専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか①
- karitoshi2011
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1専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか①放射線等の専門家が低線量被曝のリスクについて述べる際、自らの「正しい」認識の偏りの可能性を吟味・反省せず、一般市民や当事者・住民の認識は間違っていると述べることが多い。いつからか?どうしてか?
2012-06-15 11:08:242専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか①まず例をあげよう。菅原努『「安全」のためのリスク学入門』2005はこう述べている。「リスクの考え方は、初めから人工の町を作ってきたアメリカでは受け入れられても、欧米以外の、古い農村を」p206
2012-06-15 11:09:063専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか①「中心とする長い歴史のある地域では、何か異様な感じで受け取られても仕方がないのかもしれません。このあたりが日本の一般の人々がリスクの考え方を理解する上での障害となるように思われます」根拠の薄い推論
2012-06-15 11:09:324専門家はなぜ市民・住民の…考え方まで指導しようとするのか①中川恵一氏『放射線のひみつ』2011「日本は、「ゼロリスク社会」と言われてきました。…放射線を含めて、リスクの存在を認め、それにどう向き合うかという課題は、「限りある時間を生きる」私たちにとって、とても大切です。」
2012-06-15 11:10:065専門家はなぜ市民・住民の…考え方まで指導しようとするのか①「ゼロリスク社会の中で、がん患者さんだけは、「自分の死」という最大のリスクを意識せざるを得ません。リスクなどないと「勘違い」している一般市民とがん患者の「死生観」を比較するための調査研究をしたことがあります」p155
2012-06-15 11:10:306専門家はなぜ…考え方まで指導…する①「その結果、がん患者さんは、「あの世がある」、「死んで生まれ変わる」などと考えない反面、「生きる意義」を感じ、「使命感」を持っていることがわかりました。リスクを意識することが、「生きる意味を深める」ことにつながるのではないかと感じました。」
2012-06-15 11:10:577専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか①中川氏が根拠としているデータの解釈は恣意性が高い。「ゼロリスク社会」「リスクがないと勘違いしている一般市民」!考え方に大きな欠陥がある市民に対して、専門家として指導する立場との自己理解が前提。
2012-06-15 11:11:448専門家はなぜ市民・住民の…判断や考え方まで指導しようとするのか①山下俊一氏「序」(柴田義貞編『福島原発事故―内部被ばくの真実』) 「「放射能」「炉心溶融」「汚染」や「被ばく」などの言葉が現実的な恐怖を想起させ、原爆体験のみならず、9.11の同時多発テロに似た感情や報道が」
2012-06-15 11:13:009専門家はなぜ市民・住民の…判断や考え方まで指導しようとするのか①「錯綜しています。これは、放射能が単に核兵器を連想させるだけではなく、放射能が内包する危険性に関する知識が正しく理解されず、日本国民全体にリスク論的立場で普段の生活を議論する力が不足していたとも考えられます」。
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