6月15日に開催された国立環境研究所『大震災と環境再生』のシンポジウムのようす。瓦礫処理、廃棄物処理、その他の問題
- junjiasakura
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大迫力氏の講演:バグフィルター、焼却灰、焼却灰からの溶出など
#nies_0615 環境研大迫氏「震災から1年と3ヶ月。被災地の復旧復興に向けた様々な努力があるがまだ問題も大きい。特に災害廃棄物と放射能汚染の廃棄物の問題が妨げる大きな課題。」
2012-06-15 13:09:01#nies_0615 国環研大迫「1年と三ヶ月が経った。災害廃棄物と放射能汚染廃棄物が、被災地の復興の大きな妨げになっている。
2012-06-15 13:09:20#nies_0615 環境研大迫氏「災害廃棄物の問題。震災後の様々な課題、腐敗性廃棄物の問題から有害英危険廃棄物、そしてまだ残っている被災地の仮置き場の混合廃棄物という問題があり、当初は技術的な情報発信を行なっていた、そして現地の課題を整理の上でレポートを発信してきた」
2012-06-15 13:10:40#nies_0615 環境研大迫氏「レポートにあたっては全国の専門家の知見を集めて、被災地に直接あるいは環境省に提供することで被災地の課題に答えてきた。HPにも掲載している。」
2012-06-15 13:11:13#nies_0615 環境研大迫氏「また様々な調査も実施。未曾有の災害で科学的な知見も乏しい、そのなかで役立つ成果のために努力。今回はいくつかをトピックとして、津波堆積物と仮置き場の火災防止について」
2012-06-15 13:12:05#nies_0615 環境研大迫氏「津波堆積物の問題。海底の土砂などが陸上に上がっている。中には有機物が多いものもあり、衛生的な問題も起こした。また乾燥すると粉塵が舞いその影響も懸念された。そして化学物質の汚染の問題、陸上の工場等由来の硫酸などの物質の含有も懸念されていた」
2012-06-15 13:13:36#nies_0615 環境研大迫氏「廃棄物資源循環学会と連携して、宮城で津波堆積物を100箇所調査。その上で試料を採取して有害化学物質の分析を実施。結果的にはほとんど汚染はなかったが一部廃棄物処理施設近傍で重金属などの例もあった」
2012-06-15 13:14:44#nies_0615 環境研大迫氏「その上で処理方法を学会として提案。環境省の津波堆積物処理指針として反映されている。ここでは、化学工場などの情報に基づいて地域での汚染可能性を判断し、それに応じて目視などのチェックから化学分析まで実施して実情を把握してその上で適正な方法を選択」
2012-06-15 13:15:46#nies_0615 環境研大迫氏「仮置き場の火災について。火災が一旦生じると周辺環境の汚染にもなる。従来は不法投棄で同様の事例を経験しており、仮置き場でも懸念していた。200箇所の仮置き場のうち100箇所をまず調査し担当者に指導したが、20箇所で火災が起きてしまった」
2012-06-15 13:16:47#nies_0615 国環研大迫「仮置き場の火災に関する問題。大気、土壌、水の汚染が懸念される。不法投棄の現場で見てきた光景に似ている。
2012-06-15 13:16:48#nies_0615 環境研大迫氏「火災のメカニズム。有機物の生物発酵で熱が蓄積し、脂肪酸などの酸化で発熱が継続し、最終的に発火するなどのケースがある。降雨量と廃棄物温度の関係、特に降雨直後の温度上昇が顕著で水分の影響で発酵の活発化などがある」
2012-06-15 13:18:03#nies_0615 環境研大迫氏「火災対策としては高さを5mにする。また山同士を離す、上面を切り返して熱を逃がすあるいはモニタリングで予防できる。」
2012-06-15 13:18:45津波堆積物の適切な性状把握と処理について。瓦礫の仮置き場で火災がたくさん発生してるなんて知らなかったな…(´・ω・`;)それによってさらに大気・土壌・水質汚染が進んでしまうため、火災予防に積み上げ高さ5m以下にする等の指示をしているそう。 #nies_0615
2012-06-15 13:19:23#nies_0615 環境研大迫氏「災害廃棄物、これからの課題としては復興資材としての活用や広域処理の問題もある。バランスをとれた判断が必要・アスベスト等の問題もある。統計では5月末で瓦礫は1割しか処理されてないと。まだまだ圧倒的に残っている状況、今後も努力をしたい」
2012-06-15 13:19:28#nies_0615 環境研大迫氏「放射能汚染の廃棄物の問題。原発からの放射性物質、特にセシウム134137が流れて降雨とともに沈着し、地域の汚染という流れ、東日本一帯でこの状況になっている」
2012-06-15 13:20:10#nies_0615 環境研大迫氏「災害廃棄物、特に福島県内のが汚染されている。上水下水汚泥への濃縮もある、そして草木類由来の焼却灰としての濃縮が問題になっている」
2012-06-15 13:20:43