続・再び脚光を浴びる放射性銀:イカタコから放射性セシウムが出ないのに放射性銀が出るのはなぜか?

前のまとめ「再び脚光を浴びる放射性銀(Ag110m)」 http://bit.ly/NIJeQs を作ったあと、イカタコから放射性セシウムが出ないのに放射性銀が出る理由を考えてみました。 (イカタコに放射性セシウムが蓄積しない事実そのものは、前のまとめでご紹介した資料http://t.co/boG0m86P にもあるとおり、IAEAが2004年に公表した英文テクニカルレポート No. 422 http://bit.ly/OquAjk にも記載されています。ただしこのレポートでは具体的な種の名前を挙げるかわりに、海の生物を表層魚、甲殻類=エビカニ、頭足類以外の軟体動物=貝類、海藻、動物プランクトン、植物プランクトン、頭足類=イカタコ、中深海魚、哺乳動物に分けて元素ごとの濃縮係数を表にまとめています) ここで議論したことについて100%の確証はありませんが、そう遠くはないのではないかと思います。水産物に詳しい方、ご意見ご教示よろしくお願いします。
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nao @parasite2006

@Slight_Bright @Yuhki_Nakatake 有難うございます。ともあれこれだけ濃度が小さければ結合タンパク質がよほど結合が強いか、結合タンパク質の量がよほど多くない限り目に見える蓄積は期待できそうにありませんね。

2012-06-26 15:40:33
nao @parasite2006

@Slight_Bright @Yuhki_Nakatake そこでたまたま銅を結合するタンパク質を酸素運搬体としてまとまった量で持っている昆虫と無脊椎動物が、まず被害をこうむることに。

2012-06-26 15:44:00
naka-take @Yuhki_Nakatake

@parasite2006 @Slight_Bright ESTレベルで恐縮ですが、Metallothionein 1Eの発現パターンは→http://t.co/0bQ9J2Sgな感じ。確かに肝臓に多い感じですねぇ。

2012-06-26 15:47:16
nao @parasite2006

@Yuhki_Nakatake @Slight_Bright ご教示有難うございます。確かにあちこちで発現していますが、量には大きなばらつきがあり、その中で一番たくさん発現しているのが肝臓なのですね。おそらくgene family で組織特異性があったりでしょうか?

2012-06-26 15:51:16
南大寺虞凡人@人間に学ぶ @Slight_Bright

@parasite2006 @Yuhki_Nakatake あとは、「蓄積」の程度ですが、ちょっと調べた範囲では、安定な銀が環境中や生体中にどの程度あるのかが不明なのですが、流石に10^-16mol/Lよりは数桁高いと思うんですよねえ。(続く

2012-06-26 17:00:05
南大寺虞凡人@人間に学ぶ @Slight_Bright

@Slight_Bright @parasite2006 @Yuhki_Nakatake 続き)なので、そうした安定な銀と置き換わる事で、環境に対して100倍のオーダー程度の「蓄積」と言う結果は、あり得るのではないか?と。

2012-06-26 17:04:17
南大寺虞凡人@人間に学ぶ @Slight_Bright

「環境に対して100倍のオーダー程度」と言う結果に、も一つ根拠は無いのだが。。。

2012-06-26 17:16:24
naka-take @Yuhki_Nakatake

@parasite2006 @Slight_Bright familyでは発現領域や発現量に差がありまくりです。http://t.co/zsOKGxR3とかhttp://t.co/MxZTBtsDとかとか。まぁこいつだけで判断するのは困難ですね。

2012-06-26 18:09:29