開かれた対話に関する小日記

佐々木中氏の「この日々を歌い交わす」を購入。 井上円了展を巡る。そして、知恵を交尾させる快感。 ここ最近友達との「対話」が多い自分。 御宅の在り方、すなわち「脱-アメーバ化」という御宅学入門のあの夢に近しい姿が僕ら自身の行動にあることは言うまでもないかもしれない。
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難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

第一章でアイドルのメタゲーム(てかグループ名を基盤としたプラットフォーム)がうまく行く理由を説明するのにわざわざラッセル-デリダ-東で確認しようとしたり、二章でやる夫のゴースト性やればいいのにわざわざKanonの社長と東の対談だしてたり。

2012-06-02 01:24:55
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

この部分いらんだろ、っていうところに無駄にページが割かれて居る。面白いのは、その無駄に割いたAppendixに、「ゴーストの条件」が言いたい論点はほとんど存在せず、それはただの道具立てでしかないという事なのだ。

2012-06-02 01:25:44
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

お持ちの人は、「ゴーストの条件」を読むとき、東やAppendix的な詳しい引用をしているところを、飛ばしながら読んでみよう。「ここで、誰々の○○を想いだそう」って言いながらやってるそういう長ったらしい引用を除くのだ。それでも、言いたいことは読めることがわかるだろう。

2012-06-02 01:26:55
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ブリューゲルの消失点のなさ=センテンスの複数性。そいつが、お互いの会話の出入りする<穴>(GDの「間」)を会話中に作って、他者を取り込むのに敏感な振動をみせ、足並みがそろってからは自然と対話が問題点を見つける。リゾームな対話。それが欠けている、日本的アメーバー性。

2012-06-02 01:30:43
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ていうか日本の「本来の」リゾームさ、なら戦前というか、江戸以前はあったと思うの。それこそ、日本の絵画って消失点みたいなのないじゃない。街中を描く絵とかちょうどブリューゲルよろしく消失点がなく、遠くと近くがデフォルメされ、絵画の一人一人は活きていて、どこに目をやっても魅力的。

2012-06-02 01:33:33
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

ちょうど、見下ろし視点だ。「東海道五十三次」なんて典型例だ。遠くに山、その手前に家みたいなのが立ち並んでて、たとえばこの絵なら、橋が一番手前にとりあえずバーっとかかってて、そこを通る人たちどれにも焦点は当たってない(てか焦点がいっぱいある)http://t.co/3cy5adZn

2012-06-02 01:35:56
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

別に、ああいう絵の描き方が正しいとかそういう言い方をしたいわけじゃない。けれど、こういう「いろんなところに目をやる幅広さから話を広げられるということ」は、ぼくにとっては、というか、より幅広い対話、には、そうした身体の広い拡大とかあるんじゃあないの、って思った。

2012-06-02 01:37:14
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そして、世の中を変えていくのも、上部構造と下部構造(これまさにマルクス用語で、僕と英文の彼の対話もまさにこの構造だったという発見、コレもワロタ!)がこうリゾームに、てか脱構築されるべきなんじゃなぁいの?っていう感じが、ひしひし伝わってきたよん、という。

2012-06-02 01:38:18
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

だれが上とか誰が下とか、ハイカルだのサブカルだの、っていう上下差とか、そういうの(あっても)なおも関係ない位、オールジャンル取り込みである問題(大抵哲学)について考えることが出来る場所さえできれば、世の中良くなるんじゃないの、人は解りあえるんじゃないの、って思った。

2012-06-02 01:41:11
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

…なんて、言葉についてのグチを垂れまくったところで、ぼくみたいなソニックぷよぷよゲーセン&東方ボカロヲタが佐々木先生とタメで話せるか、って言ったら、コレ真っ先にバチコーン!!!!だと思うけどね…(爆笑)。それでも話せたら佐々木先生、僕は泣くぞw。

2012-06-02 01:44:11
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そういえば蜘蛛も地図や設計図なんざ持っていないが、とても綺麗な巣を張って見せる。花火がバーンと開いて、それは人が詰めた内圧を解放する自然のカオスな現象連続だけど、あれが整ってて綺麗なのと似ているね。>RT

2012-06-02 01:48:22
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

佐々木先生の名言を一つ。『売れるためには書かないけど、書いたものは売りたい。』(河出書房新社、「この日々を歌い交わす」(2010)31ページ。)…思えば、コレはミクをふくめ創作する人にとって同じだよね。

2012-06-02 01:53:03
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「売れる(発表する=提供者)ためには描かないけど、~」売る、ってことを、僕の「創作、提供、享受」の3項概念で考えるよ。すると、これ、解るね~。いい曲書きたい、てことは、その中に「発表したい、誰かに見せたい」が含まれているのだ(脱構築!)。

2012-06-02 01:56:11
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

だってこんだけ市場が大きくなっちゃえば、発表するにも売るしかないでしょうwと。でもそれは売れたいからじゃないよ、っていうパラドクス。

2012-06-02 01:57:38
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

妖怪を描いた日本の絵って、さっき言ったブリューゲルの絵そっくりだよね。円了展を見ていて思った。てか、まさにそういう感性なのよね。てか日本の妖怪の絵てバロックっぷりありまくり。うん。

2012-06-02 01:59:48
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

あとそうそう。これははるかさんが前に言ってたやつだけど、これ分かるの…。「一緒にいて楽しかった人と話したりした後お別れすると泣いてしまう、なぜなら自分がとても楽しかったけれど、相手がそう思ってないかもしれないと思ってしまうから」。

2012-06-02 02:09:54
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

二人で円了観に行った、わけだがアレもそうね。誰かと行く、そして二人の世界に没頭するほど私の主観がみちるモノもないもんで。で、別れるときには急速にF.O.が掛かるのサ。そして楽曲はすでに過ぎ去っている。

2012-06-02 02:11:07
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

これはまさに<穴>だよね。儚い穴。それは穴を開く活動を終えたらふいと消えてしまうものだ。お祭りが終わった後子供のころ心に残っている感じ、あれね。お祭りのドンチャンが終わって、皆帰っていき、出店のきらきらも片づけ最中の余韻が残る、あの感じに似ている。

2012-06-02 02:12:45