- Bass_mokume
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「君は何故この境界を超えてしまったのか…さぁ、唄ってごらん」その声にエリーザベトは聞き憶えがあった。驚懼の中にも、彼女は咄嗟に思いあたって、叫んだ。「その声は、我が友、メルツではないか?」 #山ホラ記
2012-07-03 16:40:25井戸の中からは、暫く返辞が無かった。しのび泣きかと思われる微かな声が時々洩れるばかりである。ややあって、低い声が答えた。「如何にも自分はトゥーリンゲンのメルツである」と。 #山ホラ記
2012-07-03 16:45:24「ほんとにこっちでいいのか?」 「さあな、俺だって知るかよ」 「たっくよぉ、気味の悪い森だぜ」 「トム!あのガキ、我が友、李徴子ではないか?」「 如何にも自分は隴西の李徴である」 #山ホラ記
2012-07-03 20:14:42残酷な神が統すべる 私が生まれた世界 怖れず 揺るがず 全てを愛す 女はなに成れた かな…… 「ヒュドラよ…受け取り給え…」「あの…声は……我が友、李徴子ではないか!?」 #山ホラ記
2012-07-04 00:33:12「Bonsoir…お嬢さん、そんな浮かない顔をして、何事かお悩みかな?」「その声は、我が友、李徴子ではないか?」 #山ホラ記
2012-07-04 00:39:36時間ニ直キ去リニサレタ、長過ギル闇ノ中 デ 名前サエ忘レテイタ、君ノ《焔》見ル 迄ハ、君ガ呼ンデクレル迄ハ――ソノ声ハ、我ガ友、李徴子デハナイカ? #山ホラ記
2012-07-04 00:43:24「剣を取る勇気があるなら 私と共に来るがいい」 「お待ちください!その声は、我が友、李徴子ではないか!?」 #山ホラ記
2012-07-04 00:53:28「私の名はイドルフリート・エーレンベルク。イド、と呼んでくれたまえ」「その声は、我が友、李徴子ではないか?」「……君はとことん低脳だな…」 #山ホラ記
2012-07-04 00:57:28「お帰りの船賃でしたらご心配なく、既に充分す ぎるほど戴いておりますので、 けれども彼は、ここでさよなら「その声は、我が友、李徴子ではないか?」…残念だったねぇ」 #山ホラ記
2012-07-04 01:03:05不意に飛び出した男の手には黒き剣 周囲に飛び散った液体それはまるで葡萄酒 刺しながら灯された、歌の名「こんにちは」…男には、その声に聞き覚えがあった。男はとっさに叫んだ。 「その声はわが友、李徴子ではないか」 #山ホラ記
2012-07-04 01:04:25