「『人間性教育』と日本の学校制度」~教育における官僚的思考を問い直す~(関東教育カレッジ第二回)

関東教育カレッジ第二回においてゲストの古山明男さんが行った講演を@symphonicityがつだったもののなど。 関東教育カレッジ(http://www35.jimdo.com/app/scac4cf0e50c80cd8/pa936745d0cb9d26a/
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˙꒳ ˙ ) @taoyaka_0312

RT @symphonicity: (補足)モンテッソーリ教育における「敏感期」やシュタイナー教育における「7年3サイクル」なども、「子どもの関心、人間の関心」というところを出発点にしている。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:18:31
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

相対評価をすると、その影響によって「どこかは上がるがどこかが下がる」という現象からはなかなか逃れられない。「全体が上がる」ということはめったにない。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:21:46
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

(参加者から)メリットとしては、多様な評価が出来る、人間性を見ることができる。デメリットとしては、目標設定が難しくなる、(デメリットかメリットかは分からないが)評価者の主観に左右されやすい。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:26:58
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

数値評価ではなく、「言葉を贈る」の評価方法の場合、「教員による主観的な評価」は、メリットかデメリットかはまずは置いておいて、ここは必ず言われるところである。それでは、この「教員の主観的な評価」について考える。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:29:59
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

教員というのは、「人間を扱う専門家」ではないのか。「教員の主観」を排除し点数による評価を徹底するのであれば、そこに「専門性」はどこに見い出すのか。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:32:15
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

ここで、「職業倫理」の観点から観てみる。「医師・ヒポクラテスの誓い」と日本の国家公務員の宣誓」を比較してみる。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:34:00
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

ヒポクラテスの誓い:「私は能力と判断の限り患者に利益とすると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない」。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:35:23
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

ヒポクラテスの誓いは、医師の専門性と職業倫理を信頼した上で書かれているなぁ(おすぎ感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:37:43
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

国家公務員の宣誓「宣誓書 私は、国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、ならびに法令および上司の職務上の命令に従い、不偏不党かつ公正に職務の遂行にあたることをかたく誓います 年月日 氏名」 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:42:14
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

横浜市 教育公務員の宣誓 「私は、ここに、主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重し、且つ、これを擁護することを固く近います。私は、教育及び地方自治自治の本旨を体し、公務を民主的且つ能率的に運営しなければならないという責務を深く自覚するとともに… #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:45:03
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

(続き) 全体の奉仕者であると同時に、とりわけ横浜市民の奉仕者であることを認識し、法令、条例、規則及び規程を遵守し、誠実且つ公正に、職務を遂行することを固く誓います。」 #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:46:02
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

ヒポクラテスの誓いには、「患者のため」が第一義的に書かれているのに対し、横浜市の教育公務員の宣誓には、「横浜市民の奉仕者であることを認識し…」との記述はあっても、「子どもたち」や「学習者たち」といった「被教育者のために」という記述はないんだな。。(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:48:17
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

この宣誓文を読むと、教育公務員(教員)は、官僚制の中でシステムを円滑に回すということを重視させすぎるというか…一人ひとりの教員のもつ職業倫理を全然信頼していない、ということが透けて見えるな。まぁ、それが「官僚制」なんだろう。(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:50:05
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

やっぱり現代の日本の官僚制のシステムの中で、一人ひとりの教員が自律的に創造性を発揮して教育活動を行うのは難しいんだろうなぁと。システムに負けない強い個性を持った教員であれば大丈夫なんだろうけど…(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:51:42
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

システムを設計する人間(というか、官僚制によって創られた官僚的思考をもった人間)のもつ思想が、日本の学校教育のシステムを官僚的なものにし、その中で歯車のように「公平性・客観性」などを重視し職務に忠実に働く教員を作っているんだろう。(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:54:04
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

「一人ひとりの教員が、その職業倫理に沿って、個々の持つ自律的な創造性(あるいは意思とか)を活かした教育活動を遂行する」…そのための制度設計(あるいは環境整備)にはならないものだろうか。(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 17:57:45
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

制度設計する側の人間観によって、その中で働く人の働き方が決まり、そして受益者が受けるものが規定されるんだろう。そう考えると、IKEAやライフネット生命などの企業の持つ、「人間性経営」(勝手に名付けた)は未来的で合理的でいいな、と改めて思った。(感想) #関東教育カレッジ

2012-05-26 18:00:01
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

学校現場でモヤモヤしながら「なんか自分のやりたい教育って、こういうんじゃないんだよなぁ」って感じている人が、「そうなっているのはまずシステムの思想と自分の思想が合致していないからだ」ということにまず気づくことが大事なのかも。気づけば、なんらかの対処はある。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 18:02:08
芦田宏直 @jai_an

そんなのどうでもいい。 RT @symphonicity: 学校現場でモヤモヤしながら「なんか自分のやりたい教育って、こういうんじゃないんだよなぁ」って感じている人が、「そうなっているのはまずシステムの思想と自分の思想が合致していないからだ」ということにまず… #関東教育カレッジ

2012-05-26 18:03:03
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

セッション1を終えて、食事の時間です。次は19:00からセッション2。お疲れさまでした。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 18:12:22
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

#関東教育カレッジ 第二部。制度(仕組み)とその中で働く教員の関係性について考察を深める。ケーススタディとして、シュタイナー学校を取り上げる。

2012-05-26 19:27:00
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

シュタイナー学校では、法令の制約がない場合、校長を置かない。8年間の持ち上がり担任を終えた教員が、交代で学校管理の仕事を行う。シュタイナー学校はなぜこのような仕組みをとるのだろうか。(ちなみにこれはシュタイナー自身が創った仕組み) #関東教育カレッジ

2012-05-26 19:28:23
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

(脱線)世界のオルタナティブ教育は、現在、モンテッソーリとシュタイナーの2つが2人勝ち、という状態にある。この2つの教育には、かなりしっかりした教員養成の仕組みを持っている。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 19:34:57
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

「教師とは、社会的存在である必要がある。学校が社会の中でどういう存在で、どういう位置づけなのか、ということを、教員自身がしっかり感じることができる仕組みとして、教員が学校の運営に参加する仕組みを取り入れている。」 #関東教育カレッジ

2012-05-26 19:43:23
杉山史哲 | 学校の組織開発 @symphonicity

「教員が学校運営に携わることによって、教員の社会性を育てる」という仕組みは、オルタナティブ教育では取り入れているところが多い。 #関東教育カレッジ

2012-05-26 19:46:52