ミステリ作家の文体について
- K_misa_maguro
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(文章について。「美文」かどうかは知らないが、佐藤友哉が一番好み。「333のテッペン」にしろ『水没ピアノ』冒頭部にしろどれも最高。あとは、竹本健治の『狂い壁 狂い窓』のようなねっとりした文章も好き。簡潔ではなく、くどくどと1つのことに叙述を重ねていくタイプの書き方が良い。)
2010-07-28 12:48:37@mysteryEQ 東野氏はうまいですね。あれを下手、というのは華がないということかな、とも考えたり。石持氏は「別の意味」でうまいというのが憚られるような気が(爆)。
2010-07-28 12:53:03@junk_land 物集高音はハマればすらすらいけるタイプだとは思うのですが……。あと個性的だけど、古野まほろと舞城王太郎は実は非常に苦手だったりします(苦笑)。
2010-07-28 12:56:06石持氏の文体の話。例えば「左手を下半身に伸ばす。じゃりっとした陰毛の感触。その下の、熱くなった部分」(「君がいなくても平気」)。ここで「じゃりっ」というオノマトペはいらないんじゃないノ? とか(爆)。
2010-07-28 12:57:28@mysteryEQ 舞城さんの文章は登場時すっごいインパクトつか破壊力があって、なんか判らんけど「これだ!」と思いました。好きとはいえない(どっちかといえば苦手)だけど、無視できない、みたいな。古野さんは単に苦手(笑)。
2010-07-28 12:59:37@taipeimonochrom 確かにその辺りの作家は読みやすいものが多いですね。草野唯雄しかり、大谷羊太郎しかり。あと詩的な文体だと小泉喜美子あたりもいいですね。特に「血の季節」はその文体が遺憾無く発揮されている作品だと思います。
2010-07-28 13:01:46@taipeimonochrom 石持氏は、どう見てもエロ向きとは言えないあの文体でエロをやってることにこそ意義があると個人的には思っています(爆)。
2010-07-28 13:06:26@junk_land なんか判らんけど「これだ!」と思った、という気持ちは凄くよく分かりますw よく分からないけど、あれは圧倒されますよね。
2010-07-28 13:13:30新本格(ていうかうちのOB作家)の文体は悪くはないんだが、感心したこともない。○○○○゛さんは訳分からんこだわりとかありそうやけど、他の人らはなんか考えてるんだろうか。思えばいつも中身の話ばかり。今度聞いとこう。
2010-07-28 13:13:42@mysteryEQ 真面目な石持氏の性格から鑑みるに、エロを苦手としているのであれば、何かしらの資料にあたったりしている筈なんですが、それにしても「あ、ん、は、激しいっ!」はないだろうと(爆)。ただ、そうしたエロが時として強力にロジックと絡んだりするから侮れないわけですが。
2010-07-28 13:16:17@taipeimonochrom エロをロジックに絡ませることにより、ある意味強烈なめくらましにもなりますからね。とりあえず石持氏が一体何を資料にしてエロを書いているのかは非常に気になるところですw
2010-07-28 13:22:20読みやすい文体のミステリ作家か。個人的には舞城先生を挙げたい。舞城文体は一見何も考えず勢いだけで書いてるように見えるけど、実は思考の流れや文章のリズムにすごく気を使ってる。だからパッと見の印象とは裏腹にとても読みやすい。少なくとも私にとっては。
2010-07-28 13:22:49サラリーマンかなんかが、酒飲んでへべれけになりながらラジオ放送(だっけ?)はげらげら笑いながら読んだ記憶が。いや、なにせずいぶん前に読んだっきりだから、記憶が曖昧だけど。
2010-07-28 13:28:40@mysteryEQ 少なくともフランス書院ワールドやマドンナ・メイトとかでは「あ、ん、は、激しいっ」なんて表現はないような気が(爆)。まさか土屋御大をリスペクトして「トリックのみならずすべてのミステリ表現は実際に試したものでないと……」と考えているとしたら(以下自粛)。
2010-07-28 13:31:37