memo: アメリカによる水爆実験 『ビキニ事件』、未だ解明されず

(都立第五福竜丸展示館の安田和也学芸員と、被ばくした漁船の乗組員への聞き取り調査を続けてきた元高校教師・山下正寿氏の取材を続けてきた南海放送・伊藤英郎さんのお話)
1
ala @w_ala

第五福竜丸展示館 http://t.co/7nKU2o0b …初めて訪れた  http://t.co/tLdsNvRH

2012-09-06 01:33:00
拡大
ala @w_ala

第五福竜丸のスクリュー部分  http://t.co/9Q803KrH

2012-09-06 01:44:10
拡大
ala @w_ala

第五福竜丸と、新藤兼人監督の書 “第五福竜丸は生きている” ( cf. 映画人 九条の会での『第五福竜丸 http://t.co/qzKvSdHV 』 撮影時の講演録 http://t.co/YUusiqtX )  http://t.co/Tgf5YYUU

2012-09-06 01:50:48
拡大
ala @w_ala

安田和也(都立第五福竜丸展示館・主任学芸員)「放射能汚染が確認された魚を水揚げしたのは856隻、18の港で。1000~2000km離れていてもスコールなどにあたり被ばく症状が出た者もいたが、政府の公式の記録としては、魚の検査をしても人間の検査はわからないままになっている」 

2012-09-06 01:57:55
ala @w_ala

安田和也(都立第五福竜丸展示館・主任学芸員)「放射能汚染が確認された魚を漁獲した856隻の内、270隻が高知県の船だった。実態が明らかになってこなかった被ばくの実態を、高知県の高校生たちが中心となり聞き取り調査・記録づくりを行なった(『ビキニの海は忘れない』森康行監督)」

2012-09-06 02:13:43
ala @w_ala

米軍による水爆実験“キャッスル作戦”の内、1954年3月1日に行われた“ブラボー実験”における、漁船航海位置と廃棄マグロの漁獲位置(356隻について記入、136隻は位置不明)  http://t.co/0cGDcK3O

2012-09-06 02:21:07
拡大
ala @w_ala

(1954年3月1日、ビキニ環礁で米軍が行なった水爆実験“ブラボー実験(一連の水爆実験キャッスル作戦の一つ)”で使用された水爆は核出力15メガトン、広島の原爆の千倍の威力。第二次大戦で使われた全爆薬合計が3メガトンともいわれる。アメリカが行った1030回の原爆実験の中でも最大級)

2012-09-06 02:23:43
ala @w_ala

第五福竜丸の被ばく者の内、生存者は現在8名、今年お一人亡くなった。また被ばく体験をお話くださるのは、大石又七さん(78)ただお一人、と話す安田和也、都立第五福竜丸展示館・主任学芸員。 被ばく者のお孫さんが来訪されるなど語り継ぐ種も、と。  http://t.co/9M4afBpt

2012-09-06 02:32:38
拡大
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「(アメリカの水爆実験により被災した漁船を追った元高校教師らの調査活動を中心に事件に迫るドキュメンタリー)8回、テレビ番組でシリーズ放映。山下先生(山下正寿)の活動を最初に知ったのはネットだった、ウソだと思った」  http://t.co/3rogKPVS

2012-09-06 02:39:21
拡大
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「というのも、第五福竜丸は知っているが、(他にそのようにたくさん被災・被ばくした人たちがいること)知られていない、記憶から消されている、教科書でも数行で。しかし当時の新聞をみると、連日、飲料水・雨・お茶・牛乳などの測定値が報道されている」

2012-09-06 02:41:57
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「~船から~万カウント出た、マストから3万カウント出た、ポンプ車で水かけ…今の除染ですね、と連日報道されている。またビキニ事件がきっかけで、原爆手帳ができたりと(被爆者援護法が94年制定、国が健康診断や治療費を負担と定められたがビキニの被ばく者は対象外)」

2012-09-06 02:50:03
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「それなのに自分には“記憶”がない。私は51歳、事件後7年で生まれた。勉強しなかった私だけでなく、勉学優秀なプロデューサーも全く記憶になかった。もし福島 がいずれそうなったなら大変だと、いま不安や火急な問題もあるだろうが、歴史を紐解くことが…」

2012-09-06 02:53:38
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「遠回りにみえても、このときのこと解明することにより、政府対応含め、今後の視座がひらけるのではないかと。“広島、長崎、福島、三度繰り返された被ばく”、“広島、長崎、唯一の被爆国、日本”、それらの言葉は正確ではなかったのです」

2012-09-06 02:57:57
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「被ばくした船の一つ、第二幸成丸は40日操業、この間、ブラボー含め米軍による水爆実験が南太平洋で6回実施、船体の検査では方向探知機やビン球から安全基準の40倍にあたる4000、船体で800カウント検出され、当時、毎時500mSvの被ばくだったと推計される」

2012-09-06 03:03:51
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「政府の公式記録には人体の放射能汚染について記録が残っていないが、聞き取りをした何十人もの人が、当時白い服を来た検査員に機器をあてられたと口を揃え証言、例えば“1500カウント、お風呂に入って」などと言われたと具体的に述べている」

2012-09-06 03:06:52
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「そうした個々の記録は残っていないが、一行だけ、公文書に“頭髪”の汚染が書かれている。当時の人体への検査、新聞にも記事になっており、測定された可能性があるのでは、と」

2012-09-06 03:10:09
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「被災した船の一つ、新生丸の乗組員だった方の火葬の際、骨がもろく砕けてた、親戚・肉親を見送ってきたが、そんな骨は今まで見たことないと元乗組員の奥様、火葬場の方も驚いたと。先日亡くなった被災・貨物船の船医の方、入院先で座った状態で突然背骨崩れた、くしゃんと」

2012-09-06 03:18:12
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「数々の証言、放映後寄せられる声の一つが、“そうは言っても生きてたんでしょ”、60歳・70歳で漁船の乗組員のほとんどが亡くなっていることが、多いのか少ないのか、確かに数値化、地域での対照調査が必要だと思っている」

2012-09-06 03:21:19
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「毎年、もうこのシリーズこれでやめようと思ってきた。というのも、そうした調査や補償のアクションに繋がっていかないので。制作費も限られていて、山下(正寿)先生のお宅に泊めてもらい、そこを拠点に自家用車を運転し撮影をするような日々」

2012-09-06 03:23:23
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「でも長崎取材の折、愚痴めいたことを口にしたとき、山下(正寿)先生に、“赤い小蟹がセメントで固められた堰をきるときがある、小さな穴がコンクリの堰をいつか壊すことも…”との話をしていただき、すごく励まされた。。」(言葉を失くし泣かれる

2012-09-06 03:27:29
ala @w_ala

(取材者「こんなにしんどい思いして、変わりますかね」) 山下正寿さん「やってみないと分からない、そんなに急に変わるなんて思ってはじめてない、ちょっとずつコツコツ穴をあけるようにせないけん」

2012-02-01 00:36:09
ala @w_ala

山下正寿さん「谷川でカニが穴をあける、赤い子のカニが堰を切るときがある。セメントで固めたものにカニが穴をあける、赤い子がセメントを破って穴をあける、そんなキモチで」「いずれ変わるときがくると思ってやらないとしんどくてできないね」

2012-02-01 00:36:29
ala @w_ala

安田和也(都立第五福竜丸展示館・主任学芸員)「山下正寿さんは、高知で太平洋核実験被害の会をつくられ調査活動や被ばく者救済をされている。また他に今から15、6年前、塩釜で調査、焼津でも歴史的調査の向きあったが続かなかった。継続した詳細解明が必要」

2012-09-06 03:31:37
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「政府は、鎮静化はかり第五福竜丸の23名を含む130数名に治療費出している。かなり重症・入院していた方がいるはずだが、個々の記録なし。除染受けた方の記録もない。当時の重点が魚の汚染で、漁ができないという生活問題中心、被ばくの問題が問題にされにくい側面も」

2012-09-06 03:35:28
ala @w_ala

伊藤英郎さん(南海放送)「そして、何十年もの間に若い内に癌などで亡くなり、それがビキニ事件として問題になることがなかった。また、ビキニ事件後1年もしない内に幕引きがはかられ、アメリカとの保障問題決着の取り交わし後、放射能汚染の検査も打ち切られ、その後は全ての魚が食卓にあがった」

2012-09-06 03:38:56