~宵闇の論議~ 言語の独自性とスプレッツァトゥーラ

とあるタグから始まった、ヴェチェールさんとの会話。 それが丸々一晩をかけた論議になるとは、お互い思いもよらなかったはず?                  
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večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

『自覚という点では一歩進んでいる』。この営みが、哲学だなぁ、と思う。

2012-07-17 01:58:35
レイン @dusk_rainbow

そういってもらえるだけで、哲学科の端くれとしては嬉しくてしょうがない(`・ω・´)

2012-07-17 02:01:14
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow うん。僕も、改めてこの機能の使い方が、少しわかった気がする。…何気なく、哲学出来るって気持ちが良いね。いつもいつもこんなふうに議論ができればと思っているんだ。そして、そういう「お話」を、いつも子供達にお外でやってるんだ。

2012-07-17 02:01:30
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

…どうあれ、嬉しさで人々が満ちればいいのに。これは、仮定法?それとも、仮定法過去完了(希求法)?…考えてみれば、それはすでに希求法である気がする。

2012-07-17 02:14:03
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

…あいつに聞かせてやりたいね。ここだけの話。

2012-07-17 02:14:36
レイン @dusk_rainbow

@Shunyam_B そうですね。私も、ヴェチェールさんとお話ができて楽しいです。意見を出す良い訓練になるし、自分に足りない部分も分かるので。こうやって、身近にある題材に気づける事も重要ですね。 小さな頃からこういった問答に慣れていると、独自の意見を持てる子になりそうです。

2012-07-17 02:13:47
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow …ははは、そうだね。僕もためになっているよ。だんだんと、議論のうちに中心が見えてくる。ただ対話し交わるだけで、不思議と何かが生まれてくる…そういうふうに、話ができれば幸せだね。にしても、あはは、面白いね、言葉で話すのに、独自の意見、なんだね!お互いさ!

2012-07-17 02:16:49
レイン @dusk_rainbow

@Shunyam_B 言葉(ある単語でも)というツールは同じでも、お互いの思考やその言葉に纏わせる意味が違うから独自の意見になる、よ

2012-07-17 02:20:58
レイン @dusk_rainbow

@Shunyam_B ような気がしました(途中で送信ボタン押しましたすみません)

2012-07-17 02:22:24
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow 成程。でも、もしほんとうに独自な意見であれば、理解はされないでしょ。でも、その意見について、訊きだして、良く調べれば、理解可能だ。もちろん、いくつかのずれはあっても。すると、どこに独自性があるのだろう…ごめん、またこんなこと…夜遅いのに、ごめんね。

2012-07-17 02:23:56
レイン @dusk_rainbow

こう言って頂けたお陰で、一気に眠気が覚めたので大丈夫です(`・ω・´) RT @Shunyam_B: 『自覚という点では一歩進んでいる』。この営みが、哲学だなぁ、と思う。

2012-07-17 02:26:07
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow む。どうやら本気で来るようだ。こちらも眠れないな。さて、なら問いを続けようか?途中でやめにしてとどめるのを、哲学らしく嫌がるのも一興。さて、他人に理解される、理解可能性を持つ言葉、共有可能な言葉というのが、はて、独自性を持つとはどういう事だろう?

2012-07-17 02:28:19
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

このような宵闇に、哲学、か。はは、狂気はやはりおどろおどろしい。愛された狂気…凶器ともいえるかな。プラトンがそう云う。ショーペンハウアーも、天才と狂人は紙一重と言っていたね。そして、藝術の所業を概念の操作で行うこと、これが哲学だと。

2012-07-17 02:31:51
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

哲学は概念の実践だ、と言えば、キネマを書いたドルウズにも近しいか。ドルウズは確か、プラトン主義の面があると謂われているけれど。

2012-07-17 02:32:48
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

動物、の肯定的側面を見ている点も、似ている。

2012-07-17 02:33:04
レイン @dusk_rainbow

@Shunyam_B 体調と明日の予定には気をつけましょうね。 お互いの言葉の捉え方を知って、ある程度統一する事を相互理解とする(という事でしょうか)のなら、さっき仰った「ずれ」の埋めにくい部分が独自性ではないでしょうか?埋めるには話し手と全く同じ人生を送らないといけないような。

2012-07-17 02:37:11
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow 話し手と同じ人生、か。成程。その人にしか実感できないことを表象した言葉は、流石にそれを知らない人にはどこまで言っても言葉尻だ。だが、こんな可能性も考えられる。”その人の人生を知らなくてもぱっとその意味をつかんでしまう”。実際、その例がある。(Cont.

2012-07-17 02:39:48
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow Cont.)そちらの世界にお住いの、佐々木中という人間が書いた対談書に、『この日々を歌い交わす』って本がある。この本の中で、対談相手の保坂って人が、カフカの一節を、原典も読んでいないのに、そのニュアンスを精確に訳している、と佐々木中が評価したんだ。

2012-07-17 02:42:30
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow これはどういう事かというと、その「ずれ」の埋めにくい部分である、「相手の人生」を、送ってもない人が、また、そのための理論書を読んでもいない人が、その意図を受け取れている、埋めている。これはどうしたことなんだろう。

2012-07-17 02:43:42
レイン @dusk_rainbow

@Shunyam_B そんな事があったんですか〜!そうなると、完全とは言わないまでもこのお二人が似た経験をしてきたのではないか。位しか言えなくなりますね…

2012-07-17 02:46:51
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow えっと、この議論の外側を晒してみる。これは、一応保坂さんとブリューゲルという美術家の話をしている合間に出てきたものだ。ブリューゲルの、焦点や遠近法を欠いた描き方は、カフカの文章に似てる、と。

2012-07-17 02:52:04
レイン @dusk_rainbow

ああ、完全に統一されてたら怖いけど。学説や解釈じゃなくてカルトになってしまう。

2012-07-17 02:53:07
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow で…なんでそういうところからああいうのが出てくるかっていうので、佐々木も相当困ってるんだ…保坂ってヤツが、話をよく飛躍させるから。いや、さっき紹介したカフカの翻訳も、飛躍みたいなものだし彼らしいと言えば彼らしいね、(Cont,)

2012-07-17 02:53:35
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow だから佐々木もささっと本題に入るが、言葉というのは、音楽と同じと言えるんだって。韻律があり、メロディ、リズムを持つ。彼に同じくその内訳は省略するけど、この保坂の翻訳は、彼自身とても楽しそうに、すぱっと一発変換でカフカを捉えてしまったんだ。

2012-07-17 02:55:09
večer(ヴェチェール) @Shunyam_B

@dawn_rainbow それはまるで、『カフカが作曲した楽譜を保坂和志が(アドリブで)演奏した』(前掲書P.17)ようなもの。それを訊いて、佐々木が大笑いした。「うそぉ、こいつ捉えやがった一発で!」ってな感じでね。

2012-07-17 02:57:10
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