2012.9.11 第39回 原子力委員会 定例会議

[議題] (1)高レベル放射性廃棄物の処分に関する取組みついて(回答)  日本学術会議 高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会 委員長・今田髙俊氏 舩橋晴俊氏 (2)我が国のプルトニウム管理状況について (3)近藤原子力委員会委員長の海外出張について 続きを読む
震災 原発 高レベル放射性廃棄物 舩橋晴俊 原子力委員会 プルトニウム 日本学術会議 核燃料サイクル 今田髙俊
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◆高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会 構成員
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/koureberu/pdf/kousei22.pdf

[資料1-1]回答・高レベル放射性廃棄物の処分について(概要):日本学術学会
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2012/siryo39/siryo1-1.pdf
日本学術会議 高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会
委員長・今田髙俊氏(東京工業大学社会理工学研究科長)
舩橋晴俊氏(法政大学社会学部教授)

Miya____ Toy___ @Miya_Toy
日本学術会議 高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会委員長 今田髙俊氏:2010年9月に原子力委員会から依頼があった。その半年後東日本大震災があり福島第一事故があり、一時中断するなど、状況が少し変わった。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…大きなポイントは、高レベル放射性廃棄物の処分の取り組みについて、国民の理解を得るにはどうすればよいか、というのを中心に審議。理系だけでなく社会科学的な知見を盛り込んで-これは社会的な合意を(国民から)得る為だろうと思った。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…ポイントを3つ。放射性廃棄物の地層処分について、国民の理解が得られない・難い事について、説明のしかたがまずいとか、説得の技術が不十分だというようなレベルの問題ではない、というのが我々の基本的な立場。政策に関して抜本的な見直しが必要ではないか。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…場合によっては白紙に戻して一から考え直さなくてはいけないのではないか。というのが基本。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
2番目。原子力が大局的な政策についての社会的合意が得られていない状況の中で、『処分地の選定』という「やっているから埋めます」というような合意形成-原子力ありきという形になってしまっている。本来なら大局的な政策から、きちんと説明して国民の合意を得るというプロセスが必要だが、
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…もう出てきたしまった高レベル放射性廃棄物の処分を、何とかしなければはいけないと、そちらに走っているのは、転倒した手続きなのではないか。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
3番目。ではどうするか。我々の提案は、エネルギーの大局的な政策として、高レベル放射性廃棄物の総量をどう管理するかという発想をもつこと。ガラス固化体の本数-どうするか?どこまで許容するか? もうひとつの大きなことは、地層処分というのは、現段階での科学的知識ではリスクが高すぎる。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…千年・万年先まで、日本の地下の事を考えると、いかに日本の科学的技術が進んでいるとはいえ、千年~十万年先まで大丈夫と予測できる状態にはなっていない。という事で、『暫定保管』という考えを出した。数十年から数百年、取り出し可能な状態にしておく。状態が悪くなったら、別の場所にする。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
一種のモラトリアム期間。その間に技術開発等しておく。そうして大枠が決まった後で、エネルギー全体に占める原子力の割合をどうするか、そういう議論をして、その後で暫定保管をする地点を選定するような段取りを得ないと、国民は納得できないのではないか。(国民を都合いい理由の為に使うな)
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
問題解決には、長期的な粘り強い対策が必要である。そう簡単にやれるものではない。(今まで何年間やってきたんですかね?更に長期だと、一体何年必要なんですかね?)利害関係者と、一部のステークホルダーとだけ合意形成を得ようとすると、かえって問題が紛糾し、逆効果になるのでは?

[資料1-2-2]回答・高レベル放射性廃棄物の処分について(本文):日本学術学会
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-k159-1.pdf

Miya____ Toy___ @Miya_Toy
船橋:補足。今回の分科会は、学際的に構成されている。理工系の方々、特に原子力系に関わってきた方々だけではなく、人文社会学系等様々な研究者たちが入っている。関心を持ったのは、「何故合意形成が出来ないのか」を構造的・制度手続き的に分析しないと、表面的な説得レベルでは駄目だと。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…原子力政策については、討論空間の分立というのがずっとあった。討論空間の分立・分裂を統合しないと合意形成はできない。社会的合意形成をするには、専門家の間での合意は必要。専門家間の合成形成無しに、社会的合意形成は不可能。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…その場合誤解があってはしけないが、「科学的知見を巡る合意」と「総合的政策判断の合意」は分けなくてはいけない。今までの経緯で反省しなくてはいけないのが、「専門家の科学的知見合意」が未成熟であった。その点について、専門家内で論争は続いている。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…行政に影響力を持っている専門家と、行政にあまり影響力は持たないが、市民・住民運動において、信頼を集めている専門家がいる。その間の分立が、専門家として何が科学的真実かを徹底して検討する場が欠如している、あるいは不十分である。この問題が非常に大きいと思う。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…その事と、専門家の科学的知見が形成されたとしたら、それをひとつの素材としながら、総合的政策判断を議論する場は別だと思う。そこには、利害調整、価値判断、倫理的原則、費用・便益分析等の問題が絡んでくる。そのふたつをメリハリをつけて区別しなければいけない。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…まず専門家間のきちんとした合意形成があって、その上で総合的な政策判断の場には色々なステークホルダーに入ってもらわなくてはならない。その辺の、政策決定プロセス・仕組みについて、社会科学者の様々知見をそれなりに総合して、この提言を支えている。(補足終了)

◆質疑

Miya____ Toy___ @Miya_Toy
鈴木:専門家の間でも分裂しているとあったが、今回の知見は地層処分に問題があったのではなく、科学者の中で意見が分かれていたことが問題だったのか?科学者の間で議論をする場を持ちなさいという提言に聞こえたので。(ずいぶんご都合よく聞こえるお耳ですね)
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
今田:意見が分かれていることは事実。大丈夫という人と、千年万年は無理という人。はっきりいうと議論にならない。構造そのものが問題。何でそんな事になるのか?原子力は、エネルギーとして供給の安定性はある。コスト的に効率がよい。CO2も出さない。(この時点で科学者の知見が疑われますが)
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…安全性だけはものすごくリスキー。ここを何とかしないといけない。安全性の神話をどうやって作るか(???)というところで、貢献?した科学者、簡単に安全性は担保できないという科学者で、意見が分かれる。そこは議論をして、科学者コミュニティーとして何らかの見解を出して頂くしかない。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…両方の意見を聞いたが、現状では千年万年ないし十万年。日本の地層で、マグマが出たり、地震が起きないという予想をするのは、国民を納得させられないので、ちょっと無理なのではないかという印象を持った。それは両者の間できちんと議論して、国民の信頼を得ていただくしかない。
Miya____ Toy___ @Miya_Toy
…それには時間的猶予が必要。その意味で暫定保管の間に色々な議論をしていただく、そういう意味。 鈴木:私もそう理解した。そういった『場』がないというのが問題であると理解してよろしいか。
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コメント

らいあ @Sucha_Para 2012年9月13日
書き起こしてすごく勉強にはなった。「受益圏」「受苦圏」など、社会学の観点からという面が大きかったと思うが、話しがやや、ややこしく…
らいあ @Sucha_Para 2012年9月16日
このまとめをして感じた事は、「日本に最終処分に適した土地がない」ということより、「核廃棄物をどう処分していくか」を決定するプロセス自体がほぼ壊滅していたことのほうが、より問題なんじゃないかということ。
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