対人関係療法でなおす双極性障害

水島広子著『対人関係療法でなおす双極性障害』創元社 http://amzn.to/9t2Dsr
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@nasaAsukai

双極性障害にエビデンスのある対人関係・社会リズム療法(IPSRT)の一般向けの本。水島広子著『対人関係療法でなおす双極性障害』創元社 http://amzn.to/9t2Dsr

2010-07-01 16:27:37
@nasaAsukai

「対人関係療法を通して、人と人のつながりを育てていくことが、病気の治療を越えた意味を持つ時代になっていると思います。」

2010-07-01 16:28:58
@nasaAsukai

章立て。双極性障害という病、双極性障害と社会リズム、対人関係・社会リズム療法とは、社会リズム療法、対人関係療法、双極性障害対策チームを作る。

2010-07-01 16:31:32
@nasaAsukai

「対人関係・社会リズム療法(IPSRT)…通常の対人関係療法に「社会リズム療法」という行動療法を加えたもので、ピッツバーグ大学教授のエレン・フランクによって(1990年に)考案されました。」

2010-07-01 16:42:18
@nasaAsukai

双極性障害に必要なのはリチウムなどの薬物療法。しかし、薬の効果に個人差があるのと、長い目で見ると決して良い経過をたどらない。

2010-07-01 16:44:08
@nasaAsukai

「双極性障害が比較的若い頃に発症する病気であり、… 生活の変化によって急速にバランスが崩れる病気。」

2010-07-01 16:46:12
@nasaAsukai

再発するきっかけの多くは「決められたとおりに薬を飲まなくなる。ストレスの多い出来事(特に対人関係上の問題や社会的役割の変化)。社会(生活)のリズムの乱れ。」

2010-07-01 16:49:11
@nasaAsukai

「対人関係・社会リズム療法は、すでに双極I型障害の躁状態やうつ状態の再発予防効果、双極 I 型障害・II 型障害ののうつ状態の治療効果が証明」

2010-07-01 16:53:29
@nasaAsukai

第 I 部 双極性障害を患うということ。第1章 双極性障害という病。『対人関係療法でなおす双極性障害』 http://amzn.to/9t2Dsr

2010-07-01 16:54:44
@nasaAsukai

リチウム。炭酸リチウムとして製剤化。躁状態・うつ状態の改善効果と予防効果、自殺予防効果のすべてを持つ唯一の薬。治療量と中毒量が近いため定期的に血中濃度を測定しながら服用。副作用は下痢・食欲不振・喉の渇き・手の震え。甲状腺機能低下症をきたすこともある。

2010-07-01 17:20:07
@nasaAsukai

「躁状態あるいは混合性エピソードで入院した人たちの回復を調べた研究では、退院後12ヶ月のうちに48%の人が診断基準を満たさなくなっていたものの、機能的に回復した人は24%… 機能的な回復をサポートするという意味でも薬以外の治療は重要です。」

2010-07-01 17:27:42
@nasaAsukai

双極性障害への対人関係・社会リズム療法以外の効果のある精神療法は、家族に焦点を当てた治療法(Family-Focused Treatment)と認知行動療法。

2010-07-01 17:30:53
nasa Asukai @nasaAsukai

双極性障害には心理教育だけでも効果。「自分の病気を自覚する。治療法を守ることの必要性を理解する。再発の早期徴候を知り、生活スタイルを規則正しくする。」

2010-07-01 17:32:28
@nasaAsukai

「双極性障害の患者の家族の感情表出を調べた研究では、高い感情表出でネガティブに反応する親をもつ患者は、退院後9ヶ月で94%が再発… そうでない患者では、再発率は17%」

2010-07-01 17:43:29
nasa Asukai @nasaAsukai

第2章 双極性障害と社会リズム 『対人関係療法でなおす双極性障害』 http://amzn.to/9t2Dsr

2010-07-01 17:46:53
nasa Asukai @nasaAsukai

「双極性障害は、概日リズムとの関連が強く指摘されている病気です。タイムゾーンをまたいで飛行する場合、東へ向かって飛ぶ人は「操」になりやすく、西に向かって飛ぶ人は「うつ」になりやすいという研究結果があります。… リチウムは、概日リズムに影響を与える」

2010-07-01 17:49:57
nasa Asukai @nasaAsukai

対人関係のトラブルは、精神的ストレスとしてだけでなく、社会リズムを乱す因子として注目。

2010-07-01 17:57:25
nasa Asukai @nasaAsukai

第2部 対人関係・社会リズム療法の進め方 第3章対人関係・社会リズム療法とは 『対人関係療法でなおす双極性障害』 http://amzn.to/9t2Dsr

2010-07-01 17:58:40
nasa Asukai @nasaAsukai

「対人関係・社会リズム療法は、社会リズムを規則正しくするための社会リズム療法と、対人関係ストレスを減らしたり、社会的な役割の変化に適応しやすくしたりするための対人関係療法を組み合わせたもの」

2010-07-01 18:02:09
nasa Asukai @nasaAsukai

研究結果から「対人関係・社会リズム療法を始めるのにベストな時期は、うつ状態の最中か、躁状態(または混合エピソード)からの回復し始めのタイミング」

2010-07-01 18:05:18
nasa Asukai @nasaAsukai

双極性障害における対人関係・社会リズム療法は薬物治療に対する付加治療。特に双極 I 型では薬物治療は必須。

2010-07-01 18:10:47
nasa Asukai @nasaAsukai

対人関係・社会リズム療法の効果:予防療法としての効果(次のエピソードの再発予防)。うつ状態に対する治療効果。

2010-07-01 18:12:18
nasa Asukai @nasaAsukai

治療期間は、単極性うつ病に対する12~16回の面接とは異なる。初期(治療の土台作り。通常週一回)、中期(社会リズムの調整と対人関係問題への取り組みを続ける。通常週一回)、維持期(週一回から月一回に減らしていく)、終期(3~4ヶ月に一回)。

2010-07-01 18:18:51
nasa Asukai @nasaAsukai

第4章 社会リズム療法 『対人関係療法でなおす双極性障害』 http://amzn.to/9t2Dsr

2010-07-01 18:19:32
nasa Asukai @nasaAsukai

社会リズム療法は、SRM(Social Rhythm Metric)という表に、起床した時刻、人と初めて接触した時刻、仕事・学校・家事・ボランティアなどを始めた時刻、夕食をとった時刻、就寝した時刻(五項目版)などを記録していく。

2010-07-01 18:23:38