「ゆとり教育」という理念はいつ生まれたか

「生まれた」の定義が ころころと変遷していく様子を お楽しみください
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中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

1984年中曽根内閣の下、文部省の上に作られた臨教審にて、「生きる力」「創造力」を身につけることを教育目標とするエリート教育推進が、経済界からの要望で始まった。成熟した近代で、兵隊大量生産の時代は終わり、知恵を育む人材育成が急務となったバブル期の終焉を迎える社会背景を受けてだ。

2012-06-03 18:01:41
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

「ゆとり教育」なる理念が生まれたのも、ここから。日本を成長に導くリーダー、エリートの育成が望まれた。国民が、日本に生まれ育って幸せだと思え、そしてそれが続く社会や国家の仕組みを維持する為の人材供給が、教育に求められた。ただ、ここで問題が生じる。

2012-06-03 18:43:28
寺沢 拓敬 @tera_sawa

ウィキペディアにも書いてありますが、ゆとり教育の理念は70年代からあります。RT @utsumi00_sansu: 「ゆとり教育」なる理念が生まれたのも、ここから。日本を成長に導くリーダー、エリートの育成が望まれた。国民が、日本に生まれ育って幸せだと思え、そしてそれが続く社会や…

2012-06-03 18:50:16
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

すみません言葉足らずで…。理念そのものは70年代からあったと思いますが、政策として文部省を動かした、つまり政府の中に理念が顕在化されたのは、やはり臨教審発足前後だと思います。RT @tera_sawa: ウィキペディアにも書いてありますが、ゆとり教育の理念は70年代からあります。

2012-06-03 19:24:35
寺沢 拓敬 @tera_sawa

文部省レベルでも70年代から指導要領改訂という形で結実してると思いますが…。RT @utsumi00_sansu: …理念そのものは70年代からあったと思いますが、政策として文部省を動かした、つまり政府の中に理念が顕在化されたのは、やはり臨教審発足前後だと思います。

2012-06-03 20:20:55
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

「教育の大衆化」に代わる新しい目標制定に迫られ、1977年に指導要領は改訂されました。確かにそこに「ゆとり」という言葉は出てきましたが、現場には浸透せず、目標は形だけで文部省内でも本気で取り組む姿勢は見られませんでした。 RT @tera_sawa: 文部省で70年代指導要領改訂

2012-06-03 20:48:54
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

教育の大衆化の改善を世論に迫られ指導要領改訂したは良いが、なんにも中身が伴ってないじゃないかと、中曽根首相は怒った訳ですね。だからこそ、中教審ではなく、文部省の上に臨教審を作り、実態を伴う教育改革をしようとしたわけです。 RT @tera_sawa: 文部省で70年代指導要領改訂

2012-06-03 20:53:30
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

つまり、ゆとり教育の理念に伴う教育改革の実態は「臨教審発足」でやっとのことスタートしたのです。文部省の体質(日教組も絡んできますが…)を変える意図もあったんですね。ウィキペディアは表面的な情報を得るには良いのですが…。 RT @tera_sawa: 文部省で70年代指導要領改訂

2012-06-03 21:01:33
寺沢 拓敬 @tera_sawa

ということは、1977改訂での学習内容削減は「現場への浸透」は意味しない、という理解でいいですか?RT @utsumi00_sansu: ・・・確かにそこに「ゆとり」という言葉は出てきましたが、現場には浸透せず、目標は形だけで文部省内でも本気で取り組む姿勢は見られませんでした

2012-06-04 00:04:31
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

はい、僕はそう思います。1977の改訂を快く受け入れ順応した教員は少なかったでしょうね…。 RT @tera_sawa: ということは、1977改訂での学習内容削減は「現場への浸透」は意味しない、という理解でいいですか?

2012-06-04 00:12:09
寺沢 拓敬 @tera_sawa

なるほどありがとうございます。「現場への浸透」とは「現場の受容」という意味で使っていますか?RT @utsumi00_sansu: はい、僕はそう思います。1977の改訂を快く受け入れ順応した教員は少なかったでしょうね…。

2012-06-04 00:22:53
中学受験オンライン進学塾 @nada_sansu

そんな感じですね。すみません、僕のツイートで困惑させてしまって…。こちらこそ、御意見どうもありがとうございました。 RT @tera_sawa: なるほどありがとうございます。「現場への浸透」とは「現場の受容」という意味で使っていますか?

2012-06-04 00:27:17
寺沢 拓敬 @tera_sawa

しかし「現場の受容」という意味だとしても妙なはなしだな。は、1980年代半ばの臨教審の直後に「ゆとり」の理念が教育現場に受容された、ということになってしまう。現場の先生は審議会の答申なんていちいちフォローしているヒマがないし、日々の実務をこなす上で知っておく必要もない。

2012-06-12 02:34:42
寺沢 拓敬 @tera_sawa

「現場で快く受容された」(なんてことが現場全体であったかどうかは疑問だが)としたら、90年代以降じゃないの?教育現場にとってみれば、文部省の政策や臨教審なんかよりも、管理職の「指導」や教科書の制約のほうがよっぽど影響が大きいわけで。

2012-06-12 02:38:55