小児に対するCT検査と脳腫瘍・白血病リスク増大に関するランセット論文

小児に対するCT検査に起因する短時間低線量被曝で、脳腫瘍・白血病リスクが増大するという論文が、臨床分野でのトップジャーナルの一つである英ランセット誌に掲載されました。 医療被曝は被曝によるリスクがあっても、診断や治療が患者への利益になるように行われていることから、いたずらにリスクの増大ばかりを伝えるべきではないというのが医療に携わる方の意見としてあるようです。 CT検査での被曝の低減は近年、様々な技術の導入により進んでいるようですが、根本的に異なる原理によるCT検査の開発も進んでいるようです。 続きを読む
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Dr.ちゃしば @dr_chasiba

ランセットの「小児CTスキャンで脳腫瘍と白血病のリスクが増加」という論文抄録http://t.co/qEXPmyx2 とそれを報じるワシントンポストhttp://t.co/mRFFkGQd

2012-06-08 15:23:10
リンク Washington Post Study: Childrens CT scans may raise chances of brain cancer and leukemia, but risk still tiny LONDON  Children who get several CT scans have a slightly higher chance of brain cancer and leukemia in later life, though the risk is still small and probably outweighed by the need to get the test, researchers reported.
「医療」新聞 @doctorpapers

若年者のCT検査、累積線量に応じて白血病と脳腫瘍のリスクが上昇 http://t.co/eUJSqHlg

2012-06-15 00:47:08
リンク t.co 若年者のCT検査、累積線量に応じて白血病と脳腫瘍のリスクが上昇:日経メディカル オンライン CT検査を受けた22歳未満の若年者では、脳の累積線量が60mGy程度になると脳腫瘍リス&
武田邦彦bot @TakedaKunihikoB

先日、ランセットという世界で最も権威のある医学雑誌で「CTスキャンを3回から7回程度受けると脳腫瘍や白血病が3倍程度に増える」という論文が出ました.脳腫瘍の方が少ない被曝量(CTスキャン回数)で発症するようです.

2012-06-14 09:39:06
武田邦彦bot @TakedaKunihikoB

日本の医療被曝が欧米の3倍程度というランセット論文について日本の医師はもっと謙虚にその影響について検討する必要があるでしょう。

2012-06-14 09:43:11
島薗進 @Shimazono

1権威ある医学雑誌ランセットに原爆調査などによる楽観的を否定する新業績。子どものCTスキャンで白血病や脳腫瘍が増大。白血病は50mGyで、脳腫瘍は60mSvで3倍に増える。http://t.co/VihodBTf Published online June 7, 2012

2012-06-12 09:12:04
島薗進 @Shimazono

2ランセット誌論文(ニューカッスル大マーク・ピアース氏ら米英加のチーム)の要点は、50mSv程度の被ばくで小児の脳腫瘍や白血病が有意に増えるというもの。 Peace Philosophy Centerウェブサイトにまとめ。AFP報道は以下http://t.co/prloAJRH

2012-06-12 09:21:00
島薗進 @Shimazono

3松崎医師。頭部の「CT検査を受けた 1万から脳腫瘍1人と白血病1人が発生すると推定されると述べられ…、それ以外のガンや非ガン性疾患(心臓病など)の発生を計算に入れる と、このレベルの放射線被ばくによる健康被害はさらに大きくなる」とも。http://t.co/aUOaUd4v

2012-06-12 09:22:27
島薗進 @Shimazono

5診断用放射線リスクにつきCT検査の新しいデータで高いがん発症があることが示されたのは大きい。CTを積極的に用いて画像診断を行ってきた放射線医学者は低線量被曝を安易に見ていたことが示された。近藤誠医師はこうした傾向を厳しく批判していた。http://t.co/PJCVSFDb

2012-06-12 09:27:49
林 衛 @SciCom_hayashi

@Shimazono 低線量被曝リスクが,脳腫瘍,白血病だけでなく,がん以外の病気にもありうることをデータで証明する論文ですね。

2012-06-12 09:32:14
バイクくん@超お嬢様のパグ @Micheletto_D

仮にピアースのランセットの論文を評して「低線量被曝リスクが,脳腫瘍,白血病だけでなく,がん以外の病気にもありうることをデータで証明する論文」とするならこの人@SciCom_hayashi は「科学」の編集を辞めるべきではないでしょうかね。他の論文ですよね?

2012-06-12 10:54:58
s_matashiro @glasscatfish

@Shimazono 「our relative risk estimates are broadly consistent with the results from the Life Span Study」と言っているので否定はしていないと思います。濫用防止は言ってますが。

2012-06-12 11:08:43
島薗進 @Shimazono

原爆LSS調査に基づくLNTモデルを批判し、低線量安全論を説いてきたのは酒井一夫氏ら日本の電中研等の研究者ですが、ここでは同等の立場をとるフランスのチュビアーナの論がブレナーの原爆データ理解と対置されています@glasscatfish

2012-06-12 12:14:46
島薗進 @Shimazono

CT検査についていえば、白血病や脳腫瘍のリスクだけであれば、もともと量的にわずかなので3倍でも総数は少ないのでやめるほどのことではないが、限定的手段として正当化されるということのようですね。@glasscatfish …濫用防止は言ってますが。

2012-06-12 12:26:51
Masato Ida, PhD @miakiza20100906

島薗さんが挙げていた Lancet 論文はこれね: 小児期CTスキャンの白血病・脳腫瘍リスク http://t.co/d9FWtO1b  「Interpretation」を読めばだいたいの結論が。 #hibaku

2012-06-12 13:31:26
Genovese @basil_kr

Lancetの今月号に、子供のCT scanと脳腫瘍/白血病のリスクの論文が。これでまた子供のコツン外傷を診る機会が多い脳外科医は大変になるな。。。http://t.co/d29dESsj

2012-06-13 10:12:47
Joss Fat @jossfat

Lancet論文に対するアメリカ医療物理学会の声明:http://t.co/FTWuNbvi 反論しているがなんか逆のように思う。現在のテクノロジーは被曝線量を低減しているのであって、論文には個人線量の過大評価があるというなら…ERR/mGyは逆に大きくなってしまわないか。

2012-06-13 22:02:04
リンク t.co AAPM Public & Media - CT scans are an important diagnostic tool when used appropriately The American Association of Physicists in Medicine (AAPM) represents over 7,500 professionals responsible for ensuring safe and efficacious application of imaging technologies including breast imaging. All mammography systems include shielding to protect
Joss Fat @jossfat

仰る通り今は量を低減する手法があるという主張ですね。(低減にも関わらずover estimateしてるなら逆になると思った。) RT @miakiza20100906: 対象とした10年以上前のCTでは被ばく量が高いが、現在はその1/5~1/2で、リスクも小さいという意味では?

2012-06-13 22:52:13

解像度の向上と被曝の低減を両立する新方式のCT技術

http://www.pnas.org/content/early/2012/06/07/1117861109.full.pdf html?sid=b1756672-0547-45dc-99d4-35c3520477ef

s_matashiro @glasscatfish

レントゲン以来の透過方式でなく干渉 grating interferometry を利用するCTがここ10年来盛んに開発。その到達点がこちら→ http://t.co/B9bpME5g 軟組織もくっきりと驚きの解像度。被曝量を抑えながら、顕微鏡に近い解像度での診断が可能に。

2012-06-16 01:51:23
リンク t.co High contrast, high resolution CT scan with reduced dose — ESRF Soft tissue can be imaged with incredible detail using X-rays thanks to a new low dose CT scan technique.