アカデミックコミュニティーへの参加とキャリア形成

@Yoshis693さんによる、アカデミックコミュニティーに所属していないとキャリア形成が非常に難しくなるという話をまとめました。
研究 大学
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@Yoshis693
たまにイギリスから最近の中世関係の学会・研究会のプログラムなどをウェッブで眺めていると、発表者とか司会や役員とか、関東ではいつの間にか圧倒的にある大学に集中しつつある気がする。これで良いのかな。他の大学はどうなってしまっているんだろう。都立大が潰れたのは大きいが、その他も・・・?
@Yoshis693
中世文学語学の公募は全くと言って良いほどない。でも若い方で就職が決まったというニュースはたまに聞く。ということは結局一本釣りで決まっているのか?中世研究で有名でない大学で勉強している院生・ポスドクの人にとってはフラストレーションが凄いに違いない。
@Yoshis693
まあ、これは、中世とか、英文学に限らず、文学研究全体に言えることでしょうけど。
@Yoshis693
東大などだと、出身者の能力も高いが、若い時から先生を通して仕事も回ってくる。非常勤の機会とかグラントの取り方とか、そういう色々な情報も多い。先輩からのノウハウもある。一方中世の先生が一人しかいない私立、地方大学等の院生はよく勉強していても、励ましたり情報をくれたりする人がいない。
@Yoshis693
研究者はアカデミック・コミュニティーで育てられるから、どんなに能力があり、勉強熱心でも、そういう孤立した人はほとんど潰れていく。
@Yoshis693
自分で学会などあちこち所属して、進んで発表し、同じ専門の他大学の先生の意見を聞いたりし、有力大学の院生と知り合って一緒に勉強したりする必要があるんだけど、先生や先輩の手本や手助けのない院生がそうしてネットワークを広げるのは、非常に大変だろうと思う。
@Yoshis693
そういう孤立した人が幸運にも就職が決まっても、経営の危うい私立とか高専、中高など忙しいところだから、研究者としては伸びないで、学校の仕事に埋没して終わる。
@Yoshis693
学会はそういう人を色々な機会に拾い上げないといけないだろう。底辺(というと悪いが)が広がらないと、学会も有名校の先生だけでは成り立たないし、会員が減る一方だ。研究環境の整わない人に如何に学会活動に参加してもらうか、課題だ。発表や論文だって、これじゃレベルが低い,と言うだけではね。
@Yoshis693
私の元勤務校の英文の先生方も、最初から主な学会誌とか諦めてたし、学会発表も同人的な学会だけ。50歳位になって、始めて専門分野の学会で発表して緊張した、とかいう感じだった。とてもその上のレベルの仕事を出来る環境ではなかったな。
@Yoshis693
@crimson_fox 私は東大のことも東大の研究者も、ほとんど知らないので何とも言えませんが、ただ在野、非常勤も含めマイナーな場所で研究を続けている人へ、学会等が出来るだけ助力をして欲しいと思っています。
@Yoshis693
現実の話:英の超一流大学のPh.Dを取り英の超一流の研究者と仕事をしたAさん。でも学部から英米の大学で日本の事は全く無知。コネもゼロ。東京の会話学校の先生になり、激務で体を壊すほどの働き方を強いられた。30代半ばでやっと3流大学の任期契約講師になり、また夜の9時10時まで仕事。
@Yoshis693
それでもAさんが就職できたのは、その3流大学が公募をしたからだ。凄い人が来てくれたと、審査をされた先生方はびっくりしたとのこと。
@Yoshis693
Aさんはイギリスの著名な先生との編著や、テキストの刊本の註をつけたりもしていて、Ph.Dの間はイギリスの学生も教えたそうだ。でも今は学生指導や雑用で青息吐息で勉強出来てないみたいに見える。Ph.D論文も本にして欲しいし、まず学会発表とかして欲しいんだけど、ホントもったいない。
永本哲也@『ミュンスター宗教改革』発売 @saisenreiha
これは本当にそう。 RT @Yoshis693 東大などだと…若い時から先生を通して仕事も回ってくる。非常勤の機会とかグラントの取り方とか…色々な情報も多い。先輩からのノウハウもある。一方中世の先生が一人しかいない私立、地方大学等の院生は…励ましたり情報をくれたりする人がいない。
永本哲也@『ミュンスター宗教改革』発売 @saisenreiha
研究者コミュニティーから外れていると、学界がどんなルールで動いているか全然わからないので、何をすれば良いのかすら分からない。それが地方大学の現実。
Kyamamoto @Keiyamamoto
@saisenreiha 非常によく分かります。これは本当に当事者でないとなかなか分からないでしょうねえ。。。
永本哲也@『ミュンスター宗教改革』発売 @saisenreiha
@Keiyamamoto そうですね。東京や近畿圏といった有力大学が集中している地域とそれ以外では、研究環境が相当に違うように、私には見えます。
Toshio Ohnuki @t_ohnuki
@Yoshis693 氏が連日ものすごい勢いでつぶやいておられる。大学の現場におけるありとあらゆる矛盾をあげらっていて、現役の教員や役人は耳をかっぽじって聴く価値あり。
Toshio Ohnuki @t_ohnuki
しかし一方でこうも現実を突きつけられると、一生懸命研究を進めている身として「ここまで暗澹たる世界になんで踏み入れようとしているのか」と若干ではあるがテンションが下がる。
@Yoshis693
@t_ohnuki そう言われると困惑します。さえない私立で働いている(いた)文学系教員だったら大抵日々感じていることを言葉にしているだけだろうと思います。大抵の方は、分かっているからもう言わないでよ、くらいの感想じゃないかな。
Toshio Ohnuki @t_ohnuki
毒を目一杯吐き出したら、是非とも建設的でoptimistischなこともつぶやいていただきたいものです。
Toshio Ohnuki @t_ohnuki
@Yoshis693 全くその通りなのだろうと思います。しかし大学というのは困ったところですね。とりわけ予算の問題については心底馬鹿じゃないかと思いました。
et233 @et233
@saisenreiha それは日本の大学院を経由しないで海外で学位をとってもおんなじような感じです。
永本哲也@『ミュンスター宗教改革』発売 @saisenreiha
やはりそうですか。私の知り合いにも、優秀だけどずっとドイツにいたのでなかなか日本に戻って来られない人がいます。 RT @et233 @saisenreiha それは日本の大学院を経由しないで海外で学位をとってもおんなじような感じです。
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コメント

MokugYoshi @MokugYoshi 2010年7月3日
僕にとってはしごくあたりまえのことだ。自分がどれだけやれる人物か,評価してもらえる他人を作る。論文を読んでもらうとか,学会やら研究会報告を聞いたことがあるとか。
MokugYoshi @MokugYoshi 2010年7月3日
地方のアカデミック就職事情に目を向ければ,いままでは地方旧帝大を中心に自給自足が可能だったのだ。それが公募をしないといけなくなって,都心部からも人が押し寄せてきている。研究には他人による練磨が必須なので,人と会う機会に乏しいほど,ぼけた研究になるってこと。
MokugYoshi @MokugYoshi 2010年7月3日
地方大学やあまり有力でない大学出身の大学院生にも,チャンスはある。日本人がよくでかける海外での国際会議・学会に出席することだ。そこに日本でバリバリやっておられる先生が来る。知己を得て,自分の報告を聞いてもらい,夜もみっちりお酒に付き合う(笑) 日本人が少ない場面で自分を評価してもらえる。そしたら日本に帰っても,覚えておいてもらえるし,何かとお声がかかることが増えると信じている。
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