甲状腺検査をめぐる医療と専門家支配

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金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom ぼくが「悪しき医療支配」のあらわれだと表現している対象は、いずれも、正当性が付与されている範囲を超えて権力を行使しようとする事例です。納得しない非専門家が何人いればダメかという話ではありません。

2012-10-01 14:29:06
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom 「悪しき専門家支配になるかどうかは、通達そのものではなく、現場での運用だ」という事例は少なからずあるだろうと思います。でも、「現場」と「医療的支配」は不可分ですので、現場がちゃんとしていれば全OKという話にはなりませんし、現場がちゃんとしている保証もありません。

2012-10-01 14:33:49
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom たとえばこの事例でいうと、山下通知には、ダメな医師にダメな対応をする根拠を与えてしまうような効力があるということです。

2012-10-01 14:35:36
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom あれっ、K5-2に同意されますか…。ここはけっこう微妙な論点のつもりでしたが。山下通知の問題もここにかかわりますし。

2012-10-01 14:37:10
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom いえ、違います。根拠となった医学的知識とともに、あくまで医学的な判断基準としてそれが示されるかぎり、ぼくは問題ないと思います。むしろ、積極的に情報提供していただくほうがよろしいかと。(続

2012-10-01 14:40:14
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom でも、その種の通達が、通達に適合しない少数事例の利益を損なったり、通達内容自体を受け入れない患者や、通達に適合しない可能性があってそれに従いたくないと考えている患者に意に沿わない処置を強要したり、通達とは無関係なのに通達通りの処置が乱用されたりするようだと(続

2012-10-01 14:46:04
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

@natrom それは悪しき専門家支配だと思います。

2012-10-01 14:46:25
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

.@natrom そのケースだと、意思決定の主体が患者だという前提で説得を続けるわけですから、説得の頻度や口調などが常識の範囲であるかぎり、悪しきパターナリズムだと批判されるいわれはないと思います。むしろ、専門家倫理の発露だととらえられると思います。

2012-10-01 14:51:32
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

「ICの無制限な拡張」というレトリックを僕がつかったのはですね、それを持ち出す医療者たちの問題設定自体があやしいぞという議論に誘導することを狙ってのことでした(続 RT @ntokunaki: @han_org @NATROM ICの無制限な拡張に対する防衛医療という観点は?

2012-10-01 14:54:21
金明秀 Ꮶɨʍ, ʍʏʊռɢֆօօ @han_org

このツイートを書きながら、「ICの無制限な拡張」とは何かとか、防衛医療をICのせいにするのはどうかとか、思われませんでしたか? RT @ntokunaki: @han_org @NATROM ICの無制限な拡張に対する防衛医療という観点は?

2012-10-01 14:56:12
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org こんにちは。お返事ありがとうございました。議論を重ねることによって問題点が徐々にですが明らかになってきたように思います。

2012-10-02 12:31:12
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 「インフォームドコンセントの無制限な拡張」が何を意味するのかについて、金明秀さんと私とで乖離があるかもしれません。その点についてまず確認をすべきでした。

2012-10-02 12:31:37
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 「少なからずある」というのは「インフォームドコンセントそのもの」に対する反発ではなく、「インフォームドコンセントの無制限な拡張」に反発する主張なのではないでしょうか。

2012-10-02 12:32:02
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 言いかえれば、「少なからずある」というのは「説明義務」に対する反発ではなく、「必要な情報の範囲の不明瞭による、実質的な無制限の範囲拡大」に反発する主張なのではないでしょうか。

2012-10-02 12:32:15
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 「必要な情報の範囲の不明瞭による、実質的な無制限の範囲拡大」を持ち出す医療者の問題設定はあやしいとお考えですか?

2012-10-02 12:32:41
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 日本医師会は「医療事故調査制度の創設に向けた基本的提言」を行っておりますし、日本産婦人科医会は2007年に「無過失補償制度の来年度の立ち上げを目指すこと」を舛添厚生労働大臣に要望書を提出しています。

2012-10-02 12:33:08
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org "抗インフルエンザ薬で早期から積極的に治療すべき"という日本感染症学会の通達は、悪しき専門家支配ではないとお考えなのですね。その点については安心しましたが、一方で大きな疑問が湧きあがってきます。

2012-10-02 12:34:14
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 日本感染症学会の通達について、『「現場」と「医療的支配」は不可分ですので、現場がちゃんとしていれば全OKという話にはなりませんし、現場がちゃんとしている保証もありません』と金明秀さんが考えない理由は何ですか?

2012-10-02 12:34:28
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 検査前確率や検査の限界について考えずに自動的に検査→陽性ならタミフル処方とするダメな医師も中にはいます。「日本感染症学会の通達には、ダメな医師にダメな対応をする根拠を与えてしまうような効力がある」と考えない理由は何ですか?

2012-10-02 12:34:39
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 医療の現場、つまりインフルエンザや甲状腺の診療をよくご存じの方が、「この通達はダメ医師にお墨付きを与えるから良くないよね」などと判断するのなら、まだ理解できます。しかし、金明秀さんの主張からはそうは感じられません。

2012-10-02 12:34:55
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 「(K5-1)被支配者の納得が得られていないければ悪しき専門家支配」との主張ですが、山下通達が悪しきもので、感染症学会通達がそうではないという判断は、金明秀さん自身が納得しているかどうかで決まっているように見えます。

2012-10-02 12:35:06
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org タミフル"薬害"の"被害者"の方は、たぶん日本感染症学会の通達には納得せず、「日本感染症学会の通達は悪しきパターナリズム、悪しき専門家支配である」と考えるでしょう。(K5-1)に従えば日本感染症学会の通達も悪しきパターナリズムなのでは?

2012-10-02 12:35:26
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org むしろ、「日本感染症学会の通達は悪しきパターナリズム」という主張の方がまだ理解できます。山下通達も感染症学会通達もどちらも悪しきものとは私は考えませんが、「強いていればどちら?」と聞かれたら「どちらかと言えば感染症学会通達が悪しきものだねえ」と答えます。

2012-10-02 12:35:48
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org ついでに言うなら、山下通達は、患者や患者の保護者が希望するからと医学的には必要性に乏しい細胞診検査を行うといった「ダメな対応」をする「ダメな医師」を抑制する効果があると考えます。思考停止のタミフル処方よりもずっとダメ対応です。

2012-10-02 12:36:34
名取宏(なとろむ) @NATROM

@han_org 手術を拒否する胃癌の患者さんに対して説得を続けることは、「説得の頻度や口調などが常識の範囲であるかぎり、悪しきパターナリズムではない」というわけですね。この点についても安心いたしました。ただ、やはり一方では疑問が生じます。

2012-10-02 12:37:13
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