『ニューエクスプレス・トルコ語』書評 #gengo
ようやく大川博『ニューエクスプレストルコ語』(白水社、2010年)を生協の購買で入手。さあ、トルコ語の勉強を始めましょう!僕もじっくりと勉強させていただく。
2010-07-29 11:19:27みみずのはったようなアラビア文字を捨てて、ラテン文字に、と言うトルコの文字改革のはなしだったらたしかにびみょうな表現かもしれないなあ
2010-07-29 11:29:14文字における近代は、みみずが這ったような文字の大半がうち捨てられた時代ではあるのだが、音声だって切れ目ないし、手話もその点はあまり変わりない、と思うのでもあった
2010-07-29 11:37:08@kzhr ビンゴ RT: みみずのはったようなアラビア文字を捨てて、ラテン文字に、と言うトルコの文字改革のはなしだったらたしかにびみょうな表現かもしれないなあ
2010-07-29 11:30:12聞き手が意識していない(と話し手がみなす)人やものを指すときには、話し手や聞き手からの遠近にかかわりなく、şuが用いられます」。なるほど、そう説明すればよかったか。
2010-07-29 11:37:11トルコ語の「疑問を表す付属語」とはmIのことで、いわゆるWH詞(誰、何等々)とは共起しないというのはよく行われる説明。しかし、いわゆる「聞き返し」の疑問については、WH詞と隣接するという条件で共起することはある.。
2010-07-29 11:40:34人称語尾を「付属語」としたのはさすが。本の後半部分で説明しているようだけど、「語尾」と「付属語」という用語を使い分けておられる。(p26)
2010-07-29 11:46:13p28の練習問題、話し手、聞き手ともに近くにあるものを指している。話し手が「これは何ですか」と聞くのにbuを使っていてこれは説明通りだけど、このときの聞き手の答えはoになっている。指示詞の説明はかように難しい。
2010-07-29 11:48:38おお。そうか、売店でのやりとりでは、borcum ne kadar?でも「代金はいくらですか」になるのだな。これは勉強不足で知らなかった。さっそく来月使ってみよう。
2010-07-29 11:58:48それにしても、文法用語使いまくり+発明しまくりで何ともうらやましい。何か制約はあったのだろうか?と言うほどに(笑)「母音調和」も早々に出てきている。
2010-07-29 12:01:04トルコ語のdEは「~も」と訳されることが多い。が、常に「も」と対応するわけではない。p64の会話文で出てきたdaはそういう使われ方で、「~はというと」という語句の説明がある。これは初出のp48の説明と違うわけで、少々誤解を招くかもしれぬ。
2010-07-29 12:09:34国内のトルコ語学の世界では、文法用語は決して統一されていない。各自が名付けたいように名付けて、それを各自がそれぞれに採用したり新しく名付けたりする印象がある。
2010-07-29 12:27:36【全体をざっと見て】トルコ語の入門書ということで、全体的というよりは、いわゆる単文の構造を一通りトレーニングする、という感じ。名詞の格変化、名詞述語文、動詞述語文では定形動詞の人称変化、さらにそれらの否定形、疑問形のトレーニング。
2010-07-29 12:49:13【承前】会話文の自然さは圧巻。著者のトルコ語の運用能力がすごいということがよくわかる。前作の大島直政先生の『エクスプレストルコ語』もそうだったが、独学される方を念頭に、うまく構成されていると思う。入門用のトレーニングの本として最適。
2010-07-29 12:53:26【続き】著者は間違いなくこれで書き終えたとは思っていないはずで、実際文法の項目としては複文のしくみに入っていくために、ヴォイスの形、分詞の形、そして複合時制の形へと入っていくことになる。そのあたりが中級レヴェルの項目と著者自身も見ているかも。この本は初級の本という位置づけ。
2010-07-29 12:57:05【続き】したがってエクスプレス・シリーズでもそうでなくとも、同じ構成をとりつつ中級者向けのワーク・ブックがあれば学習者にとってはものすごく状況が改善されるような気がする。白水社に限らず、中級以上で親切な語学書ってあったっけ?(あったらすみません)
2010-07-29 12:59:12【続き】各課の会話文は実際にそのまま使える表現がたくさんちりばめられているので、学習者は文法の仕組みを理解するというよりも、ひとまず状況を思い浮かべながら一語一句暗記するほうが効果的と思う。
2010-07-29 13:04:25