紹介『InDesignにおける「GSUBフィーチャ文字化け」の解明』
- mori_taksi
- 5832
- 0
- 9
- 9
直井さん @moji_memo 丸山さん @monokano 、そして小形による『InDesignにおける「GSUBフィーチャ文字化け」の解明』を公開しました。ご批正ください。 http://t.co/Fa8o49eQ
2012-10-10 21:51:22技術部だより:InDesignにおける「GSUBフィーチャ文字化け」の解明 | 技術部だより | (株)出版デジタル機構 http://t.co/pWaiGBvB /1500ページのほとんどが直井さんの資料…(笑
2012-10-10 21:56:12おはようございます。先週公開された『InDesignにおける「GSUBフィーチャ文字化け」の解明』 http://t.co/Fa8o49eQ について、その読みどころをつぶやきます。
2012-10-16 06:59:13「GSUBフィーチャ文字化け」とは、InDesignのデータをコピペした際に多く発する現象です。その限りにおいては、この文書はInDesignユーザ以外には関係ないとは思われても仕方ありません。でも、著者の一人としてはちょっと寂しいんですね。
2012-10-16 07:02:33なんとなく1600ページという分量が強調されているような気もしますが、大部分を占めるのは主に機械処理によって生成されたリスト部分です。これに関しては、特定のフォントのやフィーチャのリスト部分だけ読み、あとは気になるキーワードを検索——というのが「使い方」だと思います。
2012-10-16 07:06:56一方で、主に自分が担当した文章部分は、前付けを入れてもたかだか43ページで、おそらく数時間で読み通せるような分量にすぎません。以下ではこの部分について説明します。
2012-10-16 07:09:23この文書で「GSUBフィーチャ文字化けが分かる」以外の効用として、真っ先に挙げられるのは、OpenTypeフォントの隠し機能「グリフ置換(GSUB)」が説明されていることでしょう。「1.1 OpenType フォントにおける異体字の機能」に関しては、特定のアプリに依存しません。
2012-10-16 07:14:39Windows XP以降、そしてMac OS Xに搭載されているOpenTypeフォントには、じつは文字コードに紐付けられている以外に、沢山のグリフが収録されているんですね。それを使う方法の一つがGSUBフィーチャです。この文書は、その仕組みについて詳しく説明しています。
2012-10-16 07:17:59「GSUBフィーチャ文字化けが分かる」以外の効用、その2は、InDesignの異体字に関する機能が分かること。InDesignというアプリは、OpenTypeフォントのさまざまな機能を引き出すように作られています。もちろんGSUB機能もその一つ。
2012-10-16 07:21:35InDesignにおける異体字機能はGSUBを前提に設計されています。ですからInDesignを見ているだけでは理解できません。OpenTypeフォントの仕様を横に置くとすっきり整理できるんです。この文書では、そういう原理的な方法で説明しています。
2012-10-16 07:25:20「GSUBフィーチャ文字化けが分かる」以外の効用、その3。InDesignのデータを流用する際の注意点が分かること。いささか極論になりますが、InDesignのデータを、他のソリューションに流用するのは、かなり難易度が高いです。人の目による原本照合必須で、お手軽なものではない。
2012-10-16 07:28:16その理由の一つが、InDesignで文字を入力すると、意図せずGSUBフィーチャが混入することです。エディタ等で作成されたテキストを読み込み、以降文字まわりの機能を一切触らない場合はもともかく、大抵の場合はGSUBフィーチャが紛れ込む作りになっていると言えます。
2012-10-16 07:32:04InDesignのデータでは、外見だけではGSUB属性が付いているか否かは判別不能です。単純にエディタ等にコピペすると、GSUB属性が付いた部分は文字化けします。InDesignのデータは、InDesignというアプリに依存している。この当然のことを説明したのが、この文書です。
2012-10-16 07:40:37もしもInDesignのデータを、他のソリューション(例えば電子書籍等)に流用したいなら、コピペやオペレータの「技」に依存するのではなく、それに適したツール開発が必須です。本当にこの文書で言いたかったのは、そのことでした。
2012-10-16 07:42:40