「すき屋」の外食 に見る古今の外食価値観の変化

初まとめ。某所で見かけた書き込みをきっかけに、つれづれなるままに、連ツイートをまとめてみました。
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デレついか @deretuika

ちょっと前に見た、「休みの日に夕食に家族ですき家とか子供カワイソスwwwwwww」から、世代間においてファミレスの在り方が変わってきたのでは、と見た

2012-06-04 11:53:20
デレついか @deretuika

まず、現代の成人世代以上が「すき家での家族の外食」を笑う理由について。すき家という低価格・手間を省く・栄養性を感じない食事、から「親が比較的低コストで楽をするためにすき家に外食に来た」という理由を想像する。

2012-06-04 12:01:10
デレついか @deretuika

この理論におけるすき家は、他の500~600円台で食事を済ますことが出き、かつ未経験者を厨房におくことが出来るチェーン店式店舗、であれば何にでも置き換える事が出来る。

2012-06-04 12:03:19
デレついか @deretuika

では、安価チェーン外食での夕食を笑う側のファミレスの価値観とは何か。これを解説する材料になるのが、ダウンタウンの松本氏が作詞した「チキンライス」の歌詞。

2012-06-04 12:05:14
デレついか @deretuika

クリスマスに家族で外食に来たけれど、高いメニューを頼むともう連れてきてもらえないのでは、と子供心に感じて店のメニューで一番安いチキンライスを頼む、という内容。

2012-06-04 12:06:29
デレついか @deretuika

「高いものを頼めるけど、あえて安いものを頼んだ」とあるように、高いものを食べにくる「贅沢の場」という意識があると考えられる。

2012-06-04 12:09:45
デレついか @deretuika

さらに、その贅沢も「値段として」の贅沢と「家庭で作ろうとした場合の手間」の贅沢がある。吉野屋が少しずつ広がり始めた頃の時代に、牛丼のもとがそれほど安価にスーパーに転がっていただろうか?

2012-06-04 12:11:23
デレついか @deretuika

すき家や吉野屋のような牛丼チェーンも、かつては家庭で作るには少し手間のかかる牛丼を食べる事が出来る贅沢の場だったのである。

2012-06-04 12:12:36
デレついか @deretuika

しかし、時間と共に牛丼もスパゲッティ並みに簡単になった。すると、目がいくのは「親の家事の手間」。現代の安価チェーンへの外食は「親の家事の手間」が案外主流になってるのではないか。

2012-06-04 12:17:11
デレついか @deretuika

そして、そんな外食事情に「家族での外食の贅沢さ」の視点をもっていくと、確かにすき家の値段を子供に贅沢だと教える姿をイメージして笑う人が出るのかもしれない。世代間におけるイメージのずれ、というものなんだろうけど。

2012-06-04 12:19:23
デレついか @deretuika

ファミレス群も、昔よりは安価傾向になり、出すメニューもコンビニや冷凍食品で代替する手段が増えてきたから、かつてよりも「家事の手間をなくす外食」に傾いてきているかも。ただ、それを笑う人が出る事と、そんな「家事の手間をなくす外食」で育った世代が過半数を占める事は、どちらが先だろう?

2012-06-04 12:24:41
デレついか @deretuika

そして、かつての「贅沢をするため」の外食は今現在どこで展開されているかというと、大型ショッピングセンターの飲食店やデパートの飲食店(ラシック、松坂屋、高島屋etc)。前者はかつてと同じ価値観でほほえましく見られるが、後者は「子供に贅沢を教えすぎだ」という批判の目で見られがち

2012-06-04 12:28:03
デレついか @deretuika

外食の在り方の変化を念頭に置かない場合、こういったイメージのずれによる認識の差が生まれるわけです。

2012-06-04 12:29:56