橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判98

橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判97 http://togetter.com/li/386570 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判 の後継まとめです http://togetter.com/li/150577
1

ふしキリ反駁本発行のお知らせ

ふしぎな「ふしぎなキリスト教」
ふツー連 編
(ふしぎなキリスト教問題を考えるツイッター市民連合)
ジャーラム出版・発行/慧文社・発売
新書判・並製・カバー装・336ページ 2012年10月刊
定価:1260円(税込)  ISBN978-4-86330-058-3
「最強の入門書」の誤りを暴いて
正しいキリスト教を学ぶ「最凶の入門書」!

9/29の「いのり☆フェスティバル2012」で無料配布しました。
10月から一般販路に乗ります。ネットショップでも購入可能。

慧文社のサイト
トップページ >> 既刊・新刊 >> ふしぎな「ふしぎなキリスト教」
http://www.keibunsha.jp/books/9784863300583.html


(´・ω・`)ミス発見(´・ω・`)

もし他にミスがありましたら、ご連絡くださいますようお願いします。

  • 目次と実際のページのズレについて

第2章「ふしぎなキリスト教」の誤り
Ⅱ.ふしぎなキリスト教@ウィキ…35× → 43
付記 ふしキリ以外の良い入門書…152 × → 156
Ⅲ.「ふしぎなキリスト教」の秘めやかな変化…164× → 165
Ⅳ 誤りワースト10…173× →174

第4章なぜふしキリを批判するのか
Ⅱ.信仰の有無に関係ない問題について…214× →215

  • タイプミス
    P82、15行目
    「実際にはそううではなく」× →「実際にはそうではなく」
    P182ふしキリを教科書に採用した大学の授業
    北海道大学の部分で、(3)× →(4)
    p43とp210で @suzutuki1980 さんの名前が統一されていない。
    (p43「クリメントКлимент北原Simon」、p210「クリメント北原史門」)

【Back Number】
大量にあるので、こちらで確認してくださいませ。
http://togetter.com/id/crape_myrtle_

【参考サイト】
ふしぎなキリスト教@ウィキ(ふしキリ批判まとめウィキ)
・トップ http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/1.html
・間違い総合 http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/14.html
・間違い(歴史編) http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/18.html
・間違い(聖書篇) http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/17.html 
・疑問符 http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/15.html
・入門書紹介 http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/16.html

ふしぎなキリスト教問題を考えるツイッター市民連合
 http://www.fushi2kiri.net/index.htm

【ふしキリを批判する理由】
・基本的な間違いがあまりにも多過ぎるから。
『ふしぎなキリスト教』は「キリスト教入門」と名乗っておりながら
歴史的な部分でも教義的な部分でも事実誤認があり過ぎるので、
それを指摘しスタンダードな事実を示す事を中心にまとめています。
間違った知識を前提に見解を出したとて、それが正しい見解と言えるでしょうか?
ちなみに批判者達はキリスト教徒に限らず一般人達も参加しています。

【御注意】
・別話題からも参考になると思った発言を収録する事があります。
不都合な場合はその発言の削除や注意書き記入など対応しますので
ご連絡いただけたら幸いです。


【このまとめの見出し一覧】

  • ふしキリ感想
    (橋爪大澤両氏に関する話題もここに収録)
  • ふしキリ批判
    ふしふしキリの話題もここに
  • ふしふしキリ編集会議
  • アンチふしキリ批判とそれに対して
  • おすすめキリスト教本
  • キリスト教とその他の話題
  • ふしキリ感想
    (橋爪大澤両氏に関する話題もここに収録)
コースケ @kohsuke_ootaki

橋爪大三郎、東工大教授?こいつ何者やねん。「尖閣に上陸した議員達は『自分らは正しいことやっており、政府がやらないから断固たる姿勢を示した』と思っているが、それをいえば、香港の活動家や中国の若者達も同じ気持ちだ」?何これ、このおっさん、アホちゃうか、しかし。

2012-10-09 13:03:23

---

やしのみ @GmailAltima

『ふしぎなキリスト教』については、まだ何か書きたいような気がする。

2012-10-08 21:53:19
やしのみ @GmailAltima

それは、こないだネットでルター派の哲学者・神学者を何人か列記しているサイトを見て、その顔ぶれを見ていると、橋爪大三郎氏がルター派だということに妙に納得してしまったからである。

2012-10-08 22:22:39
やしのみ @GmailAltima

そのサイトによると、ルター派の有名哲学者は、カント、ヘーゲル、フィヒテ、キルケゴールなど、ルター派の有名神学者は、リッチュル、ハルナック、オットー、ブルトマン、ティリッヒなど、ということであった。

2012-10-08 22:25:09
やしのみ @GmailAltima

カントといえば『単なる理性の限界内の宗教』。カントは「宗教を道徳の付属物にする」とはブルンナーの言だが、カントを受けて倫理を基礎に神学を構築しようとしたのが、リッチュルで、神秘主義的傾向を徹底的に廃した。その流れにハルナックがいるという感じだろうか。

2012-10-08 22:36:59
やしのみ @GmailAltima

ハルナックは当時の学会の重鎮で、彼の提起した概念に「ギリシャ化」がある。要は、イエスの使信は後の教会の「ギリシャ化」などで捻じ曲げられたという主張である。またウィキペディアを引用すると、彼は「キリストの復活については、弟子達の精神的錯乱によって信じられた錯覚とまで考えた」そうな。

2012-10-08 22:42:13
やしのみ @GmailAltima

当然ハルナックの評価は難しいし、この時代の文化プロテスタンティズムとルター派の関係はまだ全然わからないけど、まあ、それは後回しにして、次のブルトマンといえば「非神話化」。

2012-10-08 22:52:42
やしのみ @GmailAltima

「非神話化」は、ちょっとググれば解説しているサイトがいくつもあるが、要は、聖書は当時の人々の神話的世界観に基づいて書かれているから文字通り解するべきではなく、神話的記述の奥にある当時の人々の信仰の実存を把握するよう解釈すべきだ、という感じかなと思う。

2012-10-08 22:57:48
やしのみ @GmailAltima

たとえばブルトマンは言う、「キリストの復活は、それ自体、神話的な出来事ではないだろうか。復活は、つねにその有意義性において理解されうるような史的な出来事ではない。(引用続く)

2012-10-08 23:00:05
やしのみ @GmailAltima

(引用続き)キリストの復活に関する説話は、十字架の有意義性の表現にほかならないものではないだろうか」(ブルトマン『新約聖書と神話論』、大貫隆編『キリストの復活』キリスト教団出版局より。この本は様々な神学者が復活についてどう説明しているかを集めたアンソロジー)。

2012-10-08 23:02:34
やしのみ @GmailAltima

小田垣雅也氏もサイトで、「たとえばブルトマンは、キリスト教信仰の中心であるイエスの復活は神話であると言うのである。死者が復活するというのは、古代社会では、洋の東西を問わず、珍しくない神話であった。(引用続く)

2012-10-08 23:06:34
やしのみ @GmailAltima

(引用続き)ブルトマンはキリスト教の復活信仰に関しては、イエスの十字架上での死と、復活とは区別して考えなければならないと言う。(引用さらに続く)

2012-10-08 23:08:18
やしのみ @GmailAltima

橋爪氏の復活理解はこのあたりに元があるんじゃないかという気がする。

2012-10-08 23:10:29
やしのみ @GmailAltima

それからちょっとキルケゴールだが、質的弁証法とか、美的・倫理的・宗教的という人生の諸段階説とか、メイド萌えの元祖とか、いろいろあるが、橋爪氏との関係でいえば、「神の前に一人立つ」思想ではなかろうか。

2012-10-08 23:12:17
やしのみ @GmailAltima

またブルンナーを引くと、「信じる者であるために人は絶対的孤独において神の前に、単独者として立たねばならない」(「セーレン・キルケゴールの使信」)。

2012-10-08 23:14:48
やしのみ @GmailAltima

内村鑑三は『デンマルク国の話』で、「(デンマークは)キェルケゴールを出して無教会主義のキリスト教を世界に唱えしめ」と書いているが(青空文庫で読める)、それはどうかと思うけど、

2012-10-08 23:17:23
やしのみ @GmailAltima

キルケゴールが教会の激しい批判者だったのは事実のようだし、キルケゴールの考える教会は、単独者として神の前に立つ人々の共同体であって、現にある教会の公衆ではないらしい。

2012-10-08 23:18:22
やしのみ @GmailAltima

何かまとまりなくごちゃごちゃ書いてしまって、我ながら混乱してきたが、要は、『ふしぎなキリスト教』に間違いはいろいろあるだろうけど、橋爪氏のキリスト教観そのものは、ウェーバーだけを頼りに、あとは適当に思いつきを書いたというものでもないように思うのだ。

2012-10-08 23:25:21
やしのみ @GmailAltima

キーボードの調子が悪いので(新しいのを買ったばっかりなのに!)、もうあまり書けそうにないが、橋爪氏の失敗は、『中央公論』のインタヴューで言っていたと思うけど、対談の構成表を事前に見ず、下調べなしで話をしたことだろう(まあ、あとでチェックすればよかったんだろうが)。

2012-10-08 23:50:59
やしのみ @GmailAltima

近現代のプロテスタント思想の多様さには驚くしかないが、橋爪氏は、自由主義神学や非神話化の流れを踏まえて、現代人にも納得できるキリスト教像を提示しようとしたのではないかと思う。些か不用意であったとしても。橋爪氏にはぜひ思想的背景も明らかにして、もう一度キリスト教の本を書いてほしい。

2012-10-09 00:19:37
やしのみ @GmailAltima

あ、文献の表題に間違いがあった。大貫隆編『キリストの復活』キリスト教団出版局、ではなく、大貫隆編著『イエス・キリストの復活』日本キリスト教団出版局、であります。何かいろいろ落ちていた。お詫びして訂正します。

2012-10-09 00:24:14
1 ・・ 16 次へ