『生徒会の一存』の感想に至るまで
@izumino そうですね。俺から見るとかつての「ときメモ」が「けいおん!」になってるなあ、と思って、その辺りに時代の変化を感じてますが。「女」じゃなくて単純にコミュニケーションになってて、その分間口は広がってるのかな。悪くない変化だと思ってますが
2009-11-02 03:14:11マリみてにしても、実は「90年代の暗い学校の雰囲気」を前提に成り立っている所があって(心の闇を抱えたキャラばっかですよね)、個人的には乙一と重なる所を感じてました。逆に言うと、ああいうのってもう感覚として古いのかなっとも思う
2009-11-02 03:14:21@izumino これ、とてもよく分かります。13話(番外編)が好きなのですけど、陰の部分が丁寧に描かれていて。 RT @DecoponMAGI けいおんにしても、あれは「寂しい学生生活を送ってたかもしれない非コミュが」寂しくなくなる、っていう並行世界でできてるんですよね。
2009-11-02 03:32:28時かけなんかは、「ひとりぼっちのやつが友達に救われる話」じゃなくて「元々モテるやつが友達をえり好みする話」だから、日常空間を描いていても「死にたくなった」とかの反応が出てしまうと。まぁだからといって若者がけいおんと時かけのどちらを支持するか? は、ただの好みだろうけど(笑)
2009-11-02 03:22:47いや、やはり王道物語の主人公は最もマージナルな人間でなくてはならない。英雄は冴えない田舎から出立するのですよ
2009-11-02 03:26:00@DecoponMAGI こないだミヒャエル・エンデのインタビュー番組を見たんですが、「真の芸術家や批評家は、アウトサイダーとして社会を外から眺められるような人の中から生まれる」的なことを言っていて(大意)、それに通じる話ですね>田舎
2009-11-02 03:29:49@izumino ええ、正しいと思います。アウトサイダーの心持は誰ちにでもあって、普遍性がある。誰もが持てる者とは限らない。そして持てる者はそもそも物語や芸術を必要としないだろう、みたいな。
2009-11-02 03:35:17@DecoponMAGI 「学校って基本的にいいものだよねー、でもちょっとした掛け違いで嫌な思いをしちゃうし、視界のはしにいじめられっことかが映って不快だよね、そんなのなきゃいいのに」みたいな想像力のアニメ見せられるとそりゃ死にたくなるでしょう(笑)
2009-11-02 03:35:20けいおん的な想像力は「学校とかアウトサイダーな私にとってはホントいづらいし大変なんだけど、ちょっと勇気を出したらエンジョイできたよ、私はがんばってこれを維持しよう!」みたいな感じにまとめられるかな(乱暴ですが)
2009-11-02 03:38:46@DecoponMAGI サマーウォーズは闇がちゃんと過去からやってきますからね。不幸な出来事は内部の掛け違いで生まれるのではなく、外部や過去からいきなり襲ってくる
2009-11-02 03:43:09光を前提にした不幸の描写、っていうのはものすごく視野の狭い世界になりやすいのだなあ、と今書きながら気付く。一般論としても、視野の狭い人が見ている世界ってそういうもののような気がするんですよね
2009-11-02 03:49:21@izumino ふむ…、結構陥る罠なのかも知れませんね。冒険物語なら、いわゆるスターウォーズ・指輪物語の神話の法則の基本法則をマスターしてれば、その罠には絶対陥らないんですが。一般作品で何か違和感のある作品は、多分その罠に陥ってるんだと思います(→光を前提)
2009-11-02 03:52:06ちゃんとしたプロデューサーがいれば、多分その罠は一番気を使う部分のはずなんだけど…。と、おちまさとの企画の教科書に書いてあった。
2009-11-02 03:53:36@A_kiyama >モテモテ 杉崎のヤロウ!(`・ω・´) …ふむ。しかし、普通に「並列構造」の回答にはなっているのかな。いや、ありがとうございます。
2009-12-08 22:56:14物語って「面白いから」という理由でなにげなく色んな要素を詰め込んでいくことも多いはずだけど、そこから「自分が生み出したキャラクターへの責任が生まれる」と言っていたメビウスの言葉(『インサイド・メビウス』についての話)が思い出されますね
2009-12-17 01:22:47いま手がけている原稿が、まさにそういった「作者がなんとなく配置したキャラクターの反逆」だとか、それに対する作者の責任といった問題を扱っていたりもします
2009-12-17 01:26:12