21:00:35おっさん主人公が、元妻と再婚相手との間の娘を連れ、終末の世界でふたり旅をするってだけで、アンテナに反応せざるを得ないのに、それがセカイ系っぽくて面白いんだから、読まない理由がないと思いませんかね! 今回紹介した中ではイチ押しですよ!
2012-05-23 21:04:22“木下あかり さんのおすすめ「小説家になろう」小説紹介コーナー - Togetter” http://t.co/MkEHesKh とぅぎゃられてて焦る~川;-ヮ-*) 注意としては、昨日挙げたのは“最近”わたしが読んだものの中というくくりです。薦めるだけならもっと色々ありますよ。
2012-05-24 12:24:59せっかくなので、もう少しおすすめを色々紹介しましょうか。前に挙げたのと被るでしょうけど、まぁそれくらいおすすめだと思ってもらえれば。
2012-05-24 12:27:57ではまず「Moon phase」。よくある異世界転生、内政だったり学園だったりという話なんですが、完成度が半端なく高い。第1部とでもいうべきスオウ編は凄まじいの一言につきます。
2012-05-24 12:35:19転生→学園入学→技術改革と、まぁそれはよくあるテンプレな流れで緩やかに進んでいくのですが、終盤のヒロインの婚約騒動からの怒涛の展開は、もう読むのが止まらない。この物語の収束感は、圧倒的なカタルシスがあって、ここに全てが詰まってるといってもいいです。
2012-05-24 12:39:25第2部にあたるルージュ編からは、全体的にごちゃごちゃしつ、書きたいものを何でも書き散らしてる感があって、まとまりないのが難点でしょうか。その辺含めて、作者が長い改稿期に入っちゃったのでアレなのですが、一応番外編的なのはたまに更新あるので……。
2012-05-24 12:44:10まぁ、異世界転生テンプレ系としては、かなりの完成度で、また一区切りついてる、という意味でもおすすめです。読んで続きマダーと言い続けるようになってしまえ川*-ヮ-*)
2012-05-24 12:47:00では、続いて「ジンニスタン 砂漠と海の物語」。古代西アジアをモデルにしたハイファンタジー。人間とジンと呼ばれる長命で強大な力をもった種族の生きる世界。都市国家群の使節としてやってきた王子ペレウスとジンの貴族の娘ファリザードのラブロマンスであり、戦記であり。
2012-05-24 12:52:32ジンの帝国の内乱に巻き込まれ、力ない人間であるペレウスが、ファリザードの為にへたれから強くなろうとする様など、すごく王道なファンタジーなんですが、男性向けではアラビア風世界ってあまりないので、そういう意味で新鮮なんですよね。
2012-05-24 12:56:21