「国家」と「民俗」と「生活」とー #柳田国男 #折口信夫 #今和次郎 #宮本常一 #吉本隆明 ＃国家 #宗教 #民俗 #文化 #文明 #東北 #南島 #アイヌ #縄文

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

マルクスの価値形態論は、諸商品の出会いが一対一の対なる偶然の関係性として出発しながら、交換される商品に内在する＜価値＞（マルクスの場合は、時間としての労働表出）が普遍的な価値として抽象されたとき、＜貨幣＞が必然的に誕生することになっている。そこには、対なる男女の幻想の物語がある。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

対なる男女の幻想の果てに生理的な邂逅としては偶然の出会いで生まれた子供は、自分が選んだのではない（という意味では、これまた偶然にそこに産み落とされた）ある家族の中で、母親（役）の影響を否応なく受けながら成長せざるを得ない。吉本（隆明）さんの「不可避性」という言葉が想い起こされる。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

商品市場における需要と供給の調整も、価格という売り手と買い手の関係の絶対性が作り出した貨幣的な表現だ、とみなすことができる。価格という貨幣による擬制的な表現から貨幣の存在が絶対視され、貨幣それ自身が売買の対象になる。実体的なモノの市場が、貨幣という擬制的なモノの市場に変貌する。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

遠近法の消失点を逆に発生点と考えれば、ビッグバンが宇宙を作ったことになる。動物が獲物をピンポイントに狙う眼の精神は、因果の系列を絞り込んで行くと「絶対精神」に辿り着いてしまう。キリスト教の神もイスラム教の神も、動物的な理性（精神）がおのずから行き着いた「擬制的な観念（幻想）」だ。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

「もったいない」から使わないのではなく、「儲かる」から使わない、という「節約資本主義」がグローバルな市場経済に浸透していくことになるだろう。「利益」誘導型の経済政策（太陽光発電等の買い取り制度など）がそれなりの効果を上げることができるのは、いわゆる「我欲」を前提としているからだ。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

人間の「経済」の成り立ちは、これから増々「複雑系」になって行くように思う。「貨幣」が、多くの人の観念的（幻想的）な「共通の思い」で成り立っている「国家」のお墨付きとしての「信用」から成り立っているように、「使わない」ことは「作った」こととして、観念的な「承認」を与えられるわけだ。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

「Co2」の排出量の売買とある意味では同じ考え方だ。これまでは「節電」は、単に公民としての「努力目標」であったのだが、「節電」すれば「利益」を生み出すことが可能になるということだ。電力が足りない企業や自治体などが、節電した企業や自治体から電力を買う「市場」の創設が検討されている。

クマの『論点』 #みんくま草 @greenminkuma

先立つものはお金・金は天下のまわりもの・金の切れ目が縁の切れ目・同情するなら金をくれ！・・良いも悪いも、今の世の中で一番役に立つのはお金だ、ということらしい。お金の「使用価値」は、あらゆるモノと交換できることだから、最大最高の「価値」ということになる・・が、そうは問屋が卸さない。

風の旅人編集長　佐伯剛 @kazesaeki

＃風の旅人　日本人も欧米人も、ともに「無い」ようで『有る」ものに関する感性を持っている。その感性がどこに発揮されるかの違いだ。日本人が西欧から何かを学ぶ時、視覚的に明確な形をしたテキストを重視しすぎると、きっと大事なことを見失う。欧米人のニュアンスは音に隠されているのだから。

風の旅人編集長　佐伯剛 @kazesaeki

＃風の旅人　ヨネダさんはフランスに長く滞在していた。フランス語には発音しない子音があり、その微かな音を大事にする耳の感性がある。日本人の耳は彼らより鈍感だが、その分、視覚的に”間”や”含み” を見る力が勝っている。両者の違いは表音文字と表意文字の違いから生じているのだろうと思う。