10周年のSPコンテンツ!

10~20mSvの胎内被曝で相対リスクが1.47になることを示した「オックスフォード小児癌調査」

オックスフォード小児癌調査は、アリス・スチュワート博士が1956年にLancetに投稿して以来様々な追従調査を経て価値を確立してきた研究であり、低線量放射線の発癌リスクを考える上で大変重要な知見と考えます。 「100mSvまでなら胎児には影響が出ない」あるいは「子供には放射線をはね返す力がある」といった発言は、全く信用できない事がわかります。
原発 震災 子供 妊婦 胎児 小児がん 放射線 lnt 発癌 被曝 しきい値 胎内被曝
98
関連まとめ
ツイートまとめ 妊婦はなぜX線検査を避けるべきなのか? 1/11の@Mihoko_Nojiriさんらとのやりとりをまとめました。胎児への低線量被曝の影響についての参考になれば。 (途中、@Mihoko_Nojiriさんが幾つか発言を削除しましたが、部分的にRTされるのを避けるため/Twilogには残した、ということだったので、Twilogから拾いました) 22538 pv 334 17 users 3
論文紹介
スカルライド @skull_ride
Pre-natal irradiation and childhood malignancy: a review of British data from the Oxford Survey. Br J Cancer 1975. http://t.co/MnC7AQW6
スカルライド @skull_ride
(1)この論文は1953~1967にイギリスで死亡した8513人の小児癌を対象とした、胎内被曝との関連性を調べた研究に対するレビュー。小児癌のケースと、その他の条件が一致する健康な子供との間で、胎内被曝歴を比較している。
スカルライド @skull_ride
(2)相対リスクは1.47であり、癌の種類や死亡年齢、性別による違いはほぼなかった。階級、母体年齢や健康状態、地域といった疫学因子の違いではこのリスクを説明できなかった。撮影されたレントゲンのフィルム枚数と発癌リスクには比例関係が認められた。
スカルライド @skull_ride
(3)時代とともに相対リスクは下がってきているが、これは検査に伴う被曝線量が徐々に低下してきているため。将来的にこの分野でこれほどはっきりした発癌リスクを証明することは困難になるであろう。
スカルライド @skull_ride
(4)表を中心に紹介。「ケース」は小児癌の子供の照射グループ「コントロール」は健康な子供の照射グループ見やすくするためX線照射率と95%信頼区間は省略しましたが、論文の方にはきちんと記載されています。
スカルライド @skull_ride
(5)【表Ⅱ:腫瘍の種類による分類】骨腫瘍でリスクが少し低いが、15歳以降に発症する可能性がある。 http://t.co/Qo4V57Gc
拡大
スカルライド @skull_ride
(6)【表Ⅳ:死亡年齢による分類】12歳以上でリスクが下がるのは、この年齢層が少人数の追加調査であることも影響している。 http://t.co/MZm5Oe8L
拡大
スカルライド @skull_ride
(7)【表Ⅴ:性別による分類】性別による差異は認められない。 http://t.co/7KcIgv4Z
拡大
スカルライド @skull_ride
(8)【表Ⅵ:何番目の子供かによる分類】5番目以降リスクが上昇するのは、コントロール群のX線照射率が下がるためと予想。(原文参照) http://t.co/MvPZ6ywm
拡大
スカルライド @skull_ride
(9)【表Ⅶ:母親の出産年齢による分類】45~54歳でリスクが低いのは、このグループのサンプル数が少ない事による誤差?(記載なし) http://t.co/RoTCMy9w
拡大
スカルライド @skull_ride
(10)【表Ⅷ:社会的階級による分類】ほぼ同等の相対リスク。 http://t.co/k6aLMd3R
拡大
スカルライド @skull_ride
(11)【表Ⅸ:居住地域による分類】多少ばらついているが、移住などの追跡が難しいとの事。 http://t.co/Z9vmCi6r
拡大
スカルライド @skull_ride
(12)【表Ⅹ:母親の持病による分類】持病の評価が雑なため多少ばらついているが、各グループ間の放射線相対リスクには有意差なし。 http://t.co/ik4xVawG
拡大
スカルライド @skull_ride
(13)【表ⅩⅠ:フィルム枚数による分類】発癌リスクの線量依存性が見事に証明されている。 http://t.co/MyIAcGxE
拡大
スカルライド @skull_ride
(14)【表ⅩⅡ:照射時期による分類】妊娠初期にリスクが大きいのは被曝線量が大きいから。中期と後期では有意差は認められない。(後期が危ないように見えなくもないが・・) http://t.co/omLc9RyM
拡大
スカルライド @skull_ride
(15)【表ⅩⅢ:照射理由による分類】相対リスクはばらついているが、撮影枚数と相関関係が認められる。 http://t.co/Zhb4aE3U
拡大
スカルライド @skull_ride
(16)分類条件を変えてもほぼ同じ相対リスクが得られる「再現性」と、撮影したフィルム枚数に比例してリスクの上昇が認められる「線量依存性」が示されている事より、非常に信頼性の高いデータであると考えられます。
スカルライド @skull_ride
(17)最後にLNTの事にも触れている。すなわち低線量でこれだけ明確なデータが出ているのだからしきい値は存在せず、いかなる線量の放射線にも発癌リスクは存在すると考えるのが妥当であろうと結んでいます。
スカルライド @skull_ride
(18)日本産婦人科学会もオックスフォード小児癌調査をふまえて、妊婦さんへのX線照射を控えるようガイドラインで注意喚起しています。 http://t.co/GfuVNVm6
スカルライド @skull_ride
(19)BEIR(米国科学アカデミー)もLNTモデルを支持する根拠として、オックスフォード小児癌調査を重要視しています。 http://t.co/Qlh4azLO
ゴフマンの「人間と放射線」第21章でも取り上げていました
スカルライド @skull_ride
(20)1956年、英国の内科医で研究者でもあるアリス・スチュワート博士が、胎児の場合には1~2ラド(10~20mSv)の医療被曝でも幼児期のガンや白血病の発生を約50%増加させるという論文を発表した。
残りを読む(23)

コメント

クリエネ(萩生田文科相と河村市長は脅迫行為に便乗するな) @morecleanenergy 2012年10月15日
オックスフォード調査はBEIR Ⅶでも主要な論文として扱われているようで、概要でしっかり言及されています→「BEIR Ⅶ概要を読む」http://togetter.com/li/279503
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
はい。(19)がまさにそのBEIRⅦ概要にあたります。しっかり言及されていますね。
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
↑コメントしてて自分が惨めにならないのだろうか?
Mongo Margarita @mongo_margarita 2012年10月15日
まだこんな事やってるのかw とりあえずあなた達の嫌いであろう、池田信夫さんのこの記事でも読んだら? 「低線量被曝で発癌率は下がる」 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51808436.html 「小出裕章氏の「エーテル仮説」」 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51744813.html
Mongo Margarita @mongo_margarita 2012年10月15日
そもそもここで言う10msv~20msvって、瞬時被曝だよね? 現在の福島で瞬時に数十msvの被曝をした人が何処にいるの?
Mongo Margarita @mongo_margarita 2012年10月15日
また、「研究者の多くも着実に小さな放射線被曝によって幼児期のガンや白血病が高率で増加することを認めるようになった。」ってあるけど、これは誰と誰? 研究者のうちの何%?
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
↑この人もそう。ネット表層でしか勉強しないとこういう頓珍漢なコメントをする事になる。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月15日
このまとめは要するに、妊婦にそれなりに強いX線検査をすると、それなりに影響があるかもしれないよということですかね。妊婦とレントゲン撮影及び原爆時の被ばくの影響について興味があるのですか?
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
いえ、そういう限定的な状況を言っているのではありません。今回の原発事故で土壌汚染等が原因で妊娠期間中に10~20mSvの過剰被曝があったと仮定すると、その集団では子供の生後の発癌リスクが1.47倍になるという事です。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月15日
10~20mSvの過剰被ばくというのは、毎時ということですか、それとも年単位でということですか?
波平の1本毛をフライにして食べたい @tri_man 2012年10月15日
すいません、積算で10~20mSvって事でしょうか? あと、http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002arid-att/2r9852000002b0ns.pdf の「除染等業務特別教育テキスト」だと11Pに「妊娠中1mSv」になってますね。通常の作業者が「5年間で100mSvかつ1年間で50mSv」ってありますので、厳しめの基準を設定しているのかもしれませんが。
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
年単位です。まあ10mSvは珍しいとしても例えば空間線量が0.05→0.15μSv/hに上昇するような地域では、内部被曝と外部被曝を合わせて妊娠期間中に1mSv以上の過剰被曝をするケースは十分考えられるでしょう。
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
10~20mSVの過剰被曝があった場合は発癌リスクが1.47倍に増えるというのは上の論文で分かるとして、その「十分考えられる」1mSVの被曝をした場合に発生するリスクはどの程度なんでしょうか。
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
LNTモデルに準じると10mSvで1.47倍のリスクなら1mSvで1.047倍の相対リスクになります。個人でみたら低いリスクですが母集団が大きくなると過剰発癌は必ず出て来ます。
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
ごめんなさい、「年積算1mSV」ですね。瞬時でなく。
mlnkanjinno @mlnkanjinno 2012年10月15日
で、1.047倍になると何人死ぬんですか?
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
元々の有病率と被曝人数を掛け合わせたら計算出来るでしょう。相対リスクを元にした比例計算なのでもちろん誤差は出ると思いますが。
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月15日
X線写真の撮影枚数は、検査の必要があったことを示すものであり母体の健康状態との関連を逆に補強するものだと考えられるのですが。撮影方法・部位・照射線量総量ではなく回数で分けるというのは筋が良くないように思われます。対照群との健康状態の比較についての記述を探してみますね。
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
tarlyon ああ、つまり、レントゲンを照射して確認するような必要のある傷病、たとえば骨折や癌? の疑いのような、母胎に何らかのダメージがあらかじめ存在するでは、ということですか?
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
×照射 ○撮影 ですね。 たびたび済みません。
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
(12)で交絡因子として母親の持病について解析してますが、持病ではリスクを説明出来ないようですね。
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
持病ではなく、「撮影をするに至った理由」だと思うのですが。持病が原因で撮影したと書かれているので?
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
フィルム1枚当たりで被曝線量がどれくらいバラつくかは確かに興味深いところです。何か参考になるデータがありましたらまた教えて下さい。
スカルライド @skull_ride 2012年10月15日
撮影理由は(15)ですね。持病と撮影理由との関係は確かにこの論文からは分からないです。
karedo @susumu_karedo 2012年10月15日
ああ、15にありましたか。回答有り難うございます。
Kontan_Bigcat @Kontan_Bigcat 2012年10月15日
不安になった方は、まずはこちらをお読みください。(3/19 六号通り診療所所長のブログ「妊娠中の放射線被爆による小児癌死亡リスクを考える」 http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19
酋長仮免厨 @kazooooya 2012年10月15日
いまだに超低線量被ばくでとんでもない影響が現れる((((;゚Д゚))ガクブル って人達が多いのかな?短時間の被ばくと積算量もごっちゃごちゃ(・_・?)
月永こん @tsukinagakon 2012年10月15日
いつも確率の問題で思うんですけど、個人個人の発病リスクの確率の話なのに、それが数集まると全体の確率の問題になってしまうという点がどうも解せないんですよね。どうしてこれらが同じ線上に存在することができるのか、といつも考えてしまいます。
Naruhito Ootaki @_Nekojarashi_ 2012年10月15日
「相対で1.47倍」という数字だけでは何の意味もないですねぇ。50%が73.5%になるって話なら「影響が大きいな」って思えるけど、0.01%が0.0147%になったところで「で?」で終わっちゃうし。「何と何を比較したら何がどうなった」という大事なところは言わないんだよね。特定の数字だけ強調する。そして訊ねると「論文読め」とか言って相手にコストを要求するんでしょ?
月永こん @tsukinagakon 2012年10月15日
私の居住地はまさに0.05→0.15μSv/hなんですけど、今話に上がっているのは年間で10~20という大雑把な数値のくくりなのに、1付近になると急に小数点以下や1を超えるか超えないかで大きな違いが出てしまうと予測されるのかという点が、予測の立て方として理解しにくいです。
s_matashiro @glasscatfish 2012年10月15日
線量自体が推定値のようですし、線量率も違うわけだから、10mSv とかの数字にあまりこだわっても仕方ない気がします。レントゲンの防護意識を高めた論文として高く評価されている、という理解で良いのでは。
T.U.Yang @tadatsome3 2012年10月15日
小児癌の発生数にしても、本当に放射線被曝が癌の原因と言えるだけ他の条件を排除した集団内の集計になっているのか、ここに提示された論文の要約だけでは分かりませんよね。
誤ロン @dara2goron 2012年10月15日
これ系の人の「日本ではあまり知られていない」使用率は高すぎる!自分だけが知っている情報持ち過ぎ!
じげん (目には目を埴輪には埴輪を) @jigen_the3 2012年10月15日
ちょっとまじめに考察してみたが論文事態どうこうってのは無いがいろいろ前提条件とか不明な事とチェルノブイリ以降のヨーロッパでの追加被曝による(論文の提唱する範囲においての)ガンの発生率との相関関係が成立しているようには見受けられない感じ。現時点の結論としてはこの論文一点のみでそのような事実が起こるとは結論付けられないとゆうところかな
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
胎内被曝に関しては、新旧取り混ぜた多数の報告をメタ解析した2007年の論文( http://radiographics.rsna.org/content/27/4/909.long :これ貼るの何度目だ)が存在するんで、50年も前のデータを使って40年近く前に出された論文単体をわざわざ引っ張り出す必要はないと思うのです。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
あとこの論文、ディスカッションがものすごく弱気なのが気になります。「いろいろ問題はあるけど、こういうデータだって役立たずとは言えない」みたいな書き出し。これ、著者もあまり高品質な調査ではない(しっかりした結論を導くにはちょっと無理がある)って自覚してるんじゃないですか?
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
Kontan_Bigcatさんが提示して頂いたブログを拝見しました。時代とともに検査に伴う被曝線量が減っているのはオックスフォードの論文でも記載されています。個人でみると今回の被曝リスクは小さいので気にしない方が良いという内容ですね。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
相対リスク1.47といっても、もともと小児癌になるリスク自体が非常に小さいので、1.47倍になったとしても個人でみたら確かにそれほど大きなリスクにはならないでしょう。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
kazooooyaさんの指摘はDDREFに関する事だと思います。僕はDDREFに関しては1と考えていて、つまり1回被曝でも持続被曝でも被曝する総線量が同じなら発癌リスクも同じと考えています。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
ICRPはDDREF=2つまり持続被曝の方が修復機能が働いてリスクが半分になると考えているようですが、あくまで動物実験データを基にしたもので、人間に関しては持続被曝の方がリスクが下がるというデータはなかったはずです。(僕が知らないだけかもしれませんが)
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
nagatsukiyukoさん。個人では低いリスクでも大きな集団で考えると過剰発癌が出るというのは自然なことではないでしょうか。(18)の産婦人科学会のガイドラインでもその事には言及していて「個人のリスクは低いと説明するが、集団でみると問題なので妊婦さんにはX線照射はできるだけ避ける」としています。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
集団線量に関してもうちょっと踏み込んだまとめがこれです http://togetter.com/li/370594 僕の集団線量に対する考え方がお分かり頂けると思います。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
jigen_the3さん。チェルノブイリでの胎内被曝データは僕も確かに見た事はないです。ただデータがないからといって小児の過剰発癌がチェルノブイリでなかったと結論付けることは出来ないのではないでしょうか。短期間に特定の地域で患者が集中しない限り統計学的な有意差は出ないわけですから。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
PKAさんに提示して頂いた論文は気になる点があります。後半で「確立されたしきい値50~100mSv」という表現があるのですが、これはLNTを真っ向から否定するものです。かたや放影研やBEIRはLNTモデルを支持していますし、この大きな解離にはちょっと混乱します。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
しきい値50~100mSvとすると確かに大抵の放射線検査の発癌リスクは考慮しなくてよいという事になりますよね。ちなみに途中の写真は妊婦さんにCTを撮ってるんですか?かなりの衝撃映像でした。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
医療被曝は病気の人が対象なので、被曝による発癌リスクと病気が診断できないリスクを天秤にかけて検査するのでしょう。必要性があるのでやむを得ないとは思います。ただわずかでも発癌リスクがある事はちゃんと説明して欲しいです。
波平の1本毛をフライにして食べたい @tri_man 2012年10月16日
妊婦が除染作業とか有り得なさそうな状況で妊娠時1mSvなので、相当マージン取ってるんでしょうね。さらに厳しい条件として0.15μSv/hに24時間居るという状況で、1年で計算すると1.314mSVなので、気にするレベルではないでしょうね。あと年間8.7mSVも内部被曝するのは現実的ではないですし。これを気にして慣れない土地で出産する方がリスクが高いように思えますね。
波平の1本毛をフライにして食べたい @tri_man 2012年10月16日
医者が医療被曝による発がんリスクを説明してないってのは、どこから出てきた話なんでしょうか?
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
ああ、これは僕の実体験からこういう表現になってしまいました。以前自分の子供に生後間もないころ頭のCTを撮った事があるんです。その時は僕も知識がなかったですし、医師から発癌リスクについて何も説明がありませんでした。結局検査は異常なしで、今CTを撮った事をすごく後悔しています。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
あとPKAさんにご指摘頂いたディスカッションの件ですが、これは後ろ向きコホートである事に対する著者の表現だと思います。「前向きコホートの方が後ろ向きコホートより優れているが、後ろ向きコホート研究に意味がないという事ではない」と表現していますね。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
しかしゴフマンも指摘しているように条件によっては前向きコホートより後ろ向きコホートの方がエビデンスレベルが高くなる事もあります。オックスフォード小児癌調査は後ろ向きコホートという不利を補ってなお余りある価値のある論文だと思います。だからこそBEIRも重要な知見として扱っているのではないでしょうか。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
あの論文でLNT否定なんてしてませんよ。「established risk threshold」ってのは放射線防護の話でLNTと並んで言われるしきい値ではなく、臨床上の判断としてどこまでなら許容範囲かって話。理論的にはLNT採用でも、「ここまでのリスクなら許容範囲」っていう数字が実務上は必要ですから。字面だけで判断しないでいただきたいです。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
なるほど、そういう意味だったんですか。失礼しました。放射線医療では50~100mSvまでas low as reasonably achievableとして許容するんですね。ちょっと驚きですが、まあそれだけ検査するメリットが大きいという事なんでしょう。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
実際のところ、妊婦に50mSv近くも浴びせることって滅多にないですけどね(累積でも)。50mSvくらいまでの胎内被曝なら、影響は無視していいほど小さい、というのが私が挙げた論文の結論です。あと、ついでに書きますが、子供にCT撮ったのを後悔ってのは完全に結果論ですよ。子供のCTなんて医者はみんな撮りたがりませんから、撮ったのには相応の理由があったはず。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
CTを撮った結果として、心配要らない状態だったことが分かっただけで、撮る前は撮ったことによる発癌リスクなんぞより遥かに大きいリスクが有ったわけです。今の知識でもってCT拒否した場合、放射線発癌とは別のより大きいリスク(少なくとも医師はそう考えている)に子供を晒すわけですが、そっちのリスクならいいってわけでもないでしょう?
波平の1本毛をフライにして食べたい @tri_man 2012年10月16日
PKAnzugさんの示された論文だと、米国国立放射線防護測定委員会(NCRP)は、50mGy以下のリスクは、他の妊娠のリスクに比べて無視できるって書いてありますね。リスク比較の話だと思います。あとNCRPはLNTを採用してますので、LNTを無視してる訳ではないと思いますよ。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
しかし、その「無視できる」ような10~20mSvの過剰被曝によってオックスフォードでは実際に小児癌が有意に増加したわけです。個人では低いリスクでも被曝集団が大きくなれば過剰発癌が出る事を如実にあらわしているのではないでしょうか。
じげん (目には目を埴輪には埴輪を) @jigen_the3 2012年10月16日
多数の専門家がいろいろな角度から検討・検証を行った結果現在の放射線についての予防・防護のコンセンサスが得られている。→よって専門家も注目しないような論文一つ二つあったからといってそのコンセンサスを否定するのはあまりにも無謀。注目されない論文には注目されない理由があるとは考えないの?
じげん (目には目を埴輪には埴輪を) @jigen_the3 2012年10月16日
それから疑う事は確かに重要ではあるが、それは信じる事が重要である事の裏返しだから。つまり危険を煽る事に一生懸命な方々はコンセンサスが得られている事は信じようとしないで疑う一方で危険を指摘するものばかり集めようとする。結果として信用度の低いものやトンデモに引っかかる確率があがり事実とは離れてしまっているんじゃないか?
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
まとめとコメント欄に出てくるBEIRⅦ概要はお読みになりましたか?米国科学アカデミーがオックスフォード小児癌調査を重要な論文と考えている意味は大きいです。日本産婦人科学会もこれを踏まえて妊婦へのX線照射を控えるようにしています。
iPatrioticmom @iPatrioticmom 2012年10月16日
オックスフォード小児癌調査は、その後の研究基盤となる重要な調査ですよ。胎児期の被曝については、これを含めて放射線影響協会のレビューに詳しく解説されていますのでご参照ください。http://www.rea.or.jp/oia/wp-content/text/02/H21radiation-effect-review.pdf (P120~)  P123以降に、主な研究が詳述されています。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
jigen_the3さんは前回まとめから具体性のない抽象論ばかりで、参考になるようなデータや論文を一つも提示してもらえないのでブロックさせて頂きました。
スカルライド @skull_ride 2012年10月16日
iPatrioticmomさん、資料のご提示ありがとうございます。オックスフォード小児癌調査に対してこれだけ追従調査が行われていたのですね。参考にさせて頂きます。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
このオックスフォードの調査が症例を分析した通常の疫学的調査なのに対して、私が出してる2007年のは、そういう通常の調査の検討方法と結論の質が横断的に分析されたメタ解析である、ということを書いておきますね。これは、疫学調査の中には偏りの影響を強く受けるものや、イレギュラーな結果が出てしまうものがあることを前提とした解析で、一般的に個別の検討よりも信頼性が高いとされます。
mlnkanjinno @mlnkanjinno 2012年10月16日
「以前自分の子供に生後間もないころ頭のCTを撮った事があるんです。略)結局検査は異常なしで、今CTを撮った事をすごく後悔しています。」どういう状況か知りませんが、撮らずに死んでたらもっと後悔してますよ。
neologcutter @neologcuter 2012年10月16日
結局資料をだしたスカルライドも良くわかってないとwwwだからブロックしまくるとwww
月永こん @tsukinagakon 2012年10月16日
生後間もなくCTを撮らなければいけない状況というのはどういう状態だったんですか?生後間もなくというのはどれくらいですか?産後すぐですか?出産で何かあったんですか?差し支えなければ今後の参考までに教えてもらえませんか?
月永こん @tsukinagakon 2012年10月16日
私の理解が悪いのかもしれませんが、個人の確率をまとめると全体の発生の確率になるというのがよく分かりません。個人個人に当てはまる確率をたとえ100人集めたとしても、その個人の確率は同じなのではないかと思ってしまいます。全体の確率を見るには他の方法をとったりしないのでしょうか。
あるどごーと @inspiron29 2012年10月16日
そもそもX線撮影による被曝のデータから何か結論が得られたとして、それを原発事故による低線量地域での被曝に当てはめる事って出来るんでしょうか?
s_matashiro @glasscatfish 2012年10月16日
ある論文での概説→「オックスフォード調査は重要な研究でこれをサポートする結果も反対の結果も出された(引用)。線量と癌の相関関係は認められても、因果関係には多くの議論がある。メタアナリシス(PKAnzugさん既述)では相関が認められなかった。今日ではこのような線量の被曝をすることはないが、オックスフォード調査の放射線防護への貢献は大きい」どれか一つの study を偏重することはないかと。
s_matashiro @glasscatfish 2012年10月16日
マヤリクで妊娠中に被曝していた労働者のスタディの論文が出ていました。平均 54.5 mGyの被曝で、生まれた子供のがん死との相関はなし http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22799629 今中先生がどこかで書いていましたが、西側の科学者が参加して行っている旧ソ連のデータの見直しの一環かとおもいます。
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月16日
[c774819] 前のコメントは何かの病気でやむなくX線撮影をする必要があって赤ちゃんに影響が出てしまったケースの分析、という誤読に基づいたものだったのですが、よく読んだらほとんどが赤ちゃんを撮影する必要があったものなんですね。そうするとお母さんの体調の良し悪しとは関係がなさそうです。ただ、赤ちゃんの健康そのものに不安があったかどうか、ということが問題になってきそうな気もしますね。やっぱり対照群の取り方次第かな。
PKA @PKAnzug 2012年10月16日
[c775578] 最初から尿路結石だと判明していたなら、そんなに必然性はないかなと思いますが、尿路結石ってその病気の重大性と全く合わない強い症状を出しますからね。撮ってみる前の時点では「原因不明の激しい痛みを訴えた妊婦」なわけで、CT撮ったことを責めるのは酷な気がします。
三月レイ@内調39課ニコ技室 @mitsukirei 2012年10月17日
自分の経験ででは、尿路結石どころか、腎臓一杯に結石が出来ていた時は、エコーでは判明せず、CTを撮ってやっと分かったんですが。一つだけの検査方法は万能ではないので、正確な結論を出す為には複数の検査が必要だと思いますよ。医者だって正確を期さずに治療したあげく、誤診だ何だのと言われたくないでしょうし。
三月レイ@内調39課ニコ技室 @mitsukirei 2012年10月17日
その後の治療で2日に1回の割合で2ヶ月間X線照射受けたけれど、未だに放射線障害は見られませんが。#放射能 の言い分だと自分はそろそろ巨大化してもいいけど、巨大化したのは腹回りだけですw
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月17日
合理的にさらにリスクを下げられるなら迷わずにリスクを下げるほうを選択するべきであって、合理的でないから判断が必要なんですよね。医者に決められないもの(だとは思いませんが、それを理由にするなら)が患者に決められるわけ無いじゃないですか。その判断のためのメタ解析論文じゃないんですかね。で、50mSvくらいまでなら問題ないくらいのデメリットでしかないと。
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
僕が自分の子供に頭のCTを撮ったのは生後1〜2週くらいです。難産で頭蓋骨の変形が大きく、表面に大きな血腫がありました。激しく泣いたかと思えばいきなり眠り込んだりと不安要素がいろいろあったので小児科の先生と相談しました。
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
CTの結果脳は変形してましたが出血などの異常はなくホッとした訳です。小児科の先生も一生懸命やってくれましたし、PKAさんも仰る通り必要性があって撮った訳ですから、やむを得なかった事だと思ってます。
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
子供は今だに頭の変形は残ってますが、今のところ元気に成長してくれてます。僕が原発事故のあと力を入れて放射線の勉強を始めたのにはそんな背景もあったからです。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
それで後悔する必要はないと思いますけどね。結果として何でもなかっただけであって、脳浮腫とか見えないところで何かが起こっているのは怖いです。奥様も大変でしたね。急に眠り込むというのも不安をあおられますし。何もなくてよかったです。力を入れて勉強されるなら、最新の情報で勉強された方がよろしいかと思いますよ。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
陣痛が来てもちっとも子供がおりてこなくて、これはおかしいとレントゲン撮ったら骨盤が狭くて子供の頭が引っ掛かって出られなくなっており、急きょ帝王切開にしたという話を周りで何度も聞いてますし、特にそう言ったことが無くても私の友人たちのように若くにがんを発症する人たちもいますから、何か一つを原因としてしまうのには抵抗があります。病気でなくとも自殺してしまった友人もいますしね。親からしたらどれをとっても胸をえぐられるような状況ですから。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
へその緒が赤ちゃんの首に巻きついているうえにへその緒の中の血管が一本足りないというような状況がわかる方法ってエコーですかねえ。ずいぶん詳細がわかるものだなとなんとなく聞いてしまいましたが、エコーでここまで見るんですかね?
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
それとなぜ個人でみると低いリスクが集団で扱うと問題になるのかについてですが、簡単に言うと大集団だと低い確率にあたる人が必ず出てくるという事です。
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
高度なやり方としてはstudy2007さんのICRP名目リスク係数を利用したこのまとめ http://togetter.com/li/333225 が参考になるかと思います。今回の原発事故でざっと数百人レベルの過剰甲状腺癌が予測されます。
スカルライド @skull_ride 2012年10月18日
数百人といっても東北関東の人口からみたらほんの僅かですから、もちろん統計学的な有意差は出ない事になります。原発事故による過剰発癌というの非常に分かりにくいですから、その重要性を理解するのに苦労する訳です。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
理屈はわかるんですけどねえ。でも、個人個人の確率は上がらないんですよね。単純にその理屈を確率統計の分野であてはめていいものかという点が気になります。昨年からstudyさんのやることも見てきましたけど、私は懐疑的なのでおいそれと承服しかねるのところがありますから違う方向からも当たってみます。過剰甲状腺がんになるほどの被ばくがあったかどうかも。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
studayさんは別視点からのコメントを消してしまうんで、まとめの価値として私の中では相当低い位置にあるというのも一因です。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
あ!↑綴り間違えてました、すみません。studyさんでしたね、ほんとすみません。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
[c778202] 狭骨盤だとあらかじめ分かってればいいですけどね。もう何時間も陣痛の中にいて、さあどうする奥さん!と言われて判断できるかと言われたら私には自信が無いかなあ。もう痛すぎて周りに怒鳴り散らして物に当たってるか、もう力なくなってるか…友人はレントゲン撮ってから帝王切開にしましたよ。どうするかとか医者だろお前が決めろ!って言いそう。帝王切開で産むのも大変だし。まあとにかく出産は命がけですよね。私はいきみで顔中内出血してひどい顔になったし。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月18日
[c778202] この資料には臍帯の血管が一本足りない、という話は載ってないですねえ。それはどうやって見るんですかねえ。
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月19日
医者に判断できないものを患者に判断させる、ではなく、医者がその専門性をもって判断した内容を理解して追認することが大事ということですかね。医療被曝に限らず治療方針を決める時にはそうすべきだろうと思います。
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月19日
ただ「ジレンマ」の解消に寄与すると読めるのは私の誤読でしょうか。患者もリスクを受容する決断に責任を持つべきだ、というのは同意しますが決断内容によって実際の治療内容がブレるかのように読めてしまったので。「これがベストだけどどうしてもイヤならこっちもあるよ、決めてね」ならわかるんですが「これとこれで迷ってるんだけどどっちがいいかなぁ」って素人に言われても困るわけで。
水上春奈@サウロンの口P @tarlyon 2012年10月19日
「50mSvまでなら概ね問題ない」というのは、どっちでも正解だから患者が治療方針決定に介入しても重篤な事態にはなりようがないケース、と言えるのかも知れませんね。素人が好みで選べる。別に八の字眉毛で「他の方法は無かったのか!」とか言わなくても良い程度のリスクでしかないと。
スカルライド @skull_ride 2012年10月19日
本当ですね、エコーにしといた方が良かったのかな・・でも変形は右の後頭部だったので大泉門からのエコーでは角度的に評価が難しかったのかもしれません。骨折や脳の損傷をみるのが目的でした。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
骨折は幼児の年代になってもなかなか判別が難しいので、エコーで細かな骨折がわかるようになればいいですね。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
[c779178] それって疑わしい人だけが聞かれるんですかね?ちなみに奥様の時は聞かれました?私は聞かれませんで、友人も太めの人だったので外見からは骨盤が狭いようには見えなかったのかもしれませんねえ。すると骨盤の狭さも本当はあらかじめ全員に聞くべきなんですかね。ああ、でも出産の時に開くから、いざはじまってみないと何とも分からない人もいるんですかねえ。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
[c779172] X線じゃ血管は見えないような気がしてまして、エコーもどうなの?と思ってたんですが、最近のエコーは良くみえるんですね。そういえばうちの小型犬が心臓病の診断受けた時のエコーが、私の妊娠中のエコーよりも画像が優れていて驚きました。さすが動物病院。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
[c779772]今の小児科不足の中では難しいことかもしれませんね。私の周りで3歳児の骨折が続いたんですけどどちらも外科を三軒回っても骨折とわからず、最終的に大きな総合病院の小児科行ってわかったというくらいですから、レントゲンでもこういうレベルで街の整形外科が開業していて、街の産婦人科はどうなのかという感じですね。総合病院の産科では3週で出産予約が取れるかどうかだし、上を目指そうとも現場がついていけない状況だと思いますね。
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
[c779806] 震災後、放射線以外のどんなことに対して安全基準を厳しくしたんですか?
月永こん @tsukinagakon 2012年10月19日
[c779806] 奥様、狭骨盤の疑いありだったんですね。何週くらいに聞かれたんですか?MRIは結構狭いんですけど、妊婦さんも入れるんですね。
スカルライド @skull_ride 2012年11月2日
まとめを更新しました。論文の背景を理解しないままコメントしているアカウントが多数いたので、解説文を分かりやすく変更しました。
スカルライド @skull_ride 2015年8月10日
まとめを更新しました。関連まとめを追加しました。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする