家譜は編纂意図がわりとはっきりしてるから使いやすい部類の史料だと思うが。複数の立場が違う家のものを比較できればかなり精度も高まるし。
2012-08-25 18:23:25二次史料を使うときには、巧妙に使わなくてはならない。たとえば、本文中に(史料1)(史料2)などと、ボーンと掲出してはいけない。註にまわしてみたり、一次史料に絡ませてみたり、使っていないような印象を相手に与えればいいのだ。ましてや、「この史料は信憑性がある」などど本文に書くのは
2012-08-25 18:25:2520年前のきょう内戦で焼け落ちたサラエボ図書館の再建は遅々として進まずhttp://t.co/5o7nXSq3かつては蔵書300万点、オスマン帝国とオーストリア・ハンガリー帝国双方の一次史料を所有していたが、その8割を失ったという
2012-08-25 18:29:54今日はまた、二次史料のことで、つまらんことをつぶやいてしまった。使うのは自由ですから、どうぞ。誰も止めることはできません。ましてや法律で罰せられることもありません。失礼しやした。
2012-08-25 21:11:03@papaladu 白黒を付けるのが歴史研究ではありませんよ。記録を実証的に解釈するのが歴史研究です。勝者の歴史、敗者の歴史というのはあくまで記録の解釈でして、後世の歴史学者には別の視点からの記録解釈があります
2012-08-25 22:29:16@1863gettysburg 日本戦史は史料の不足を、診療性が乏しい史料や講談・軍記の記述などで補ったために情報量が多くなっている面がありますので、悩ましいところですね
2012-08-25 22:32:03念のため言っておくと、琉球の家譜は先祖顕彰のため好きに編纂されたのではなく、王府管理のもと記事を検証し、内容を精査したもの。なので古琉球の記事(〇〇が××という役職に就いた等)は編纂時、それを証明する同時代史料があったことを示す。先行研究でも家譜の信頼性は問題視されていない。
2012-08-25 23:07:16@wdaimon 岡山県の二次史料の話、とても興味深く拝見いたしました。まさに仰る通りで通史編は鵜呑みにできないものが多く、一次史料から歴史を見てみなければ真実は中々見えなさそうです。やはり戦国史というものはこれから解明されていく部分が多いという事でしょうか
2012-08-25 23:10:04@wdaimon 二次史料への信仰は私もよく感じる事があります。「歴史はこうでなくてはならない」というものが存在しているようです。そして歴史というもののウエイトも非常に大きく感じます。合戦、城郭というものも必ず領主観、歴史観が土台として存在し、両者の本質がずれていると感じる事も
2012-08-25 23:24:18琉球家譜は国家の公的文書なのでフォーマットがあり、当然、一族の人間の不名誉な事柄まで機械的に記録されていく。一族の役人としての履歴書と考えたらよい。満州人の系図・家譜の性格に近いことが指摘されている。
2012-08-25 23:27:19@wdaimon 三木合戦の皆殺しの件、歴史人の@wdaimonの記事を拝見し知りました。二次史料における著述と一次史料における著述の違いで浅学ながら記憶していますのは備中の国吉城の件で、毛利家文書では戦う前に降伏も許さず皆殺しに対し、二次史料では相当美化され怯まず勇敢に戦ったと
2012-08-25 23:38:46ツイッター上でみる日本史研究者たちの発言や議論が面白い。少し前までのツイッターでは日本史研究者としての発言というのはあまりみなかった。それが実際に少なかったからなのか私が気がつかなかっただけなのかは分らないけど。どっちにしても楽しい。
2012-08-25 23:47:52たとえば共和政ローマの研究者はリウィウスを二次史料とは決して言わないように思う。たとえそこから共和政期を復元するためにどれほど手の込んだ史料批判が必要となるにしても。
2012-08-26 00:11:04不勉強にて初めてこの用語を知りました。英語やフランス語だと何という単語になるのでしょうか?descriptive sourceとかでしょうか? @kunisakamoto 叙述史料という言葉を使うことは多い
2012-08-26 00:46:25「残存史料は断片的なんだから過去のことは究極的には分からない、所詮は推測だ。」とか言う人が同じ口で「歴史は勝者の都合のいいように書き換えられるんだから、真実は闇の中だ。」とかドヤ顔でツイートしてるのを見ると「お前はその書き換えの場面に立ち会ったんかい?」と問い詰めたくなる
2012-08-26 01:29:12「日本古戦史はよく詳細不明だったりするのは何故だろう。川中島然り」 と半年くらい前にツイートした時に某フォロワーさんから「戦争をデータとして記述したり分類して蓄積したりするような考え方捉え方自体がなかったからじゃないでしょうか?」(続く)
2012-08-26 06:52:25「平安期の上級貴族の日記なんかが子孫に対する儀式のマニュアルとしてかなり活用されるため精密に記述されるのと対照的だと思います」という意見を頂いた。
2012-08-26 06:53:02RT @sweets_street: @papaladu 白黒を付けるのが歴史研究ではありませんよ。記録を実証的に解釈するのが歴史研究です。勝者の歴史、敗者の歴史というのはあくまで記録の解釈でして、後世の歴史学者には別の視点からの記録解釈があります
2012-08-26 08:23:16このへん、研究者がやっている「史料解釈の実証性」がうまく社会的に説明・共有できていると、「歴史=勝者の都合」言説や「歴史研究者は嘘つきだ」みたいなレッテルを多少は避けられるんだがなぁ。
2012-08-26 08:27:14